配信日時 2025/11/22 19:00

【琉球風水 Vol.446|小雪号】風水古文書が導く沖縄の風景史 “沖縄らしい風景”の意味と風水の智慧

琉球風水で調える、空間と心


【琉球風水 Vol.446】2026/04/05 小雪号

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目次

1.【コラム】
風水古文書が導く沖縄の風景史
“沖縄らしい風景”の意味と風水の智慧

2.【ロンジェ最新情報】
11月のグルコン&テーブルコーディネート講座報告

3.【編集後記】
初開催の短期集中「氣の流れの鑑定講座」
1日目を終えて

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こんばんは。
東道里璃(とうどう りり)です。

11月22日、二十四節気では「小雪」に入り、
沖縄も今週から長袖が必要な季節になりました。

日中でも20度を下回ると、
沖縄では肌寒く感じますね。
季節の変わり目、
体調にはどうぞお気をつけください。

今日のメルマガでは、
私が取り組んでいる古典の風水研究と、
ロンジェでの実践的な講座の様子をお届けします。

「研究の現場」と「学びの現場」を
つなぐ内容をお届けします。

最後までお読みいただけましたら幸いです。

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[コラム]
風水古文書が導く沖縄の風景史
“沖縄らしい風景”の意味と風水の智慧
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今日は、いま進めている研究の“入口”について
少しだけお話しします。

いま私が取り組んでいるのは、
「沖縄らしい風景は、
どのような価値観と思想から形づくられたのか」
その源流を、風水古文書から読み解く研究です。

18世紀の首里城の風水や、
中国冊封使の記録については、
古文書もすでに翻刻が公開されており、
これまで多くの研究者が取り組んできた領域です。

私も、首里城の地形や風水的配置、
そして冊封使の視点を、
漢文と翻訳文を照らし合わせながら
読み解く作業を進めてきました。

そして今、まだ現代書籍としては出版されていない
琉球風水に関する古文書の解読を始めています。

解読しているのは、漢文の原書の画像ファイル。
破損や虫食いも多く、原書の修繕も遅れており、
翻刻作業に入るのがいつになるのかも未定です。
複数の書き手による史料で、楷書体は読めても、
判読の難しい草書体も数多く含まれています。

草書体の翻刻は先送りし、
まず、楷書で書かれた文章を
OCRで読み取っています。

楷書でも正しく読み取れるのは30%程度。
OCRで読み取った内容だけで翻訳すると、
AIも苦しそうです。

結局、原書のテキストを一字一字確認しながら、
手入力で復元するところから始めています。
日本の常用漢字にない字も多く、
骨の折れる作業です。

翻刻作業が進まないのもわかるような氣がします。
内容のほとんどが風水の専門知識がないと
理解できない文章です。

漢文の知識だけでなく、
風水の専門知識がないと
意味がわからないことも多いと思います。

ここまで風水に特化した琉球の記録を
見たことがありません。
世界的に見ても非常に貴重な史料ではないか、
そんな予感さえしています。

専門的な風水知識なしには理解が難しく
また、沖縄の歴史文化や土地勘もないと
理解できない内容です。

そして、後世へと知恵をつなぐためには
学術論文の読み書きのスキルも必要です。

この古文書を解読しようと行動できるのは、
もしかしたら世界でも私ひとりなのではないか...
そんな思いが、湧き上がってきました。

■ 漢文が読めない限界からの突破

これまで、風水研究をするうえで
「漢文が読めない」というのは致命的でした。
私にはもう、琉球風水の深い研究は無理なのか
そう思った時期もあります。

しかし、幸い大学図書館には専門書が豊富にあり、
大学講師となってからは、
首里城の風水を学術的に調べるには
これ以上ない環境でした。

16世紀の首里城を調べていた時、
まだ王府の史書『球陽』が書かれる前の記録として、
中国冊封使の文献を読むことになりました。

漢文で書かれたその中に、
風水の専門用語を見ることができました。
私には、それらの風水用語が
文字とともに浮かび上がって見えたのです。

引用するために風水に関するページを写真に撮り、
画像からOCRで文字を読み取り、
風水的に腑に落ちない部分など
AI翻訳と書籍化された翻訳を比較。

漢文の文法的な法則をAIに確認しながら読み解く。
そんな作業を延々と繰り返していました。

この経験を通して、
「手書きの古文書もいけるかも」と
思えるようになっていきました。

■ 良き師、そしてAIとの出会いが広げた未来

今年に入ってから、
中国福建省出身の風水環境学が専門の大学教授、
そして中国清朝期の風水鑑定法の専門家と
ご縁をいただきました。

学術的にも、実践的にも、
漢文と風水を自在に理解できる稀有な専門家です。

「もうこれ以上は無理」
そう思っていた壁も、
先生方のサポートとAIの力があれば、
乗り越えられるかもしれない。

一人でできる限界を感じたことで
人の力を借りて研究を続けるためには
どうしたらいいかと
思考がシフトしました。

地道で時間のかかる作業はしばらく続きますし、
その先に待っているデータ解析など
氣の遠くなる作業が待っています。

しかし、スケールを広げて研究ができる環境が
整ってきてことに、喜びを感じます。
研究環境次第で、研究の価値も変わり
社会に役立てる可能性も広がります。

風水思想を理解することは、
沖縄らしい風景を形づくってきた価値観や
空間哲学の源流を、
見つめ直すためでもあります。

王朝時代の風水師たちが残した古文書の解読は
“未来の沖縄をどうつくるか”という
問いそのものにも
つながっているのではないかと感じています。

■ 古典理論と現地の地形から見えてくるもの

この古文書には、
中国清朝期の風水鑑定の詳細が書かれており、
中国伝統風水の古典の理論を知らなければ
解読できない構造になっています。

習ったことのない鑑定法も多く、
「どの古典にこの技法が書かれているのか」
その出典探しから始める必要があります。

そして、その鑑定内容を
現地の地形と照らし合わせて検証しています。

意味がわかった瞬間の喜びは、
例えようもなくワクワクします。

時間はかかっても、必ず見えてくるものがあると
信じています。
風水の智慧と沖縄の風景をつなぐために、
これからも一緒に深めていきましょう。

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【ロンジェ最新情報】
11月のグルコン&
テーブルコーディネート講座報告

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11月のグループコンサルティングでは、
まず第1部で、「四柱推命120年年表の活用法」を
共有しました。

第2部では、風水空間デザイナー・
黒石レイチェルさんがデザインしたお部屋を
題材に、メンバー全員で
“気の流れ鑑定”の言語化に挑戦。
話を聞いて理解したつもりになりがちな部分を、
自分の言葉で説明する貴重な実践となりました。

琉球風水ーブルコーディネート講座は、
午前が四柱推命ヒアリング、
午後がテーブルコーディネート実習という
濃密な一日。

今月の私のテーブルのテーマは、
先月斎場御嶽で行われた
「聞得大君の御新下り」でした。

生徒さんからは、青い鳥の物語をテーマにした
アフタヌーンティーテーブル、
グリーンを基調にした
フォーマルディナーテーブルの
発表があり、どちらも物語性と調和のある
素晴らしい設えでした。

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[編集後記]
初開催の短期集中「氣の流れの鑑定講座」
1日目を終えて
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昨日、10時〜17時まで、
初めての試みとなる
「琉球風水鑑定講座・短期集中版」
氣の流れの鑑定(1日目) を開催しました。

これまで琉球風水鑑定講座は、
“1年間じっくり取り組むオンライン講座”として
設計しており、
動画学習 → ワーク → 提出 → 個別コンサル
という流れを基本にしていました。

ただ、実際には
「興味はあるけれど1年は続けられるか不安」
「まず実践しながら体感してみたい」
という声を多くいただいていました。

そこで今回、初めて 短期集中・リアルタイムで
一緒に深める講座 を企画しました。

鑑定の三本柱である

・氣の流れの鑑定
・陰陽鑑定
・八方位鑑定

をそれぞれ 2日間(10時〜17時) に分け、
合計 6日間の集中プログラム として
構成しています。

通常版(1年間:198,000円)を
2日間集中で66,000円 × 3回に構成。

必要な領域から参加しやすくなり、
1種類の鑑定だけ体験してみることも
可能になりました。

氣の流れの鑑定だけ受講してもよいですし、
学びたい方は3回全て受講することで、
通常版の内容を全て学ぶこともできます。
受講生ご自身のペースで、
学びの入口に入りやすいよう工夫しています。

集中講義の受講後は 3ヶ月間の
ロンジェ琉球風水サロン特典がついており、
全ての動画教材はすでに完成しているため、
会員サイトでの復習や、
月1回のグループコンサルティングにも
3回参加可能となっています。

オンライン講座では自分のペースで学ぶ一方、
短期集中版は レクチャー・ワーク・質疑を
その場で繰り返す ため、
「理解 → 実践 → フィードバック」の流れが早く、
受講生の皆さんの吸収度も非常に高かったのが
印象的でした。

昨日の講座では、
風水の歴史や基本理論のレクチャーの後、
風水の核となる「氣の流れ」の読み解き方を
学びながら、
ご自宅の玄関・トイレ・キッチンの各空間の
氣の流れをチェックしていきました。

初めての集中開催でしたが、
この形式は “風水の入口を体感したい方” に
合っているように思います。

受講された方からは
「自然と調和して暮らすというのは
なんだか難しい印象がありましたが、
理にかなっていると感じました。
どうすれば快適に暮らすことができるのか
本質的なことは、今も昔も変わらないということを
理解することができました」
などのご感想をいただきました。

次回は12月19日に同じ「氣の流れ」2日目。
その後に「陰陽鑑定」「八方位鑑定」と
続いていきます。

受講生の皆さんが、
沖縄の風景や住まい、日々の暮らしを
“風水の視点で見直す力” を身につける
お手伝いができること、
心から嬉しく思っています。

最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。
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【東道里璃 著書のご案内】


「琉球風水で叶うナチュラルエレガント
風水空間デザインの教科書」

▼amazon販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/4866540699

▼試し読みサイト
https://tameshiyo.me/9784866540696

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【スクール事業】

ロンジェ琉球風水アカデミー
琉球風水ライフデザイン・プログラム

■スクール全体のご案内と年間スケジュール
 https://longe.jp/school/

・【初級】琉球風水鑑定講座
・【中級】琉球風水テーブルコーディネート講座
・【上級】琉球風水インテリアコーディネート講座
・風水空間デコレーター養成講座
・風水空間デザイナー養成講座

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発行責任者:東道里璃
琉球風水師/株式会社ロンジェ 代表取締役
沖縄国際大学 経済学部 地域環境政策学科 非常勤講師

”琉球風水思想を次世代へつなぐ”



株式会社ロンジェ
所在地:沖縄県南城市玉城玉城107番地
https://longe.jp

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