配信日時 2025/03/28 19:00

【琉球風水Vol.433】丁寧に作られたエネルギーの高いものを身につける幸せ 紅型柄をモダンスタイルで楽しむ

琉球風水の教えに従う
風水空間プロデュース



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【琉球風水Vol.433】2025/07/02
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1.【コラム】

丁寧に作られたエネルギーの高いものを
身につける幸せ
紅型柄をモダンスタイルで楽しむ

2.【最新情報】

ロンジェ「風水空間プロデュース講座」
沖縄国際大学「グローカルセミナー」
いずれも4月開講にむけて準備中

3.【編集後記】

多良間島の琉球風水の謎を解く

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琉球風水師の東道里璃です。

暖かくなってきましたね。
いかがお過ごしでしょうか。

私は先月、多良間島へ行ってきました。
多良間島は、300年前の琉球風水思想を
今も感じ取ることのできる
貴重な場所です。

多良間島とは、
沖縄県の宮古島と石垣島の中間に位置しており、
宮古列島に属しています。

黒糖の産地なので、
多良間島の黒糖を見かけたことがある方は
多いのではないでしょうか。

今回は、多良間島で行われた
「琉球風水集落 再発見プロジェクト」に
参加してきました。

続きは編集後記でお話します。

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【コラム】

丁寧に作られたエネルギーの高いものを
身につける幸せ
紅型柄をモダンスタイルで楽しむ

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沖縄の伝統工芸にインスパイアされた
NY発のファッションブランド
RYUTO Designのジャケットを、
幸運なことにデザイナーである
謝敷宏(Hiroshi Jashiki)さんに
お見立ていただきました。

2025年3月1日、
那覇市天久にフラッグシップストアが
グランドオープン。

ショップへ伺わせていただきますと、
デザインのコンセプトや、
縫製後の世界を見据えたパターンのおこし方、
女性の美しさを最大限に引き出すことを考えた
生地のカットの仕方やラインの出し方など、
お洋服ができあがるまでの宏さんのこだわりを、
実物を見せていただきながら解説いただきました。

そして、宏さんからのサプライズプレゼント。
「この方に似合うだろうと
イメージが浮かんだ時に、
服をプレゼントしているんです」とおっしゃって、
紅型ジャケットをプレゼントして下さいました。


写真:RYUTO Design
松竹梅鶴亀の紅型ジャケット

サンプルでお作りになった非売品で、
宏さん手作りのジャケットだそうです。

最初に見た時は、大胆な柄でしたので、
正直びっくりしたのですが、
合わせてみましたらとても良い感じでした。

以前の私でしたら紅型柄のジャケットは
着れなかったと思いますが、
紅型の琉装を着るようになっていたので、
大胆な柄のジャケットも
受け入れる素地ができていました。


写真:昨年12月、RYUTO Design shop AMEKUでの
プレオープン レセプションパーティーにて

デザイナー謝敷宏さんと共に

まさか、紅型の柄がデニム生地の
ジャケットになるとは驚きです。

宏さんは、伝統的な柄を選ぶ際には、
高貴で気品を感じるものを選んでいるとのことで、
こうした柄物にも品があります。

私が担当している大学講義の
「グローカルセミナー」にもぴったりです。

自分では選べないデザインを、
デザイナーさんにお見立て頂いた嬉しさで、
久しぶりに服を楽しんでみたいと思いました。

昔は洋服が大好きで、
キャスターとしてテレビにも出ていたので
とてもこだわっていた時期があります。

10数年前に沖縄に来てからは、
東京で着ていた服が、色、素材、デザインが
ライフスタイルと合わずほとんど処分しました。

しかしながら、なかなか買いたい服も
見つからなくて、
沖縄に来てからは服に興味がありませんでした。

そこそこお洒落に見えればそれでいいかなと思い、
東京で身につけたセンスを失うわけでもないけど、
磨いたりこだわったりする訳でもなく
という時間を過ごしてきました。

東京のど真ん中で生まれ育ったので、
周りには当たり前のように海外のブランド品や
日本のDCブランドと呼ばれるような服が
身近にありました。

ある時、中身がたいしてないのに、
外見にばかりこだわっている自分が
バカみたいに思えてきた時期がありました。

そして、外見よりも、風水を通して
内面を磨くことにエネルギーを注いだら、
ブランドものの服を頑
張って着ていた頃の自分よりも、
人生が充実していくと感じていく自分がいました。

ファッションにエネルギーを注ぐことを
しばらくしていなかったのですが、
宏さんの生地や縫製に対するこだわりを
お聞きしていたら、
「こんなに大切に作られているお洋服だったら
着てみたい」と思いました。

要するに、洋服に対する自分のの気持ち次第
なんだと思いました。

ブランドものの服が悪いのではなく、
中身がない自分が外見だけ頑張っていることに
違和感があったんです。

そして、ファストファッションの普及で、
部屋着などは安く手に入るようになりました。

便利ですが愛着はなく、
使い捨ての洋服文化を
いつの間にか受け入れていました。

デザイナーさんの顔が見えるような世界ではなく、
洋服は単なる物でしかなかったように思います。

宏さんの紅型ジャケットを羽織ると、
鎖骨が綺麗に見えるようなカットで、
フロント開口部の柄も
左右できれいに柄が合わせられていました。

こうして、丁寧に作られたエネルギーが
伝わってくるお洋服は、
着ることで自分自身のエネルギーも
高まっていくような気がしました。

テーブルコーディネート事業を始めたことで、
やちむん、漆器、銀細工を生活に
取り入れるようになり、
工芸品のある生活の素晴らしさを
実感しているところです。

紅型については色々と調べてきましたが、
本物の染めの紅型は気軽に使えるものではなく、
プリントされた紅型の琉装も
活用できる機会は限られていると感じていました。

デザイナーの宏さんから、
「服のデザインに合わせて柄の出し方や
生地のカットの仕方も丁寧に計算して作っている」
と説明を受け、
実際に来てみたら本当にそうなっていることを
体感できると、
「これなら、安心して、自信を持って着られる」
と思いました。

RYUTO Designの洋服を着させていただき、
作り手の想いを感じる物を、
日常で使っていけることの幸せを感じました。

想いを込めてつくられた作品は波動も高いです。
自分自身のエネルギーを高めるためにも、
日常で使うものこそ、
作り手の顔が見える良いものを使っていきたいと
改めて感じました。

宏さんは、琉球大学で伝統的な染織を学び、
New Yorkではカルバン・クラインのデザイナーを
されていらっしゃいました。
今、「沖縄愛」をファッションで
表現されています。

古典の紅型を、New Yorkスタイルの
最先端ファッションで楽しみたい方は、
是非、RYUTO Design shop AMEKUへ

インスタアカウントはこちら
https://www.instagram.com/rdshopameku/

写真で見るよりも、実際に試着してみると
宏さんの計算されたデザイン美を実感できます。

今年は、琉球風水×RYUTO Designの
コラボレーション企画も、
生まれるかもしれません。
お楽しみに。

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【最新情報】

ロンジェ琉球風水アカデミー
「風水空間プロデュース講座」4月開講

沖縄国際大学では、今年度も
「グローカルセミナー」を担当します。

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■「風水空間プロデュース講座」4月開講

今年の講座は、陰陽五行思想をコンセプトに
テーブルコーディネートを行います。

日々の暮らしの中で、創造的な時間を過ごすことは
自分とつながる時間を得ることになります。

https://longe.jp/school/

■沖縄国際大学「グローカルセミナー」

前期は「街」がテーマです。

風水思想により作られた
首里城や沖縄集落の成り立ちを学び、
自分の行きたい外国の街について調べ
SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」
について考えます。

SNS更新中
あなたのお使いのSNSでお楽しみください。

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【編集後記】

多良間島の琉球風水の謎を解く

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先月、多良間島(たらまじま)へ
行ってきました。

この多良間島には、
観光アクティビティとして
「琉球風水村の謎解きツアー」が存在します。
多良間島観光コンシェルジュの
波平かずと君が企画したものです。

今回のプロジェクトの趣旨は、
「琉球風水村の謎解きツアー」へ参加し、
島の歴史や文化をテーマにした
謎解きアクティビティを通して、
島民も知らない魅力を発見し、
島の価値を見出すお手伝いをすることでした。

「琉球風水村の謎解きツアー」には、
謎解きのお題が書かれた冊子が用意されており、
参加者はそれぞれ冊子と地図を片手に
ポイントを訪れ、謎を解いていくというものです。

「琉球風水村の謎解きツアー」にガイドはつかず、
個人個人が巡る謎解きアクティビティです。

それぞれが自分のペースで巡る予定でしたが、
今回は天候が悪く車で移動することとなりました。

私は多良間島コンシェルジュの
波平かずと君のガイドで
琉球風水村へと出発しました。

波平くんが企画した
「琉球風水村の謎解きツアー」を体験しよう
という思いもありましたが、
私が多良間島に抱いている琉球風水の謎を
本気で解きたい気持ちもありました。

そこで、私は波平くんとともに、
「琉球風水集落を本気で謎解きするツアー」に
出ることにしました。

さて、私が多良間島に入る前に、
本気で抱いていた
「多良間島の風水集落の謎」とはどんなものか
以下、ご紹介します。

・なぜ、集落が島の北部にあるのか
・王朝時代の風水師が来島して
風水設計した記録は、島に残っているのか

・集落が設計されたのはいつか
・誰が、この集落を設計したのか

・多良間島集落の成り立ち 
根家(集落の始まりの家)はどこか、誰か

・集落の始まりの家の御嶽はどこか
・多良間島集落の玄武はどこか
・多良間島にノロ(神女)はいたのか

・腰当の森はどれか
・抱護林ができたのはいつか
・抱護林は現実レベルでどのくらい機能しているか

・明和の大津波(1771年)の影響は、
どれくらい、どのように受けたのか

・なぜ、塩川御嶽は集落から離れた場所にあるのか

・現在の多良間村が琉球風水のどこに着眼し、
どう守ろうとしているのか

・島の方々は、風水集落について
どのくらい意識されているのだろか

・「日本で最も美しい村」への加盟、
「日本林業遺産」登録、
「日本農業遺産」登録により、
これらが島の風景を
どれくらい開発から守る力となっているのか。
景観破壊が行われる懸念はないと言えるほど
力があるのだろうか

上記の謎を解くため、
「琉球風水集落を本気で謎解きするツアー」に
出発しました。

巡る順序は、
私が通常風水集落の調査を行う手順にしたがって、
決めていきました。

風水集落の調査のはじめの一歩は、
集落最後方にある高台に立ち、
集落全体を俯瞰することです。

そこに立つことから全てが始まります。

300年前の風水師が立ったであろう
同じ場所に立ち、同じく、大地のエネルギー、
天からのエネルギーを受け、
同じ風景を見て何を感じるか。

それを味わうことが風水集落の
謎解きのスタートラインです。

そして、集落の始まりの家と
その後方にある集落の背中の御嶽を見つけて、
集落全体の構成をつかみます。

通常の風水集落調査では、
地図を見ただけで、
だいたいの集落の構造が
イメージできるのですが、
多良間島は島に入るまで
全くわかりませんでした。

事前に学術文献も読んでいましたが、
イメージが全然できません。

仕方がないので、分厚い学術文献を
4冊スーツケースに入れて持ち込み、
多良間島到着の翌日の朝に文献を読んでから、
本の情報と実際の場所をリンクさせて、
謎解きツアーへと出発しました。

現地についてから文献を読むことで、
ようやく文献にあった文章の意味を
解読し始めました。

波平くんと巡った
「琉球風水集落を本気で謎解きするツアー」は、
極めてエキサイティングな体験となりました。

このツアーの後、多良間島役場の政策参与で、
農学博士の来間玄次先生の講義を
受講できました。

琉球大学名誉教授の仲間勇栄先生とともに、
多良間島の風水研究をされている方です。

フィールドワークで得た情報をまとめる、
良い時間となりました。

私が多良間島に抱いていた風水集落の謎を解く
「琉球風水集落を本気で謎解きするツアー」は、
3時間という短時間ではありましたが、
現地ガイドの波平くんの協力もあり、
かなりの成果を得ることができました。

多良間島の持続可能な発展のために
お役立ていただけるよう、
しっかりと情報をまとめていきたいと思います。

今回の多良間島旅行は、
ツアーコンセプトのデザインが
美しくできあがっており、
素晴らしい仲間に出会うことができました。

多良間島という特別な土地では、
一般的な観光とは違った
特別なプログラムにより、
突き抜けた顧客満足度を得ることを体験しました。

私が研究している「琉球風水」は、
現代社会においては革新的な概念で、
今世生きているうちには
日の目をみることもないかもしれない
という思いでいました。

琉球風水がこれからどんな形で世に出ていくのか、
私にもわかりません。

ただ、素晴らしい仲間との出会いに感謝し、
琉球風水の研究を続けられることに感謝し、
社会の中での自分の役割を
淡々とこなしていきたいと思います。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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【東道里璃 著書のご案内】

「琉球風水で叶うナチュラルエレガント
風水空間デザインの教科書」

▼amazon販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/4866540699

▼試し読みサイト
https://tameshiyo.me/9784866540696

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【業務内容】

■ロンジェ琉球風水アカデミー「風水空間プロデュース講座」

・【初級】家づくりコース(オンライン)
・【中級】デコレーションコース(対面)
・【上級】インテリアコース(オンライン)
・風水空間デコレーター養成講座
・風水空間デザイナー養成講座

https://longe.jp/school/

■【新築】建築家とコラボの風水住宅設計

自然と調和する琉球風水住宅(約2年)
業務提携:門一級建築士事務所
※「風水空間プロデュース講座」家づくりコース付き

https://longe.jp/new-construction-colabolation/

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発行責任者:東道里璃
琉球風水師/株式会社ロンジェ 代表取締役
沖縄国際大学 経済学部 地域環境政策学科 非常勤講師

”琉球風水思想を次世代へつなぐ”

株式会社ロンジェ
所在地:沖縄県南城市玉城玉城107番地
https://longe.jp

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