配信日時 2024/10/04 23:59

【琉球風水Vol.420】四神を戦わせたら、どれが一番強いのか?

沖縄文化が香る洗練された空間
自然と調和する琉球風水住宅に



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【琉球風水Vol.420】2024/10/4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1.【コラム】
四神を戦わせたら、どれが一番強いのか?

2.【最新情報】
沖縄国際大学、後期授業スタート

3.【編集後記】
八月十五夜の獅子をイメージした
テーブルコーティネート

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

琉球風水師の東道里璃です。

400年の伝統を持つ南城市玉城集落の獅子舞。
2024年は9月17日が八月十五夜でした。



ロンジェ琉球風水アカデミーの
10月のテーブルコーディネートレッスンでは、
玉城の獅子をコンセプトにテーブルを
コーディネートをいたしました。

解説は、編集後記で。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【コラム】
四神を戦わせたら、どれが一番強いのか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大学講師にならなかったら、
この問いを自分に問いかけることは
一生なかったと思います。

こちらは、今週の沖縄国際大学講義での
学生さんからの質問です。

今週は、風水理論の講義をしたのですが、
振り返りシートに書かれていた質問です。

見た瞬間、ウケました(笑)

「根本的な価値観が違うとは
このことである」という典型です。

風水思想では、
四神は、四神がどれ1つ欠けることなく
全部揃うことに意味があります。

よって、戦って誰かを倒す必要がないので、
どれが一番強いかなど、考える必要がありません。

だから、考えたこともありませんでした。

どれが一番強いのか?といのは
ゲームかなにかの発想ですかね?

しかし、問いかければ、考えます。
風水師として、どう答えるのか。

「一番強い」という言い方があっているかどうかは
わかりませんが、1番を選べといわれたら
「玄武」の黒い亀です。

なぜなら、玄武の全ての氣の発生源ですので、
玄武がいなければ、青龍も白虎も朱雀も
その存在が生み出されることがありません。
玄武がいなくなれば、同時に全てがなくなります。

だから、青龍も白虎も朱雀も
玄武を倒すことなどしないでしょう。
自らを滅ぼす行為です。

そして、玄武も、自ら生み出した
青龍、白虎、朱雀を
倒す必要はありません。

エネルギーをわけて生み出したものを
破壊することなどしないでしょう。

人間が自然を征服するという発想の西洋
人と自然が調和しながら共存するという発想の東洋

四神相応は東洋哲学で、
四神とは、「調和」の象徴です。

これが、西洋的な発想になると、
「どれが一番強いのか」と聞いてみたくなるの
かもしれませんね。

いやー、びっくりしました。
来週の講義で、風水師としての答えを伝えたいと思います。
どういう発想からこの問いがうまれたのかも
聞いてみたいと思います。

20代男子の意見、貴重です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【最新情報】
沖縄国際大学、後期授業スタート
沖縄文化をテーブルで表現

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週より、大学講義の後期がスタートしました。
前期に引き続き、
グローカルセミナー2を担当します。

最終的には、沖縄文化のテーブルコーディネート
プランを立てることがゴールです。

海外を目指す学生向けの講義ですので、
テーブルコーディネートのテクニックも教えますが
メインは、西洋と東洋の文化の比較です。

ライフスタイルにおける文化の中に
東洋では風水思想が息づいています。
東洋の文化を風水思想から解説しました。

SNS更新中
あなたのお使いのSNSのでお楽しみください。

東道里璃FB
https://www.facebook.com/lilytodo.longe/

東道里璃インスタ
https://www.instagram.com/ryukyu_fengshui_lily/

東道里璃Threads
https://www.threads.net/@ryukyu_fengshui_lily?hl=ja

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】

八月十五夜の獅子をイメージした
テーブルコーティネート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━



テーブルクロスのブラウンが獅子のボディ、
赤い漆器のプレートが獅子の顔、
キャンドルの黒で前髪の色を表現しています。

金の丸いプレートが満月で、
ナーカの御神屋でいただいた、
沖縄版お月見団子であるフチャギを
冷凍保存しておき、解凍して中心に置きました。



私がイメージできていたコンセプト設計は
ここまででしたが、
デザインの言語化力が高い受講生からは、
「中央の白いテーブルランナーが、
月の光のラインに見えました」
との意見があがりました。

いつも、私のイメージ以上に、
私の中にある無意識を言語化していただき、
今回もとても驚きました。

言われてみれば、その通り。
水面に映し出される満月の光が、私は大好きです。

日本の獅子舞は、お正月に登場することが
ほとんどですが、沖
縄では旧暦八月に登場することが多いようです。

王朝時代、冊封使をもてなすために
催された仲秋の宴にも、
獅子舞が登場した記録が残っています。

旧暦八月十日は、沖縄では赤カシチーと言って、
小豆の収穫が行われる時期で、
お赤飯が神様にお供えされました。

八月十五夜にお供えされるフチャギにも、
餅に小豆が添えられます。
秋の収穫に感謝の祈りを捧げる豊年祭。

日本では、農作物の収穫時期に合わせて
8月15日の十五夜は芋名月。
9月13日の十三夜は、豆名月、栗名月。

沖縄の十五夜は、8月15日ですが、
どちらかと言えば豆名月になりますね。

フチャギは、餅が月を表し、
小豆が星を表しています。

フチャギは甘くないのが特徴です。
日本でも、砂糖が普及するのは江戸時代以降です。

16世紀には、琉球王朝時代にフチャギが
お供えされた記録があり、
この当時は砂糖は高級品ですから、
小豆と言っても甘くはなかったのでしょう。

最近のフチャギは、
甘いフチャギも販売されています。



通常、小豆はつぶさずに餅につけますが、
ナーカの御神屋では、
「つぶしたほうが、食感が良くて美味しい」
とのことで、小豆をつぶして餅につけています。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【東道里璃 著書のご案内】

「琉球風水で叶うナチュラルエレガント
風水空間デザインの教科書」

▼amazon販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/4866540699

▼試し読みサイト
https://tameshiyo.me/9784866540696

【最新情報はSNSで】

▼Instagram  
https://www.instagram.com/ryukyu_fengshui_lily/

▼Threads
https://www.threads.net/@ryukyu_fengshui_lily?hl=ja

▼ロンジェ琉球風水アカデミーFBページ 
https://www.facebook.com/longe.jp

▼東道里璃 FBアカウント
https://www.facebook.com/lilytodo.longe

※メルマガ読者様のお友達申請を受け付けています。
メッセンジャーでメルマガ読者様である旨DM下さい。

▼YouTube 東道里璃『風水空間デザインの教科書』ch
https://www.youtube.com/channel/UCK44ppu_oziwEClIYiCXi-Q

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【業務内容】

■ロンジェ琉球風水アカデミーの講座

1.通学型ウェルネスツーリズム(年間レッスン)
「琉球風水テーブルデコレーション講座」
(2025年4月開講予定)

2.オンラインサロン(月額会員制)
「琉球風水の家づくり塾」
毎月第1土曜日 9時〜12時開催

https://longe.jp/school/

■【新築】建築家とコラボの風水住宅設計

自然と調和する琉球風水住宅(約2年)
業務提携:門一級建築士事務所
※「琉球風水の家づくり講座」付き

https://longe.jp/new-construction-colabolation/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発行責任者:東道里璃
琉球風水師/株式会社ロンジェ 代表取締役
沖縄国際大学 経済学部 地域環境政策学科 非常勤講師

”琉球風水思想を次世代へつなぐ”

株式会社ロンジェ
所在地:沖縄県南城市玉城玉城107番地
https://longe.jp

▼お問合せメールフォーム
https://longe.jp/r/stepmail/kd.php?no=JqOmqlDpwi

▼メルマガのバックナンバーはこちら
https://1lejend.com/b/chphIRnMw/

▼配信メールアドレスの変更はこちら
https://1lejend.com/stepmail/edit.php?no=xmzshh

▼メールマガジンの解除URLはこちら
https://1lejend.com/stepmail/dela.php?no=xmzshh&a_mail=example%40example.com