配信日時 2023/12/19 19:00

失敗しないインテリア・テーブルコーディネートの極意

”沖縄を感じる”
理想のインテリア・テーブル用品がわかる



沖縄オリエンタルスタイル
東洋の精神美×西洋の装飾美
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2024年1月11日(木)〜14日(日)
沖縄人気作家の食器コーディネート体験

2024年2月8日(木)開講予定
沖縄インテリアデコレーター資格講座

最後にお知らせがあります。

ーーー

こんばんは、東道里璃です。
12月も残すところあとわずか。

お正月の準備をする時期になりました。
いかがおすごしでしょうか。

私は、お正月の準備以前に、
新年が明けてすぐに開催予定のイベントに向け、
インテリア用品、テーブル用品を探し、
走り回っています。

今日は、「失敗しないインテリア・テーブルコーディネートの極意」
をお伝えします。

それは、実にシンプルです。
「購入前に、実物を合わせてみること」
これだけです。

インテリア、テーブルのコーディネートの
3ステップ

1)コンセプト設計
2)プランニング
3)実物を組み合わせる

今回は、来月のイベント用のコーディネートを事例にして
3ステップを具体的に解説します。

1)コンセプト設計

コンセプトは、以下のように設定しました。

沖縄の工芸品を購入されたい観光客に向け、
迷わず、短時間で理想のお買い物ができ
その上、テーブル装飾の腕がワンランク上がる
沖縄体験講座をつくる

2)プラニング

沖縄の工芸品がお好きな観光客に向けての
サービスですので、
伝統工芸品を主役にして
プランを考えました。

食卓に並ぶ沖縄の伝統工芸品と言えば
やちむん、琉球ガラス、琉球漆器。
そこに、紅型をどうにか入れたい。
さらに、金細工が入ったらもっといいなぁ。

私はインテリアデザインでは、
インテリアの主役は「家具」と考えていますが、
食卓の主役は、「食器」です。
やちむんの食器探しからスタートしました。

沖縄にはたくさんのやちむん作家さんが
いらっしゃいますが
一番初めのイベントですので、
一番ご近所の玉城焼窯元、稲福哲雄さんに
ご協力をお願いすることにしました。

お散歩で毎日のように工房の前を通りますので、
制作のプロセスなども
直接いろいろとお聞きしています。

初イベントなので、想定外のことも
起きると思いますが、
細かなちょっとしたことも相談できますので
安心して仕事を進められるという点が
スタートでした。

工房には、ショップも併設されていますので、
気になった時にはいつでも見に行けます。

何を一緒にコーディネートするかのイメージも
イベントを企画する以前から
無意識レベルで考えていました。

実は、最初は全くイメージが浮かばなくて
どうなるかと思っていました。

が、ある時、ふと降りてきました。

先月、琉球ガラス村様でのセミナー開催で、
城間びんがた工房さんの紅型模様を
アクセントに取り入れました。

事前に二回ほど、城間びんがた工房さんへ
下見に行っておりますが、
海中を描いた紅型の作品があったのが
印象に残っていました。

前回のグリーン系コーディネートでは
候補にはならなかったのですが、
今回の稲福哲雄さんの作品にはぴったり。

哲さんのコマカアイランドブルーのお皿は
斎場御嶽のすぐ近くに
コマカ島という無人島があり
そのコマカ島を取り囲む浅瀬の海の
美しいブルーが表現されています。

さて、このお皿を使い手側の目線から
美しく、楽しく、機能性高くコーディネート
できないだろうか。

そんなことを考えていました。

しばらくイメージが降りて来なかったのですが
琉球ガラス村さんのコーディネートで
相当な数のテーブル用品を見ていたので
イメージするためのストックがたまり
引き出せる状態になった時に降りてきました。

テーブルクロスは、深海のディープブルー。
深海の海の青と、浅瀬の哲さんのお皿の明るい青の
グラデーション。

同系色なので、まとまりはしますが、
類似色なので、お皿がぼやけてしまう。

クロスとお皿の間に
沖縄の白い砂浜をイメージする
サンドベージュのプレートを挟み
コントラストを出して、お皿を際立たせてみよう。

古典柄テイストのサンゴと
カラフルな魚が描かれた海中の紅型を
テーブルナプキンでアクセントにすれば
海の世界観が出る。

クロスもお皿も無地なので、
紅型で1割くらい柄が入ると華やか。
カラフルな柄物の紅型は、使い方が難しいですが
全体の1割以内で、アクセントとして使うなら
ほどよく陽の氣をプラスしてくれます。

インテリアでは、クッションのような役割ですね。

こんな風に、完成イメージを作り上げていきます。

3)実物を合わせる

ここが一番大変なところです。
コンセプト設計やプランニングは、
脳の仕事ですが、
実物を合わせるのは、肉体労働です。

哲さんの食器にしようと決めつつも
工芸品のセレクトショップに足を運び
様々な作品を見る作業を行っています。

どんな人が、どんな時に、どんな思いで
やちむんを買っていらっしゃるのか。

そして、作家さんはどんな思いで、
どのくらいのペースで
作品をつくっていらっしゃるのか。

ショップの方はどちらもよくご存知で、
お話を伺ってきました。

購入する方のお気持ち、
そして、作家さんのお気持ち、
どちらの気持ちも理解できていることが
テーブルコーディネートを成功させる上で
とても大切だと考えています。

セレクトショップを周りながら感じたのは、
テーブルコーディネートに必要な
4人分のセットは、
まず手に入らないということでした。

これは、大量生産ではなく
ハンドメイドだからだと思います。

また、実物を目の前にしても
コーディネートの完成イメージを描くのに
苦戦しました。

それは、実際に使う時のシチュエーションで
食器を並べた時の画像を
頭の中だけではイメージできないからです。。

先週は、2件のセレクトショップを訪れましたが
一般的に、食器は積み重ねられていたり、
見栄え良く一つ一つ棚に
ディスプレイされています。

お茶碗、汁椀、主菜皿など、
それぞれ別々の場所に置かれているので、
実生活の食卓にのせるように組合せて
置いてみたらどうなるかのイメージは
描けません。

私の場合、テーブルコーディネートの
プランニング中であることをお店の方へ伝え
SNS等でアップしなことなどお約束し
お写真を撮らせていただいてます。

家に帰ってから
撮影した写真を一つのファイルにまとめ
カタログのようにして、
じっと眺めてコーディネートアイテムを決めます。

そして、それから、店舗へ1〜2回訪れて
食器を決めます。

同時並行で、食器と合わせる、箸、箸置き、
テーブルナプキン、テーブルクロスなど
周辺のものも、実在するアイテムを探して
トータルで合わせています。

何かが足りなければ、
プランは根こそぎ変更になりますので、
決定は最後の最後で、一気に揃えます。

それでも、最終的にはアイテムを決めて
実際に並べて、OKか否かがわかります。

インテリアコーディネートと
テーブルコーディネートは、
プロセスが本当によく似ています。

セレクトしたアイテムを、
実際に合わせて決めることが
失敗しないための一番の近道です。

今日は、哲さんの
やとむんのお皿を借りに行き、
自宅でテストコーディネートしてみました。

手持ちアイテムでコーディネートをある程度まとめ
そこから、紅型、漆器のお店で
実際に商品を合わさせていただいて、決定します。

食器を借りてくる前に
合わせることをイメージしていた器は
一緒に置いてみると相性が悪く
他の手持ちの器となんとか合いました。

クロスも2色、お皿の下に敷く折敷も
4パターン試して、収まりのいい組合せが
決まりました。

正直、プランニングの際に描いたイメージは
5割程度のヒット率なので、
白、黒、金銀などのニュートラルな色や形の
テーブルアイテムを豊富に持っていると
コーディネートは安心です。

今回のコーディネートで一番驚いたのは
やちむんのパワーです。

英国王室御用達の食器メーカーの
和食器シリーズを使っているのですが、
やちむんと並べたら、
「あれ!?」と思ってしまうほどの
やちむんの存在感と高級感。

ニュージーランドに住んでいた時、
陶器はポタリーと言って、よく見ていたのですが
カジュアルなイメージがありました。

哲さんのお皿は、美しいブルーの釉薬に加え
表明に海面のキラメキが表現された輝きがあって
ゴールドの漆器のプレートと、
すごく相性が合いました。

「やちむん、すごい...」というのが、
今日の率直な感想です。

実際に使い方をイメージしながら、
漆器やグラスと合わせてコーディネートしていくと
店頭で遠目に見ていた時とは
全く違う世界が見えてきました。

哲さんのお皿は、
ショップに出すとすぐに売れてしまうとのことで、
大人気だそうですが、
テーブルに置いてみて、
その理由が体感できました。

こんな体験をお届けしたいというのが
来月からスタートする
沖縄人気作家の食器コーディネート体験プログラムです。

やちむんの食器はお値段もはりますので、
きちんとコーディネートイメージを固めて
お気に入りの食卓を造りたい方も多いと思います。

食卓のトータルコーディネートを
体感できるイベントとして、
多くの方に楽しんでいただけたらと
思っております。

【首里城復元に向けて】

先週は、琉球漆器の作家さんとお話しました。

まだ、若手の方で、職人の卵さんです。
来年は、首里城の復元工事でお仕事するそうです
とてもうれしそうでした。

首里城の再建工事が本格的に始まるので、
これから3年は、沖縄の漆職人さんたちは
忙しくなりますね。

平成の首里城はアクシデントがありましたが、
職人の皆様にとって、
首里城の復元工事に関われるのは、
一生のうちで一度あるかないかの
機会ではないかと思います。

30年後には、今回の首里城復元の実績が
実力となって、すばらしい作家さんに
なっていることと思います。

なんだか傍で見ている私まで
ワクワクしてくるようなお話です。

未来の作家さんのプロフィールに
「首里城復元に関わる」という文字が
目に浮かびますね。

首里城は、建築物であると同時に
漆の芸術品であるとも言われています。

首里城を訪れると、
どこかしらの門で、塗装作業が行われています。

首里城の復元は、昔ながらの技法で行われており
首里城の修復作業や復元作業は、
職人さんの技術を未来へ繋ぐ役割があります。

伝統工芸品の中でも、やちむんや琉球ガラスは
現代のライフスタイルでも活用できる機会が
多いのですが、
琉球漆器と紅型は、それはそれは手間がかかり
日常で気軽に取り入れられる
素材でも価格でもありません。

テーブルコーディネートに漆器が入ると
それだけでぐっと東洋の世界観を
醸し出すのですが、
本物だけにこだわると
価格面、メンテ面で
無理が出てくることもあります。

箸、箸置き、そして、できれば汁椀まで
琉球漆器を取り入れられないだろうか。

そんなことを考えながら
コーディネートプランを考えています。

年末まで、琉球漆器、紅型、琉球ガラス、
やちむんの作家さんと打ち合わせが続きます。

【お知らせ】

■沖縄人気作家の食器コーディネート体験

場所:ロンジェ玉城本社(南城市玉城玉城)
日程:2024年1月11日(木)〜14日(日)
時間:各日3回 
   10時〜11時、13時〜14時、15時〜16時
定員:各回5名
駐車場:有り

お申し込みは今週末より
受付開始の予定です。

■沖縄インテリアデコレーター養成講座

2024年2月8日(木)開講予定

今回ご案内した、
「沖縄人気作家の食器コーディネート体験」の
講師を養成するための、
「沖縄インテリアデコレーター資格講座」を
開講します。

本講座は、東洋の琉球風水思想と
西洋のインテリア・テーブルデコレーションを
学んで実践する世界で唯一の講座です。

「自然と調和する風水思想に学び自分軸を定める」
「西洋的なインテリア装飾で美しく暮らす」

この2つを同時に実現します。

東洋の精神文化、西洋の装飾文化を
歴史、哲学、理論を学び、
コンセプト設計から実演を繰り返し
ゼロから一のアートを生み出す力を磨きます。

テーブルの主役には沖縄の伝統工芸品を使う
琉球オリエンタルスタイルです。

伝統工芸品の魅力を再発見し
次世代へと技術をつなぐための活動に
参加したいという方のための講座です。

私は不器用なので、陶芸や紅型など
ものづくりはできないのですが
組み合わせるのが得意なんです。

ご興味のある方は、来年1月の
「沖縄人気作家の食器コーディネート体験」で
お会いできれば幸いです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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【東道里璃 著書のご案内】

「琉球風水で叶うナチュラルエレガント
風水空間デザインの教科書」

▼amazon販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/4866540699

▼試し読みサイト
https://tameshiyo.me/9784866540696

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【業務内容】

■沖縄伝統工芸品の食器・土産物等に関連した
店舗、飲食店、宿泊施設の皆様へ

1)伝統工芸品を使ったインテリアデコレーション、
テーブルコーディネートの提案、及び、施工

2)伝統工芸品を現代の暮らしの中で活用する
インテリア・テーブル装飾のセミナー講師

3)伝統工芸品のインテリア・テーブルアイテムの
トータルコーディネートによる
デモンストレーション販売支援

4)伝統工芸品を引き立てる
インテリア・テーブル用品販売

■伝統工芸品を活かすインテリアコーディネーター
テーブルコーディネーターを目指す方へ

対面とオンラインのハイブリッド
少人数制の個別指導

ロンジェ琉球風水アカデミー
「琉球空間デコレーター養成講座」
2023年2月開講予定

▼風水空間デザイン講座 最新月次報告レポート
https://longe.jp/category/business/monthly-report/

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発行責任者:東道里璃
琉球空間プロデューサー・琉球風水師

”琉球の伝統工芸、精神文化を次世代へつなぐ”

株式会社ロンジェ
所在地:沖縄県南城市玉城玉城107番地
HP: https://longe.jp

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