配信日時 2026/04/19 19:45

50年前のトイレ修理で気づいた「一生モノ」の設備選び

〇〇様 

廃材天国の秋山陣です。


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最近雨が多いですが、
暑くもなく寒くもなく、
外作業には最高の季節ですねー。

前回のメルマガでお伝えした
「和モダン、ラグジュアリートイレ」は、
もうすぐ完成!という所まで来ています。
お楽しみに!

さて、今回は同じトイレでも「既存トイレの修理」から見えてきた、
ちょっと面白い設備選びのお話です。

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先日、築50年の空き家を持つ大家さんから、
「入居者さんが入る前に、トイレの漏水を急いで直して欲しい」
とご依頼を受けました。

おそらく新築時から50年間、
一度も交換されていないであろう古い水洗トイレ。
「こんな古い便器、部品がなかったら本体ごと交換(10万円コース)になるのでは…」と、
大家さんはかなり心配されていました。

ところが、TOTOに問い合わせてみると驚きの回答が!
「フロートバルブという部品を交換すれば直りますよ。」
「現在でも純正部品があります。」
とのこと。

ネットで発注するとすぐに届き、
あっさりと修理完了!

これには大家さんも大喜びでした。

車でも家電でも、
大抵の製品は製造終了から10年で部品供給が打ち切られます。

しかし、TOTOは「陶器製品は一生モノ」という哲学のもと、
モデルが変わっても基本構造に必要なバルブなどの部品を共通化し、
長く使えるようにしているそうです。
素晴らしい企業姿勢ですよね。

一方で、デザイン優先の最新型「タンクレストイレ」などは、
タンクと便器が一体になっているため、生産終了から10年で部品が打ち切られてしまうそうです。

実は、廃材天国でもこれと似たようなトラブルがありました。

7〜8年前に導入した節水型のタンク式便器から、
今回と同じような漏水症状が出たのです。

こちらは節水型ゆえにタンク内部の構造が複雑で、
プラスチック部品がたくさん使われています。
ウチは井戸水を利用しているため、鉄分やカルシウムなどの水垢が酷く、
それが原因で複雑なプラスチック部品(排水筒)を交換するハメになりました。

50年前のシンプルなモデルなら、
フロートバルブとボールタップという単純な部品だけで構成されているので、
自分で超簡単にメンテナンスできるんです。

水道水なら問題なくても、ウチのように井戸水を使うとなると、
複雑な節水型や最新式のタンクレスは要注意ですね。
(※廃材天国はバイオトイレに流すという制約上、水量を絞る必要があり、泣く泣く節水型にしているという矛盾があるのですが、、、笑)

さて、ここからが本題です。

次に建てる新築自邸のトイレをどうするか?
デザイン重視のタンクレスにするか、それとも昔ながらのタンク式にするか、、、。

色々と調べていると、なんと映画に出てくるような
「天井近くにタンクがあって、引き紐を引っ張ってジャーッと流すクラシカルなトイレ(ハイタンクトイレ)」
が現行品として販売されているのを見つけました!

新築の家にも井戸を掘って、あえてこの「引き紐式トイレ」をつける。
構造がシンプルで自分で直せて、長く使い続けられる。
これこそが「質実剛健でサステナブルな選択」じゃないかと、
今からワクワクしています!
(新築では確認申請上、合併浄化槽がマストなので、非節水型でも水量は問題ありませんしね)

古い家を直す現場にいると、一番よく目にするのは
「樹脂製(プラスチック)部品の劣化」です。

だからこそ、新築の自邸では、
便器や洗面ボウルは陶器製、
浴槽はホーロー製、
水回りの床や壁は石かタイル、
と、時が経っても味わいが出る素材を選ぶつもりです。

エネルギーの自給やセルフビルドにおいて本当に大事なのは、
「設備機器のメンテのしやすさ」

「自分で部品交換が可能かどうか」
という部分。

家や設備は、たった10年そこらでダメになるものではありません。
30年、40年経った時でも、部品をポンと交換するだけで使い続けられる。
そんな「安心感」を持てる家づくりを目指して、絶賛構想を練り中です!

新築プロジェクトの進捗も、またご報告しますね。
お楽しみに!