配信日時 2025/10/12 10:10

稲刈りが終わりました

〇〇様 

廃材天国の秋山陣です。


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朝晩と日陰は涼しいですが
日中に外で作業しているとまだまだ汗をかきます。

稲刈りと秋祭り(獅子)が終わり
更には脱穀作業まで終えました。
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今年はお米の「熟れ過ぎ」を懸念して
何度も田んぼのアチコチの穂を取って来て
「完熟」と「未熟」の割合を厳密に管理しました。

理想は完熟割合が8割5分だそうです。
青米が1割5分ですね。

これまではそこまで厳密にしていなくて
大抵は熟れ過ぎていました。

熟れ過ぎるとどうなるかと言いますと
お米の表面にヒビが入り
酷いと「胴割れ」を起こすのです。

そういう意味でも
未熟な青米が1割5分という目安があるのです。

私達家族は
お米の作り方を自分達なりに拘っていて
無農薬(天然成分のものも含めて)
無肥料(化学肥料はもちろん、有機肥料もなし)
除草剤なし
田植えは手植えで
刈り取りはバインダー
ハゼ掛け天日乾燥
収穫後は玄米専用の保冷庫で保存
というやり方です。

品種はヒノヒカリという中手種です。

農機具としては
トラクター(田んぼを耕す)
バインダー(稲を刈り取って束にする)
脱穀機(乾燥した稲束から籾に脱穀する)
の3つだけですので
農機具代もそんなにはかかっていません。

ただし田植えや稲刈りなどは
家族総出で協力してやっています。

今では私共夫婦と
野遊(23)土歩(21)にこ(17)に加えて
弟家族(4人)
80代の親父も少々は手伝ってくれるので
10人体制での作業です。

親、兄弟、親戚とで集まるのが
お盆や正月以外に
田植えや稲刈りというのが恒例化していますので
田んぼの作業優先で仕事を休んででもやっています。

無農薬米栽培の最大の悩みは
田植え後の除草作業です。

それをウチでは
ジャンボタニシが居てくれるお陰で
全くしなくていいというのが助かっています。

普通ジャンボタニシは苗を食害する害虫として
嫌われています。

駆除するために椿油の油粕を撒いている農家の方も多いのです。
大豆油の油粕と言えば有機肥料にも使われるのですが
椿油のそれは猛毒で
田んぼから水路に流れ出すと
魚が死ぬと言われています。

そこはウチの場合は手植えですので
十分に大きい苗に育てる事で
ジャンボタニシの食害は回避出来ています。

ジャンボタニシは苗の先端からしか食べないので
苗が大きくて水が浅ければ食べないのです。
そして一から生える雑草は全て駆逐してくれるのです。

お米の熟れ過ぎ問題に話を戻します。

私たち夫婦はそんなに問題視してはいなかったのですが
子ども達から
「もっとちゃんと管理して美味しいお米を作ろう!」
と言い出したのです。

私からすれば
上記のように拘りの栽培方法で作っているのだから
これで十分と思っていました。

しかし確かに熟れ過ぎる事での胴割れなど
全く意識していませんでしたので
「完熟具合」と「乾燥具合」をちゃんと管理すれば
もっと美味しくなるというのは理想的です。

今年は8割5分熟れに加えて
乾燥具合も16パーセントと
多少高めに設定しました。
出荷されるお米が14.5パーセントぐらいですので
結構高めです。

これはプロのベテラン農家の方に教えてもらったのですが
「自分の所で食べるのであれば16パーセントぐらいがいい!」
との事だったんです。

それは玄米専用の保冷庫があるからで
少々水分が高くても虫がつくリスクはありません。

仕事以外の生活面でも
私たち夫婦では気づかない部分を
子ども達が気づいて実践してくれるというのは
大変心強いと思いました。

私が物心ついた時には
トラクター
田植え機
コンバイン
乾燥機
と農機具の機械化は進み
農薬、化学肥料、除草剤を使う農業を
祖父がやっていました。

親父は田植えと稲刈りの時に機械に乗るぐらいで
普段の田んぼの管理などには無関心でした。

20代の頃私は祖父に頼んで
1反の田んぼで不耕起自然農でのお米作りをやらせてもらいました。
全て手作業での初めての経験でしたが
ビギナーズラックもあったのか大変よく出来ました。

当時は
「農薬や化学肥料、除草剤つ使うのはよくないんだ!」
という正義感から自然農での無農薬を実践しました。

今のウチの子らからすると
無農薬なんかは至極当たり前の事で
どうせやるなら更に完成度を上げたいという様子です。

70年代の消費者運動からの共同購入や無農薬、有機農業の動きと
90年代からのオーガニックなり自然食品店の普及はありますが
ここへ来て
極端に安い加工食品に振り切ったスーパーと
生鮮食品にウエイトを置いたスーパー
品揃えが豊富で少しいいものも置くスーパー
とどこもたくさんお客さんが来ている様子です。
丸亀にもオシャレな自然食品店が新たにオープンしました。

格差は経済的な部分に留まらず
価値観や意識にも拡がっているように思いますね〜。

同じ時代、同じ地域で生活していても
パラレルワールドのようです。

それがまた面白いとも思います。

何をしてお金を稼ぎ
何を買って生活し
どういう意識で自分の暮らしを組み立てるのか?

これは全ての人に向けられた大変贅沢な選択肢なのです。

毎日の食事から暮らしが決まって来るとも言えます。

日本の伝統食や調味料を手作りして
毎食手作りの暮らしは楽しいですよ〜〜♪





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