〇〇様　

廃材天国の秋山陣です。


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https://1lejend.com/b/auuJqOdy/


一向に涼しくなりませんねー。

4月の初めからスタートした古民家の納屋をリノベして
音楽ホール
JAZZバー
ゲストハウス
二階客席
レッスン室
五右衛門風呂
という盛りだくさんの工事も
ほとんど完成しました！
https://www.instagram.com/p/DN-JW0dEv0f/?img_index=1

後は看板屋さんのサインが出来たら
それを取り付けたら終わります。

22週という丸5ヶ月間を費やした大工事でした！
自分で言うのも嬉しいですが感無量の仕上がりです。

私（52）、野遊（23）、土歩（21）というHigh tenのメンバーと
県内の移住者仲間達にも応援に入ってもらって
毎日3〜8人という大勢でやり遂げました。

9月6日には
施主の國井さん自らが
「古民家納屋リノベ　完成内覧会」
というイベントを主催して下さいます。
https://www.instagram.com/p/DNXD_o3TShH/?img_index=1

10時から隣の神社の宮司さんが来てのお祓い
11時からはJAZZライブ
13時からは私と設計士の先生との対談

という盛りだくさんのイベントです。

さあ！
いよいよ秋山家本宅の新築工事の事を考えないといけません。

廃材天国を一旦解体して更地にして、、、
というのをしなくてもよくなり
去年火事で全焼した実家の広い土地に新築すると決めて
約半年は経ちました。

その間にも色々と考えてはいました。

建築確認申請に通るための
最低限の基礎や構造、断熱、気密というのをクリアしさえすれば
草屋根にしたり
日干しレンガを積んで壁にしたり
実家の燃え残った梁や桁を使ったり
と出来る限り自由な発想で建てようと思っていました。

まさに
廃材天国を再建しようとしている時のノリで考えていました。

ところが子ども達を含めて家族で話していると

「廃材天国のように廃材でラフに建てるのと
秋山家の本宅を新築するのでは意味が違うんじゃないか？」

「先祖代々の土地だし地域の景観にも溶け込んだ方がいいんじゃないか？」

「そうなるとやはり伝統軸組工法の和風建築ではないのか？」

という意見が子ども達から出されました。

ハセヤンの「廃材王国」
ロイド・カーンの「シェルター」
というワイルドなセルフビルドをバイブルにした
素人DIY的発想での廃材天国を建てた時のノリでは
後々にも残る地域の中の秋山家本宅というのは
確かにチョット違うなぁと思い始めました。

「まだ使える廃材が山ほど棄てられてるんだ！」

「それを使ってテキトーにチェーンソーで切って
ビスで留めれば家なんか大体で出来るんだ！」

というハセヤンの廃材建築精神で作って来た私からすれば
最初は子ども達の意見には賛成しかねるものがありました。

しかし子ども達からしてみれば
物心ついた頃から本物のノコギリや玄能を使って
何かを作るのは当たり前の事です。
小学生ぐらいにはインパクトなどの電動工具も使い始めていました。

そういう遊びのノリで作って来た廃材建築では
最早、面白味はないと言います。

私は全く使って来なかったノミやカンナを
彼らは夜な夜な研いで
現場で造作工事に勤しみ
木工事の完成度を上げる方がよっぽど楽しいようです。

プロの大工さんの所に修行に行ったりはしていませんが
ネットやyou tubeから情報を得て
現場で実際に仕事をしながらの試行錯誤で成長しています。

親の反面教師というか
私があまりにもテキトー建築だったがゆえに
伝統工法なりキッチリとした大工技術に憧れたのもあるでしょう。

確かにやった事のない事への挑戦というのは
私も大好きですしワクワクします。

取り掛かる前には全く何からやったらいいのか分からない状態で
濃い霧がかかったように目の前が全く見えない事しばしばです。

そこからまず最初の第一歩に取り掛かるのです。

そうしたら必ず次に何をするかが見えて来ます！

もちろん分からない事だらけですので
プロや諸先輩方に聞きまくりながらです。

そうして今まで2軒の家を建てて暮らして来たのです。

3軒目にして本当の伝統軸組工法の家を建てる事になるとは思いもよりませんでしたが
早速、基礎を作る時の鉄筋の配筋などyou tubeで見ています。
（鉄筋の組みかたなどサッパリ分からないのですが、、、）

見栄のために立派な家を建てたい訳ではありません。

しかしながら
「何でもいいじゃん！」
「テキトーでいいじゃん！」
というのではないとも思っています。

それならばいっその事本格的な家作りに挑戦するか！
という気分になって来ました。

元は20代前半で環境問題や自然食品、無農薬という所に関心を持ち
環境の啓蒙活動などにも勤しみました。

でもその「活動」というのに違和感を覚え
「自給自足が一番環境負荷が少ない生き方だ！」
という単純な発想で廃材セルフビルドや
自給農法や手作り生活を実践して来ました。

実践するプロセスに思想が宿る

実際に「活動」じゃなく「生活」して来てこう思います。

そしてこれから建てる家を
テキトー廃材建築から
伝統軸組工法での和風建築と決意する事で
より丁寧に生きる道しるべとしたいと思います！！



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