配信日時 2025/08/03 20:20

ファミリービジネス

〇〇様 

廃材天国の秋山陣です。


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田んぼの土用干しが終わり
たっぷりと水を入れました。

香川県は水不足になりがちなのですが
丸亀は地下水もあり
満濃池からの水もあり
田んぼの水に困る事はありません。

古民家リノベも18週を終えて
5ヶ月目に突入しました!

大工の造作工事はほとんど終わりつつあり
左官や内装工事
照明器具の取り付け
設備機器の取り付け
などの仕上げ作業に入っています。

野遊(23)土歩(21)が
手すりや柵などの造作工事と
厨房設備などの工事をやってくれている間に
私は久々の
五右衛門風呂工事です!

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一軒目の廃材ハウスにぶっつけ本番で作り
その後高知の古民家、神戸の古民家、徳島の古民家に作り
廃材天国にも作りましたので
今回が6回目の五右衛門風呂になります。

昔の五右衛門風呂は
焚き口の両脇に「火の用心」という
鋳物製の「煤掃除口」があり
釜の下で焚いた煙と熱が釜の周囲を周り込んで
煙突に抜けるという構造でした。

これは薪のカロリーを
出来るだけお湯に伝えようとする構造なのですが
デメリットもあります。

ガンガン焚きながらお風呂に入ると
釜の側面に体が当てられないぐらい熱くなるのです。

一軒目の廃材ハウスの時には
この構造を採用して後悔しましたので
2回目以降の五右衛門風呂作りには採用していません。

実際にも薪が燃えた炎が釜に当たってお湯が沸くというよりも
薪の熾火の遠赤外線での加熱が一番効きます。

これはカマドで薪調理をしていても分かるのですが
派手に燃えているようでも
初期の炎メインの加熱よりも
熾火が出来てからの加熱の方が
圧倒的に強いのです。

今日は日曜日で現場が休みでしたので
お昼ご飯にカマドで魚の干物を焼いたのですが
熾火が出来てからじゃないと上手く焼けません。

五右衛門風呂の話に戻りますが
焚く部分の構造
鋳物製焚き口の取り付け
排水の栓の取り付け位置
煙突の出し方
煤の掃除口
と何箇所かのポイントがありますが
そんなに難しいもんではありません。

今回は釜の周りの仕上げを黒モルタルで
浴室は石畳で目地も黒モルタル
浴室の壁も黒モルタル
という「松煙」という煤の粉末をモルタルに混ぜて塗るという仕上げです。

今回は混合率を5パーセントにしました。
それ以上入れるとモルタルが脆くなるのと
入れれば入れる程濃くなるという訳ではありませんので。

現場はまだ建物の中の作業ですので
炎天下の作業という訳ではありません。

それでも懸命に作業をしていると
瀧のように汗が吹き出します。

自家製の糠漬け、味噌汁は毎朝の日課ですし
水分補給は常温の水
休憩の時には冷やしたアイスコーヒーや炭酸水で
気分転換をしています。

毎日手作りの料理ですので
お陰様で夏バテ知らずで働けています。

早寝早起きと
発酵食や伝統食というのが大事ですよ~!

この現場に掛かり切りになっている間にも
ありがたい事に現場の依頼が次々とやって来ます。

下見に行って打ち合わせをする現場もありますが
基本的はこの現場が終わった後は
秋山家本宅の新築工事というビッグな現場が始まります。

従いまして1~2年先になってもいいという現場か
ほんの合間で出来る小規模な現場に限って打ち合わせを進めさせて頂いています。

そんな中
「10万円で買うてくれんのー!」
という相続物件の空き家の話も来ています。

瓦は所々割れて
10m級の大木が4~5本生えて
残置物多数
床という床は全てベコベコ
という築40年ぐらいの物件です。

今、不動産仲介手数料と司法書士の登記手数料も
向こう持ちなら買いますという交渉中です。

会社の方に来るお客さんの案件は
野遊と土歩に任せて
私は不動産賃貸業の方にシフトして行きたいんです~。

今回のようなタダ同然の物件なら
システムキッチン
ユニットバス
洋式トイレ
全部屋フローリング
壁は漆喰とクロス
と工事を張り込んでも
高利回りが狙えますからねー。

どうしてもお客さんからの案件だと
「いついつまでには完成させたい!」
という期限がありますが
自分の物件なら気が向いた時に直して
完成したらアットホームに掲載して募集をかける
という気楽なやり方が出来ますからね♪

いくら人口が減ろうとも
空き家が増えようとも
立地がよくてソコソコリフォームされていて
家賃が相場よりも安くしておけば
確実に入居者さんは見つかります!

一軒家での賃貸が少ない上に
ペット不可が常識の所を
ウチの場合は
室内でのペット可という事にしているのも
入居者さんが入りやすいポイントです。

建築リノベの仕事と
不動産賃貸業は超絶相性がいいですので
並行してやって行こうと思っています。

いくら左ウチワで悠々自適の生活が達成したとは言え
やる事があってこその人生ですからね~。

「ビジネスこそが最大の社会貢献である」
これは経営の神様と呼ばれる
ピーター・ドラッカーの言葉です。

かつては環境問題の啓蒙活動に勤しみ
陶芸家の仕事をおろそかにしてでも
講師を招いての講演会で600人のホールを満席にしたり
企業や学校を回って環境問題の対策を依頼したり
そのために毎週仲間を募ってミーティングをしていました。

前回のメールの「虚構とリアル」で触れた政治ゴッコも一緒ですが
自分の取り組む仕事、生活、食、という日々のリアルと
大変壮大な「社会を変える!」「国を変える!」という大風呂敷の違いは一目瞭然です。

本当には実在しない虚構である所の
国家や政治、宗教に生活の大半の時間やエネルギーを掛けてはいけないのです。

田んぼに水を入れて草刈りをして
ご飯を食べてお風呂に入るというのが現実です。

そのお米を作り太陽熱温水器なり薪のエネルギーを利用するのも
リアリティーを伴った創意工夫を要するリアリティーのある行為です。

それらの余暇で政治や宗教を嗜むのは
大変文化的で健全だとも思います。

そういう意味においてビジネスも
大半は貨幣や所有という虚構ですので
空き家を買う、利回りがよければ儲かるというのも
机上の空論に過ぎないと思っています。

それでもこの日本に住み
この社会の中で円を使ってビジネスをする事が
社会貢献になるというのは飛躍ではないと思えています。

リアリティーを伴った生活が充実した上でのビジネスであれば
の話ですがね~~♪

田舎暮らし、自給自足と
ビジネスとの両立はみなさん
色々と考えて実践されているとは思います。

ウチは2017年に法人登記しましたが
税金面でのメリットは超大きいですよーー。

顧問の税理士さんに相談しながら
その面でも創意工夫を楽しんでいます。

経理はあっこちゃんがやってくれているので
超助かっています!

まさにファミリービジネスです!!

ショーンコネリー主演のファミリービジネスという映画では
家族で泥棒稼業を営む(?)家族の話でしたが
廃材建築からの
建築リノベと不動産賃貸という
わらしべ長者的隙間産業ですので
非常に親近感を覚えました。

泥棒をやろうとは思っていませんが
解体現場で廃材集めて家を建てるのは
合法的な泥棒みたいなもんですから~。

いや、、、
建築確認申請忘れてて違法でしたーーー!!!



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秋山陣   haizaitengoku@gmail.com
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