配信日時 2024/05/04 17:00

ぶっつけ本番仲間

〇〇様 

廃材天国の秋山陣です。


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いいお天気の連休ですねー。

今週は友人がセルフビルドで造った船の進水式でした!
20フィート(約6m)の双胴船です。

双胴船とは全く同じ船体が2つあり
それらを上のデッキで繋げた船です。

古代ポリネシアの先住民の航海スタイルで
安定感がある上に船底が低いのが特徴です。

マストと帆があり推進力は風です!
有名な船にホクレア号があります。

似ている船にヨットがありますが
ヨットにはキールという安定感を持たせるための
ヒレのようなものが真下にあります。
そのため桟橋や岸壁に停泊させる必要があります。

しかし双胴船は「カヌー×2」のようなものですから
砂浜にそのまま着岸出来ます。
その自由さが好きでこの構造を選んだと言っていました。

驚くべきはこの友人は
独学のぶっつけ本番セルフビルドでの造船です!

廃材セルフビルドは
「コツコツと時間をかけりゃあ出来るよ〜!」
といつも言っていますが
船のセルフビルドは僕には未知過ぎて???な世界です。

その日は朝から20人ぐらいの移住者仲間が集まり
彼が安く買った廃工場を利用したセルフ造船所から
さながら神輿のようにワッショイワッショイやって
浜まで運んだのです。

防波堤を越えるのは大変だと
近所のおじさんが自主的に
ラフタークレーンを呼んでくれたのも
進水式が上手くいった要因でした。

彼は大阪からの移住者で
香川に来て12年になります。

古民家をセルフリノベしながら家族で住み
大工仕事や農家の手伝いなどをしながら
自給的な暮らしをしています。

いつもワカメとヒジキの時期には誘ってくれて
一緒に採りに行きます。
High tenのリノベ仕事を手伝ってもらう事もあります。

香川ではこういう移住者仲間が随分増えましたね〜。
特に荘内半島を始めとした西部に多いです。

彼は海や船の事が好きで
漁師免許も取ったり
船の免許も取って
大きな船の航海を頼まれる事も増えてきたそうです。

18歳の息子さんも
彼と一緒に沖縄までヨットで航海した経験もあり
今年からヨットを作る会社に入ったそうです!

大人が好きな事をやって
そこから自然発生的に仕事に繋げていく姿を見せる。

それをまた子ども達が言われずして学ぶ。
これこそが教育の原点であり
子育ての模範ですね!!

そして好きな事だけを限定しては仕事には繋がりません!

いくら好きな事でもそこから派生する
あらゆる自分には苦手な事や嫌な事もあります。

当たり前ですがね〜。

そういう事を乗り越えてでも
いえ、それが同居した状態を含めても
やり続けられるか?

って事です♪

船の完成までには2年間かかったようですが
当然ですが他の色んな仕事をしながら
合間を見てコツコツ淡々とやり続けたのでしょう。

そしてそれを苦労とも意識せずに
嬉々として廃工場で製作していた事が目に浮かびます。

何かを成し遂げるためには
家族を犠牲にしてとかじゃあないんです。

自給自足的な暮らしありきで
家族がお互いに協力して生活を成り立たせる。
このバックボーンがいかに大事かを
こういう友人を見ていても痛切に感じます。

彼らもやはり家族で薪の生活で
何でも手作りの生活です。

いや何も薪を使う事ありきとか
手作りしないといけないと言う訳ではありません。

ただ、そういう事を切り捨てて
タイパ、コスパという発想で合理化してきたのが現代です。

合理化しているつもりで
多大なる無駄をしている訳です。

その中で
「これは要らんやろー。」
と純粋な子どものような気持ちで判断する事です。

その中において
「やってるうちに時間が経つのを忘れてた!」
という体験をしたらしめたものです。

人間の
感覚(五感)
身体能力
創造性
直感力
これらが他からの影響なく発揮出来るよう
邪魔になる要因を断り、減らしていきましょう♪

そしてそれらが
奮い立たせるような付き合いを増やしましょう!

この積み重ねですからね〜〜。

今日は籾の塩水選りと移住者仲間の別の友人が主催する
上映会とライブです!
お昼から夜までディープに参加してきまーす。

明日は地域の青年会の総会があるので
ライブ配信はお休みします。

地域のお付き合いもマストですからーー。



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