〇〇様
廃材天国の秋山陣です。
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まだまだ寒さが続きますねー!
丸亀でも雪がちらついて、
高知や徳島の山ではまた積もっていますね!!
昨日の朝友人から
「猪要る〜?」と電話があり、
「もちろん!!」と即答して行って見ると、
15キロ前後の小さい猪が4頭も!!!
庭の羽釜で80℃のお湯を作って湯剥きして内臓を出して、
皮付きの状態にしてぶら下げています。
この寒さの中数日間ぶら下げて熟成させた方が美味しくなるんです♪
その作業に1日かかって、メルマガが1日ズレました、、、。
今週は3日間高知県の山深い大豊町でのピザ窯作りに行って来ました。
「立川御殿茶屋」という月に一度だけ蕎麦の店として営業している所です。
https://www.otoyo-kankou.com/gurume/gotenjaya/
施主さんはここで週に3回手打ちの10割蕎麦を作って、
高速道路のSAや産直、町内のスーパーなどに卸しているんです。
このお店にピザ窯が出来た暁には週に一度お店を開けて、
お店で焼き立てのピザを出されるようです♪
施主さんの友人の方達にもガッツリ参加してもらって3日で完成させましたー!
1日目はウチの3人でブロックでの土台作りと、
壁面への煙突と換気扇のための開口作業と、
換気扇フード作りを先にやりました。
完全な室内に作りましたので、
煙突を抜くのはもちろん、
窯の焚き口の蓋の上部にフードを設けて、
焚き口から漏れた煙を換気扇で室外に出すという仕組みです。
2日目が本格的なピザ窯本体作りです!
ブロックの土台の上にコンクリート製のU字溝を並べて、
窯の下に薪が置けるようにしました。
そしてみんなで長靴で粘土を踏み踏みして土を練りました。
その土を地面にペタペタと投げつけて、
およそ10センチ角のサイコロを作るのです。
いわば生のレンガ状態のものを大量に作るのです。
それを予め用意しておいた鉄製のドーム枠につけていきます。
夕方には基本となる窯本体は出来ました。
3日目には窯を自作の木鏝で叩いてキレイに成形して、
煙突と換気扇を取り付けました。
煙突は壁出しだったので、
屋外側での風や雪に対して十分な強度が出るように、
地面から支柱を立てて煙突をしっかりと固定しました。
施主さんはUターンで地元に帰られて本格的な農家をされながら、
NPO法人の職員とこの蕎麦の仕事もされているという、
理想的な働き方をされている方です。
その本業の農業用のビニールハウスの支柱を煙突の固定に使ったり、
近所で放置されているコンクリート製のU字溝を頂いて、
ブロックの上に乗せてピザ窯の土台に利用しました。
田舎で地域密着のライフスタイルは最強です!!
こういう使えるけど放置されているものを
「アレってもらってええかな?」
と一言聞くだけで、
「どうせ使わんから使えばええがな!」
と気持ちよく頂けるのです。
今回工事中に泊めさせて頂いたのは、「緑の時計台」という、
廃校をリノベーションしたゲストハウスです。
http://midorinotokeidai.com/
ここの経営をされているご夫婦は大阪からのIターンで、
もう10年以上このゲストハウスを切り盛りされているそうです。
しかし来られた当初廃校を借りるのが難しかったらしいです。
役場ではいいともいけないとも言ってくれずに、
「地元の方がいいと言ってくれればいいですよ。」と!!
そこで施主さんのお父さんが当時公民館長をされていて、
地元の方々を説得してくれたそうです。
こういう話は田舎ではあるあるですね〜!!
ちょっとした人脈で物事が大きく動きますからね。
僕達夫婦も一軒目の廃材ハウスの土地を借りた時に、
太っ腹の大家さんが、
「10年ぐらいやったら家賃なしでいいから自由に使えや〜!」
と言ってくれたのです。
そこで大家さんの親しい近所のおっちゃん達に、
「基礎ってどやって作るのが簡単なんですかねー?」
とか聞きながらノウハウを教えてもらうだけに留まらず、
あらゆる廃材をもらってほとんどの材料を買わずに家の完成まで漕ぎ着けたのです。
田舎は豊かなのです!!!
潤沢な人間関係を構築しさえすれば!!!
「何か分からんけど、あいつは一生懸命やっとるから応援したろ!」
と思ってもらえると最高ですねー。
田舎の人の信用を得る一番のポイントは、
夏でも冬でも朝から晩まで身体を動かして労働する事です。
自給自足だとかエコだとかには理解を得られなくても、
懸命に動いて何かしてるという姿勢に共感してくれるのです。
自分が借りている所の草刈りの時についでに、
みんなの共有の場所も刈ったり、
雨の時に水溜りが出来る所に採石を入れたり、
地域のみんなに喜ばれる事を率先してやる事ですね。
これもわざわざボランティアでやろうとすると大変ですが、
自分の所に採石を入れた残りを処分するついでぐらいの軽い気持ちでいいのです。
そういうちょっとした積み重ねで得た信用で、
また色々と無理を頼めるというものです。
持ちつ持たれつの関係性ですよね〜。
日本人のこの空気は稲作定住文化の中で培われてきたのです。
これは日本中の田舎のどこに行っても通用します。
たまたま現代の都会という特殊な環境においてのみ、
自分のことだけを自分のお金で何とかするという、
個人主義が成り立っているに過ぎないのです。
むしろ自分や自分の家族だけにしか関心を向けない甲斐性のなさが、
自分と自分の家族が自力で稼いで自分達だけで生きていかねばという、
自主的な強迫観念を生んでいるのです。
コロナ渦、不景気、エネルギー費高騰、インフレ、、、。
いかなる逆境でも衣食住エネルギーを廃材利用と自作や自給で何とかすれば、
生きていく事そのものに支障はありませんよね〜♪
人脈や信用も田舎で自給的な暮らしを楽しみながら実践する結果として、
自然とついてくるもんです!
現状の生活スタイルや自分や子ども達の将来に不安があるという事は、
経済的な部分よりもそういった心理的なウエイトが大きいと思います。
いつも言っていますが、
田舎に行きさえすれば何とかなると言うような妄想は非現実的ですよ〜!
いかなる環境でも日々自分が納得のいく生活の実践をコツコツ淡々と長ーく続けていく事です。
どこにいても自分の嫌な事を辞めて自分がワクワクする事にシフトしましょう♪
ギリギリになりましたが、
今日は野遊が20歳の誕生日でして、
今から誕生日パーティーなのです。
よってライブ配信はまた来週という事にします!!!
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