配信日時 2024/06/06 21:00

涙は贅沢品。【113号】

〇〇さん、こんばんは。

高橋ゆりこです。

今日は、どんな1日でしたか?



人が亡くなったあとって、こんなにも忙しいのか?ってくらい、

ほんとうに忙しい日々が続いていました。


口は出すけど手は出さない人たちばかりだったので、

心身ともにヘットヘトで。


このときの私には、父の死を悲しんだり泣いたりする余裕がまったくなかった。


第二次大戦中、東南アジアで飢えて死ぬ思いを体験した兵隊経験のあるおじいさんが、

以前、こんなことを仰っていました。


「地雷原や、どこから敵が出てくるか分からない中、

洞窟に隠れたりして、必死に無我夢中でいたら、

ある日終戦になった。


飲まず食わずが続く日々で、心身ともに衰弱してて、

そんなときに、食べ物をもらったんです。


小さなおにぎりのようなものを一口食べ、二口食べ、お腹が満たされてきたら、

死んでいった仲間たちのことが思い出されてきた。


食べ物を食べて、お腹が満たされてきたら、初めて悲しいって感じて涙が出たんです。

涙っていうのは、贅沢品なんだなって、そのとき初めて知りました。」


このおじいさんほどの過酷な体験は、私はしていないけれど、

でも、おじいさんの言葉の意味はすごく分かります。


私は、このとき感情を感じる余裕が一切ありませんでした。


泣いたり、不安を感じたり、悩んだりできるのは、

まだ余裕があるからなんだよね。



父は、ビジネスホテル事業を個人事業主として行っていたため、

ホテル事業(ビジネスホテルや飲食店等々)の銀行口座はすべて「個人名義」


そう。

個人名義だったのです。


そのため、すべての口座が凍結されました。


借入れの返済は、各銀行に伝えて一時的な措置で止めてもらい、

取引業者さんにも伝えて、一時的に支払いを待ってもらいました。


だって、

お金を1円も引き出せないんだもん!


そんなわけで、遺産分割協議書も、できるだけ急いで作成しなければならず、

私はひとりっ子なので、相続権があるのは、母と私だけなのは明白でした。


でも、

のちのちの争いを防ぐために、

親族を集めて、父の遺言書を読んでもらい、

母と私が相続する旨を了承してもらう機会を作りました。


葬儀準備をしている中で、この機会を作ったり、

各方面に遺恨を残さないために、

丁寧に対処をしていきました。



ひとりでは何もできないのだから、

しっかり理解してもらって、協力してもらって、

この先も、事業を運営して切り盛りしていかないといけないから。



そう。

この時点でもう、私は、父の事業を相続することに腹を括りました。


私がやらなきゃどうにもならない。

このまま放り出すわけにはいかない。

やれるところまでやってみよう。


そう腹を決めました。



(つづく)




〇〇さんの明日もきっと大丈夫。




最後までお読みくださりありがとうございます!


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