配信日時 2024/05/31 21:00

笑顔で別れられてた。【109号】

〇〇さん、こんばんは。

高橋ゆりこです。

今日は、どんな1日でしたか?



父と対面して、

父をさすりながら父にたくさん話しかけている母の姿を、

苦しい気持ちで眺めながら、


私は、

父と最後に交わした会話を思い出していました。



父は、糖尿病を患っていて、

足の血流がとても悪くなってしまっていて、

かなり足が痛んでいました。


そのため、

歩くのが嫌いで、どこに行くにも車を使う。


我が家(実家)の真裏に建っている徒歩2分のスーパーにさえ、

車で行くほど。


だから、

電車も滅多に利用しません。


高速で片道2時間ちょいで行ける距離なら、

どこへでも車で行っていました。


今回の由布院への視察研修旅行のときも、

羽田空港近くにある、空港まで送迎してくれる民間駐車場を、

父は利用しました。


羽田空港から全国各地に、

視察研修旅行にしょっちゅう父は出かけていたので、

民間駐車場利用は毎度のこと。


ただ、

父はまったくパソコンが使えず、ネットにも疎かったため、

毎回、駐車場の予約を父は私に頼んできました。


父が研修旅行に出かける前日。


私は、民間駐車場の住所と地図をプリントアウトして、

父に渡しに行きました。


「これが今回利用する駐車場の住所と地図ね。念の為ナビに入れてから行きなね」

「おう。いつもありがとな。」


このとき父はものすごい咳をしてたんです。


「大丈夫?すごい咳してんじゃん。今回の研修旅行やめたほうがいいんじゃないの?」

「ただの風邪だから大丈夫だよ。さっきパブロン2袋いっぺんに飲んだよ。」

「ダメだよ。用法用量を守らないと!」

「うるせえなぁ。大丈夫だって。心配すんな。」

「くれぐれも気をつけて行ってきてね。」

「おう!分かったよ!気をつけて行ってくるからな。」

「うん。行ってらっしゃい。」


大丈夫。

最後、私はお父さんと笑顔で別れた。


私は父に小言を言ったけど、

父との最後は笑顔で別れることができてた。


よかった。


喧嘩したまんまとかじゃなく、

笑顔で行ってらっしゃいって言えてた。


私は笑顔で別れることができていた自分にすごくすごくホッとしました。



父と私は、

30万回くらい親子の縁を切ったとおもうほど、

しょっちゅう激しい口論をする父娘だったので、

笑顔で別れられたのは、奇跡的にも感じられました。



父は、

私が地図を渡しに行ったら、

読んでいた本から顔をあげ、

老眼鏡をずらして私の顔をみて話をして、

話し終わって部屋から出ていく私に向かって、

笑顔で手を振っていた。


あのときの父の笑顔は、13年経った今もまだ覚えてる。



そんなことを考えていたら、

別府警察署の警察官がやってきました。


(つづく)




〇〇さんの明日もきっと大丈夫。




最後までお読みくださりありがとうございます!


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