配信日時 2024/05/29 21:00

どうやって連れて帰るのか。【107号】

〇〇さん、こんばんは。

高橋ゆりこです。

今日は、どんな1日でしたか?



この家を継ぐことからどうしたら逃げられる?

心にこの思いをずっと持って生きていた私ですが、


父が急逝したことは、

私がこの先の選択をどうするのか?

とつぜん突きつけられた出来事でした。


医師から救命措置をやめてよいか?の確認に答えて電話を切ったあと、

私はうまく現実が飲み込めなかった。


お父さんが死んだ???

あのお父さんが???

あの強くて我が強くてパワフルで殺しても死ななそうな親父が???


どのくらい固まっていたんだろう?


お母さんに電話しなきゃ。


やっと頭が働きだして母に電話をし、

父が亡くなった連絡が来たことを伝えた。


母は、

「なんで!?」

という一言のあと、電話口で泣き崩れた。


「もう少ししたら、そっち行くから。」

そう言って私は電話を切り、

寝ていた夫を起こして、事の顛末を伝えた。


「朝になったら、一緒に松戸に行こう。」

夫はそう言ってくれたけど、


「お母さんが心配だから、今から行こうと思う。

明日、長男連れて電車で松戸に来てもらってもいい?」


「それはもちろん大丈夫だけど、運転大丈夫?

いま気が動転してるから、運転するの心配だよ。」


「大丈夫。早くお母さんのところに行きたいから、今から行くね。

ごめんね。ありがとう。」


私は、急ぎ身支度を整え、

松戸まで片道100キロの道を車で走りました。


当時経営していたビジネスホテルで、

母は朝までスタッフと一緒に夜勤をしていたのですが、

深夜3時半ころ店につくと、

母はレストランのホールの椅子に座って放心状態でした。


「朝になったら、Kさんから連絡が来ると思うから。」

それだけ言って、

母と私は何を話すでもなく、黙って2人で椅子に座り込んでいました。


1時間ほど経ったころ、

そうだ。伯母や叔父にも連絡しなきゃ。

と、ここでやっと思いつき、

連絡をしたら、2人共飛んでやってきました。


そこからは、

伯母と叔父がいろいろ騒ぐので、とても騒がしくなった。


朝7時過ぎたころ、

会社の経理スタッフの携帯に電話し、父が亡くなったことを伝えた。


生命保険の申請や関係各所に対する連絡等、

何をすればいいのか?まったく予想がつかないけど、

おそらく山のようにやらなきゃならないことがありそうなので、

早めに出勤できないか?打診したところ、

8時には出勤してきてくれました。


Kさんから連絡があり、

病院にずっと父を置いておくことができず、

別府の葬儀屋さんに安置することになるとの話だった。


次に、葬儀屋さんから連絡があり、


向こうで火葬して連れて帰るのか、

火葬せずにそのまま連れて帰るのか、

どちらにするかによって、

手続きが違うので、

どちらにするか決めてもらえますか?


と言われました。


別府に父を迎えに行くのは、私と母なので、

向こうで火葬してしまうと、

他の家族や親族は父と会えない。


伯母と叔父が、

火葬する前に父と一目会いたいと望んだこともあり、

火葬せずに父を松戸まで連れて帰ることにしました。


ここからが、ほんとうに大変だった。

(つづく)



〇〇さんの明日もきっと大丈夫。




最後までお読みくださりありがとうございます!


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