この言葉を聞いた最初のやり取りのときのことを、まだ私は覚えています。
たぶん私が小学校3~4年生のころです。
「ゆりこ。命は大事か?」
「あたりまえじゃん。」
「そうだな。命が大事なのは当たり前だな。」
「うん。」
「でもな。その大事な命より、もっと大事なものがこの世にはある。何だか分かるか?」
「命より大事なものなんて無いでしょ。」
「あるよ。信用だ。信用は命より大事なんだよ。」
「そうなの?」
「そうだ。信用ってのは、コツコツ積み重ねで時間をかけてしか作れない。それなのに壊れるときは一瞬だ。」
「うん。」
「人はな。人の中でしか生きられない。だから信用は何より大切だし、信用を失ったら生きていけなくなる。」
初めてこの言葉を聞いたとき、正直、私には意味がまったく分かりませんでした。
命より大事なものがあって、しかもそれが信用だなんて。
まったくピンと来なかったのです。
以来、
折に触れて、父から何度もこの言葉を聞きました。
社会人になってからも、何度も聞きましたが、やっぱりピンと来ない。
だって、死んだら終わりだけど、生きてりゃ何とかなるでしょ?
父のこの言葉は、命を軽んじているようにも感じて、少し不快感を感じることもありました。
私が37才のときに、父が急逝。
亡くなった父から事業を引き継いだ私は、
商工会議所、商店会連合会、警察友の会等々、さまざまな場所で会う人会う人から、
「あなたのお父さんには大変お世話になった。地域のために尽力した素晴らしい人だった。」
という言葉を頂きました。
亡くなった直後ならまだしも、亡くなって13年経った今でもまだ、あらゆる場所でこの言葉を頂きます。
父の娘だからという理由で、たくさんの方々が、力や知恵を貸してくださり、
父が亡くなったあと、今までずっと、困ったとき私を助けてくださいます。
私は、父の信用に助けられて支えられて、この地で事業ができています。
そして。
母も同じです。
母は11年前に亡くなりましたが、母も、父と同様、地域活動に大変尽力しました。
そして、父の事業も一生懸命支えていました。
そんな母の姿を、皆さん見てくださっていたんですね。
亡くなって11年経っているのに、
どこに行っても、
「あなたのお母さんは素晴らしい人だった。」
と言ってくださり、
母の娘だからという理由で、どこに行っても大切にして頂いています。
信用。
すごいな。
死んだら終わりだけど、生きてりゃ何とかなるでしょ?
って私は思ってましたけれど、
死んでも終わりじゃない。
お父さんも、お母さんも、もうこの世にいないけど、
父の信用と、母の信用が、この世を去ったあと今なおずっと、私を守り続けてくれている。
信用。
すごいな。
命より大事だと言っていた父の言葉の意味が、いま、分かる。
でもね。
生きてりゃ何とかなるという思いも、私は相変わらず今なお持っています。
もし、もしも。
信用を失うようなことが起きてしまったとしても、
また、1からコツコツ信用を積み重ね直していけばいい。
だから、
信用が命より大事だとは、やはり私は思えません。
(お父さんごめんね)
でも、
信用というものが、いかに素晴らしく大きな力を持っていて、
亡くなってもなおその力を、
残った者たちにどれだけ与え続けてくれるのかは、
体感として理解しています。
たくさんの信用をこの世に残してくれたこと。
父と母に心から感謝しています。
私も、自分がこの世を去ったあともなおずっと、
子どもたちを守り続けてくれる信用を、
この世に遺して行けたらいいな。
そう思っています。
徳を積もう。
素直に誠実に生きよう。
コツコツと。
〇〇さんの明日もきっと大丈夫。
最後までお読みくださりありがとうございます!
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