配信日時 2022/02/21 23:23

第9号 第九話 エナメルの靴。

第九話 エナメルの靴。


ピカピカに磨かれたような
真っ黒な艶のあるエナメルの靴と
真っ白なフリフリの下ろし立ての靴下を
履かせてもらっておめかしして

父の外資系の会社のファミリー大歓迎な
パーティーだったか表彰式だったかに
連れて行ってもらった幼い頃の記憶がある

表彰された父と一緒に
そんなに大きくはない
ステージのようなところに上がり
その気品のある高貴そうなモノを
父の代わりに手を伸ばして
卒業証書を受け取るように
ゆっくりと 右手でつかみ 
ゆっくりと 左手でつかみ
深々と頭を下げて 
両手で受け取り 手元に抱き寄せ
ゆっくりと丁寧にお辞儀をした

そうしたら
ホール中に居た大人たちが
ドッと歓声をあげた笑い声で会場が沸いた


あれ? どうしたの?
みんな なんで笑ってるの?
あたし?なんかヘンだった?

っと ハテナな顔をして
横にいる父を見上げると


父は こちらを見て目を合わせ
おおらかに朗らかに
ゆっくりと頷きを繰り返し
嬉しそうに目を細めて微笑んでいた



父は外資系のエリートだったらしい
仕事が大好きで人気もあって引っ張りだこで
実績も上げ評価も高く
会社の人たちとも仲が良くて付き合いも良くて
ささっと手早く器用で料理上手な妻の
手料理を食べさせたくて
よく家に招いて食事を振る舞っていたらしい
15年勤めたときに出世コースから外れて
(外されたように本人が感じて)
プライドだか腹いせだか
実際のところは
父以外の、誰にも、
いや、父にも
わかっていないかもだけど
それで会社を辞めたらしかった。


そこから
自分の殻の中に閉じ籠り
いろんなことを試しては
みたようだけれど
うまくいかないが
ひとつ またひとつ と 続き

ますます殻に閉じ籠り
被害を受けているという妄想と
目や耳や体感の 誤変換機は
こちらの言う
日本語を受信ができないかように
どんどんエスカレートしていき
身内に迷惑をバラ撒いて
身内の厄介者 嫌われ者になっていき

自分の才能を最大限に活かそうとも
自分の無限大の能力を使おうとも
誰かに教えを習おうとも
その道や手立てを探そうとも
していなかった・・ような姿しか・・





それでも
あたしは
大のパパっ子
なんですw


母は「 いけない 」を言うし
思い通りにしようと
ヒステリックで口うるさいw


けど


父は 子どもたちには怒らなかったし
対等だった 寛容だった
そんな頃の 笑ってた頃の父の
あたしのうれしい記憶のとこばっかりに
集中してアクセスしてる

あ。怒られたこと あったわw
いま 思い出したww




父のぜんぶを 100としたら
あたしがパパっ子の部分は?

と自分に尋ねたら
5% と返って来たw


あとの95は
ふーーーーん と
へぇーーーー と
父はそうなんだねぇーー
あたしはそうじゃないかなぁーーだけどーー と
あーーそれはイヤだからやめてほしい

くらいなので






・・いや、
そうは言っても
当時はもうホトホト大変で
誤解とか迷惑とか
なんでそうなんのよ?!という
先が見えない恐怖で
もうほんとカンベンしてよ!!
だったのだけど





それは
あたしは
すごく
イヤだったよ


それは
あたしは
かなしかったし
恥ずかしかったし
申しわけなかったし
肩身狭かったし
さみしかったんだよ



そんな
あたしの言葉に
あたしの感じたことや気持ちに
あたしが気づいてあげられてるなら





父は 父で
いいし


母も 母で
いい





誰も
誰かのぜんぶを
わかってはいない し


決めつけることも
できない














・・・っと知りつつ


あうぅーー
ついやっちゃう(°_°)のよねぇーーw












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おかげさまで満席となりました
ありがとうございました。


ご参加のみなさま
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編集後記

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。


今日のメルマガは
いかがでしたか?



今日の博多の街は
北風も冷たく
キンキンに冷えていましたが

通り道に
内側が毛がモコモコの
皮の手袋が片方落ちていて
あぁーー(;o;)持ち主さんに
見つけてもらえますようにーー
っと つい思っちゃったりしました。




お寒いので
どうぞ暖かく






また明日も書きますねっ



あなたの心がほっこりできる
あたたかい安心が
たくさん訪れますように


ジェニー 








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あぅーー(;o;)残念ですけどーー
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