でも友人は違いました。
大学生、社会人になるにつれ、だんだん連絡が薄くなっていったというか。
でも時々メールで連絡はとっていました。
最近、久しぶりに会おうよと誘って、夕食をいっしょに食べたのですが、
近況などを聞いているうちに、なんかちょっと友人の雰囲気がおかしいなと。
そしたら翌日、ラインに「あなたとは絶交します、もう二度と私に関わらないで」と入っていたのです。
驚いた私は電話をかけたり、ラインで理由を何度も聞いたのです、返事はきませんでした。
1週間ほどして、メールが届き、思いもよらないことがたくさん書いてありました。
結局、
「さやかはいつも上から目線で、
話したくもないのに人の家のこととか根掘り葉掘り聞いてきて高校時代から苦痛だった、
とくに『子どもを愛さない親なんているわけない、A子の思い込みだ』という言葉に
どれだけ私が傷ついたか。
さやかの家柄自慢も、もううんざり。
独りよがりのアドバイスで親友のふりをされても迷惑だから、二度と連絡してくるな」
という、本当にA子が書いたのか、というきつい内容のメールでした。
私はこんなふうに思われていたなんてと驚き、
家柄自慢なんてしたつもりはないのにと、ショックでした。
時に厳しいことも言ったかもしれないけど、
A子のためと思って言ってきたことが恨まれる事態になっていたのです。
いつも相談者の悩みに的確で優しいアドバイスをしている鴻上さんをスゴイと思います。
私はなにがいけなかったのか、わかりません。
どうしたらA子に私の真意を理解してもらえるでしょうか。
人の相談にはどう乗るべきだったのでしょうか。
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お悩みの相談内容を読んで、どう感じましたか?
私には、A子さんに絶交された理由が分かりました。
いかがでしょう?
宇宙の法則が理解できている人は、
さやかさんに「報われなかった」と感じる現実が、なぜ起きたのか?
すぐに分かると思います。
鴻上さんも、回答の最初に触れていますが、
「良かれと思って」やったことは、相手に不快感を与えてしまう場合が多いです。
良かれと思ってやったことは、ろくなことになりません。
回答の中で、まず最初に鴻上さんが、
「高校時代から最近まで、相談は、いつもA子さんから来ましたか?
それとも、A子さんが苦しそうだから、
さやかさんの方から「どうしたの? 何があったの?」と話しかけましたか?
どっちのほうが多かったですか?」
と問いかけています。
A子さんから相談が来たのならいいんです。
でも、おそらく、さやかさんは、
A子さんの様子を【察して】
【良かれと思って】どうしたの?と声をかけていた。
そのような可能性が高いと感じます。
A子さんからのメールに、
「話したくもないのに人の家のこととか根掘り葉掘り聞いてきて高校時代から苦痛だった」
と書かれているので、さやかさんの方から話を聞こうとしていたことが推察できます。
鴻上さんも書かれていますが、
「相談に乗って欲しいと、相手からはっきりと言葉で言われたのか?」
「助けてほしいと、相手からはっきりと言葉で言われたのか?」
これってものすごく重要な問題です。
困ってそうだから、辛そうだから、かわいそうだから、
助けてほしいと思っているに決まっている。
私が助けなきゃ!
というのは、
助けようとされている方からしたら、
助けてほしいなんて一言も言ってないのに、
勝手に色々押しつけてきて、コントロールしようとしてきて、
善意と貢献感の押しつけにしか感じられないんです。
せっかくの愛が、相手に届かない。
余計なお世話だから。
鴻上さんも書いていらっしゃいますが、
「あなたのためを思って」は「過剰なお節介」です。
余計なお世話なんです。
さやかさんのお悩みのメールの中に、
「A子のためと思って言ってきたことが」
とあるので、
さやかさんも「あなたのためを思って」と一生懸命アドバイスをしてきたのでしょう。
でも、
求められていないアドバイスは、クソバイスにしかなりません。
120%善意だったとしても、クソバイスにしかならないんです。
鴻上さんは、とても分かりやすい表現で伝えようとしてくれています。
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「なるべく話を聞いて」あげることは素敵なことですが、
「解決できるよう」にというのは、本人の問題です。
どんな解決策を選ぶか、何をもって解決とするか、そもそも解決したいのか、
話を聞いてほしいだけなのかは、A子さん本人が決めることです。
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私が常々お伝えしている、
「他人の問題や課題を奪うな」ということを、鴻上さんは分かりやすく伝えて下さっています。
これは、母親と子どもの間では、本当によく起きやすいです。
母親は「子どものためを思って」を発動しやすい。
良かれと思って先回りして母親がやってしまうと、
子どもの成長の力や機会を奪ってしまうことになる。
母親と子どもは、役割や生きてきた年数の違いがあるだけで、立場は対等だということを、
常々お伝えしてきていますが、
さやかさんの中にある、
「話を聞いてあげなきゃ」
「一緒に解決してあげなきゃ」
という意識は、御本人は無自覚でしょうけれども、上から目線ですよね。
A子さんが、
「話を聞いて欲しい」「一緒に解決して欲しい」と
求めたのなら、どんどん聞いて解決を試みたら良い。
けれど、求められていないのに、それを与えようとするのは、
立場が対等ではないし、上から目線です。
無意識で無自覚ですが、
相手が「助けてあげなきゃいけない人」で、
自分が「助けて上げる人」になっています。
おこがましいですよね。
そして、鴻上さんは、こうも答えています。
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「子どもを愛さない親なんているわけない、A子の思い込みだ」という言葉は覚えていますか?
そんな言葉を言った記憶がない、と書かれてないということは、言ったということでしょうか。
残念ながら、子どもを愛さない親はたくさんいます。
『ほがらか人生相談』にも、そういう親の問題は多く寄せられます。
親だから子どもを愛して当然というのは誤解です。
もし、「独りよがりのアドバイス」というものがあるとすると、
それは、相手の事情を想像しないまま、自分のあたり前だけを前提にするアドバイスのことです。
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やはり、ある分野でエキスパートとなるような人は、
宇宙の法則が心身に染み渡っています。
言葉選びも慎重で、なるべく上から目線にならないよう、
相談者さんが鴻上さんの言葉を受け取りやすいよう、
届けることを意識して答えてることが、文章からとても伝わってきます。
読めば読むほど、愛が深い人だなぁと思います。
鴻上さんも書かれていますが、
「自分の当たり前は、他人の当たり前ではない」んですよね。
2011年の私と2022年の私の当たり前も、全然違いました。
同じ人間であっても、月日が経てば、当たり前が変わる。
別の人間だったら、育った環境も何もかも違うのだから、当たり前が同じ訳がない。
これも、とーっても大事なことです。
自分にとっての幸せと、相手にとっての幸せも違う。
自分にとっての不幸せと、相手にとっての不幸せも違う。
ここを踏まえずに、自分の当たり前を前提にアドバイスをしてしまうと、
相手に苦痛を与えてしまうことになる。
この回の最後。
鴻上さんの言葉が、愛にあふれていてとても好きです。
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A子さんとの関係は、残念ながら復活することは難しいと思います。
A子さんは、さやかさんが優しくないとは思ってないのです。
そういう意味では、真意は伝わっています。
ただ、その優しさの伝え方が嫌だと感じているのです。
でもね、さやかさん。落ち込むことはないと思います。
ずっと先、さやかさんが「対等な人間関係」に敏感になった時に、
A子さんと話す機会があれば、また友人関係が復活するかもしれません。
それまでは、A子さんのことを忘れて、さやかさん自身の人生を生きることを勧めます。
対等な人間関係に自覚的になれば、素敵な友人とたくさん出会うと思いますから。
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自分の中にあった無自覚な優越感に気づいて、
相手と対等に関係性を作れるようになったら、
ステキな友人とたくさん出会えるし、A子さんともまたご縁が繋がるかもしれない。
だから、A子さんのことに囚われずに、自分の人生に集中して生きよう。
ものすごくステキな回答ですよね。
UMIでは、まさにここの部分に今日も受講生さんたちが取り組んでいます。
子どもに、夫に、
自分の当たり前を押しつけていないか?
自分と相手は違う人間だという境界線を引けているか?
子どもと、夫と、
対等な人間関係を築けているか?
そして、最も大切なこと。
子どもを、夫を、どうにかしたい。ではなく、
私がどうしたいか。私がどうなりたいか。という視点で、
自分の人生を生きられているか。
自分が自分の一番の理解者になれているか。
自分の理解者になれていない人が、他人の理解者になれる訳がないのだ。
〇〇さんの人生に沢山の幸あれ!
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高橋ゆりこ
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