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昨日は、
「妻、小学生になる」の最終回でした。
心が温かくなる、ステキな最終回でした。
心に残る大切な言葉が沢山あった。
「後回しじゃダメだ。いつかじゃダメだ。いまやろう。」
「どうせいつかお迎えが来るんだし、それまでは、美味しく楽しく暮らしなさい。」
「私に何もしてあげられなかったって言ってたけど、そんなこと無いのよ。
麻衣が生まれてきたその瞬間から、麻衣はいっぱいいっぱいママを幸せにしてきてくれた。
今でも麻衣にはそういう力がある。覚えててね。」
どの言葉についても、語りたいことが山ほどあるけど、
一番最初に取り上げたいのは、3つめの貴恵(ママ)の言葉。
貴恵(ママ)が、麻衣(娘)に向けて、天に還る直前に言った言葉です。
この言葉を聞いた瞬間、
11年前に亡くなった父の言葉が一瞬で蘇りました。
私は、「親孝行」とは「親に育ててもらった恩を返すこと」だと、18才まで思っていました。
「返さなくちゃいけないもの」だと思っていました。
でも違ったんです。
当時の私は、高3の秋まで部活をバリバリやって、ろくに受験勉強をしていませんでした。
にも拘わらず、法学部志望で司法試験を目指したいと思っていたので、
どうしてもある一定水準以上の大学に行きたかった。
そのため、わざと早慶と国立しか受けず、現役時はわざと大学受験に全落ちしました。
と常日頃から、何度も強く父から言われていたため、
合否結果が全て出た高3の3月に、父に、
「浪人をさせてください!」と、土下座をしてお願いをしたんです。
「土下座なんてすんな。1年だけだぞ。一生懸命やってみろ。」
きっとものすごく怒られると思ってて、完全武装の戦闘態勢だった私は、
予想外の父の反応に、すっかり身体中の力が抜けてしまい、
父の愛の大きさに愕然として、床にへたり込んだまま、わんわん泣きました。
きっとちゃんと話をしたら分かってもらえただろうに、
分かってもらえないと勝手に決めつけて、
ムダに受験料を使わせて確信犯的に浪人を選んだ、
自分の腹黒さ、浅ましさにも、ほとほと嫌気がさした。
私は、そのとき父に対して、こんなことを言いました。
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私は、自分が恥ずかしくて情けない。
お父さんから、たくさん愛情とお金をかけてもらって、育ててもらってきたのに、
現役で大学に行けないわ、反抗ばかりするわ、
予備校代でムダなお金をこれから使わせることになるわ、
ひとつもお父さんにもらったモノを返すことができない。
親不孝な娘で、本当にごめんなさい。
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泣きながらこう言った私に、父はこんな言葉をくれました。
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お前が生まれた瞬間、そして、ここまで育てて来た中で、
オレは一生分以上の宝物をもうすでにたくさんお前から貰ってる。
お前がもし、オレに何かを返したいと思うんなら、
それはオレにではなく、将来お前が生む子どもに返していけ。
親から貰ったモノは、親に返すんじゃない。
自分の子どもに返すんだ。
そうやって、受け繋いで巡っていくんだ。
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父と過ごした36年間には、本当に色んなことがあって、
憎んだり、恨んだり、ののしり合ったり、父とは親子の縁を3万回くらい切ったりした。
だけど。
本当に大好きで大切な父でした。
亡くなった今でも尊敬しています。
この父の言葉に、私は、ハンマーで頭を殴られたくらいの衝撃を受けました。
私自身が幸せになって、自分の子どもに受け繋いでいくこと。
先人から貰った恩恵を、次の世代に、受け継いでいくこと。
実際に自分が親になってみて、父の言葉の意味が本当に分かった。
親孝行なんていらない。
子どもが幸せに生きていることが、最大の親孝行。
今。
私は、子どもたちに、両親から貰った愛情を、日々返しています。
父が亡くなって11年経った今でも、
様々な場所で、様々な人に、
「父の娘だから」という理由で、助けてもらうことが多いです。
亡くなってもまだなお、私は父から愛を受け取り続けてる。
私はどれだけの愛を子どもたちに返せているだろうか。
そんなものは、計りようがないし計る必要もないけど、
できるだけ多くの愛を返したいなって思ってる。
自分の子どもだけではなく、日本の子どもたちの世代へ、
両親の世代から受け継いできたものを、繋いでいけたらいいな。
日本の未来のために行動することも、親孝行の一環なんだななんて、最近は思っています。
私たちは全員、この世界に生まれた瞬間に、
親にたっっくさんの宝物を与えた存在。
だから、
恩は親に返さなくていい。
子どもに、次の世代に、愛を返して巡らせていこう。
〇〇さんの人生に沢山の幸あれ!
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