配信日時 2019/08/16 21:15

書くことができない理由とは?

〇〇さん


こんにちは、中島です。

フィリピンドゥマゲテからラブレター



排気ガスの臭い

汚れた町に馴染む人たち

車が加速するたびに体の揺れが激しくなる。



帰ってきた。

という言葉がしっくりくる。



約3年前、この町で半年過ごした。

僕はひたすら小説を書いていた。



朝3:30に目覚めると

水をコップ一杯一気に飲み干す。

すぐさまバナナを口に放り込みながら

相棒のノートパソコンの電源を入れる。



外はまだ真っ暗だ。

硬い椅子に腰掛けると

手はキーボードを叩きはじめる。




こんな生活を約180日間繰り返した。

そうして得たものとは?



『誰よりも書くことが好き』

だってこと。

誰にも会わない

誰も知らない



格好つける必要のない町に身を置くことで

余計なものを削り落とせた。



本当に大切なものを見つけることができた。



もしまだ自分の人生が

なんだかモヤモヤする人は

裸になれる町で暮らしてみるといい。



誰も自分を知らない場所で生活する。

それって、とっても貴重な時間。

長い人生を豊かに生きるために必要な時間。



誰も知らないから

何もしないでいられる



誰も知らないから

何かに没頭する修行僧のようにいられる。



文章を書くのが苦手って人も

たぶんなんだけど

入ってくるものが多すぎるんだよ

人が多すぎる

しがらみが多すぎる



考えすぎて頭でっかちになって

自分じゃない誰かを演じようと必死になって

本当の自分を見失うから



本音を書けなくなるのかも。



代筆屋 中島泰成


PS:自分が望む未来がより具体的にわかってきました。

やっぱりね、仕事ばっかりしてちゃダメですよ。ダメ。

〇〇さんがもし仕事ばっかりしてたとしたら、

大切なものを見失っちゃいますよ。