配信日時 2019/01/30 07:12

著者として出版してみたい方には、ぜひ読んでもらいたい記事です。

〇〇さん

 

おはようございます。代筆屋のナカジです。

 

 

 

今日は本の話です。

この本⇒『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』

 

 

 

僕が人生を変えたのは、

 

絶望から生まれた一瞬の勇気と決断だった。

 

 

 

5年ぐらい前だったか、

 

ある出版社の社長が東京から当時京都駅近くに借りていた事務所へ訪れた。

 

 

物腰柔らかな40代半ばに見えるその男性は言った。

 

「中島さんに本を書いてもらいたいと思って東京からやってきました」

 

 

わざわざ東京から社長自らがやってきたことから、

 

出版の話はかなり本気なんだろうという想いは伝わってきた。

 

 

「本出されると人生変わりますよ」

 

そう言ってその社長は事務所を後にした。

 

この言葉の意味がその頃の僕にはよくわからなかったが、

 

今になってじわじわと込み上げてくるものがある。

 

 

 

わざわざ東京から京都まで来てくれたその想いに答えようと、

 

執筆を始めた、までは良かったものの、

 

そこで気づいた。

 

「何も書けない」

 

 

 

プロの代筆屋の自分が何も書けないというのは、

 

恐怖で頭がおかしくなりそうだった。

 

目の前が真っ暗になったり、真っ白になったり、

 

とつぜん色褪せた世界に迷い込んだようだった。

 

ようは当時の自分の実力のなさに直面させられ、自分に絶望したからだ。

 

 

 

それでも、何とか書いて原稿を提出した。

 

初回目は鼻で笑われたような返信メールが来て、

 

何度も何度も跳ね返され、5回ほど没になり、

 

6回目にその社長から返ってきた言葉は、

 

「いまはまだ無理みたいですね。」

 

 

 

あの日から僕は悔しくて眠れなくなった。

 

枕に顔をうずめて声を押し殺し泣いた。

 

書けない代筆屋という無能のレッテルを張られたと勝手に絶望した。

 

 

 

同時に、書きたい想いが爆発した。

 

書かなければいけない!と誓うことができた。

 

 

 

ありとあらゆる本を読み漁り、

 

ブログだったり、メルマガだったり、小説だったり、

 

とにかく毎日何かを書いていた。

 

さらに自分を追い込むために、

 

周囲に「○○までに出版します!」

 

と宣言した。

 

 

 

絶望から生まれた一瞬の勇気と決断

 

人生はそこから生まれ変わった。

 

 

 

そこかしこで「本を出す」と言葉にしたことで、

 

出版している著者と会う機会をつかんだ。

 

しかもその仲介者が自分の奥さんだったのだから、

 

灯台下暗しとはよく言ったものだ。

 

 

 

ある本の著者からその日に女性の編集者を紹介してもらう約束をもらい、

 

次の日には編集者とSNSで繋がりメッセージでやり取りすることになった。

 

 

 

編集者に企画書を出すと、

 

「会議で通りました。それではさっそく書いていきましょうか」

 

ととんとん拍子で執筆にこぎつけた。

 

この時点でもまだ僕は「ドッキリか何かじゃないか」

 

半信半疑どころか、3対7で疑っていた。

 

 

 

執筆をして原稿を投げ、編集が入り、また執筆をする。

 

著者と編集者とのやり取りは

 

僕にとって憧れていた夢の舞台だ。

 

パソコンの画面に映るにやつく顔を必死で元に戻し、

 

執筆に専念した。

 

 

 

ある日、とつぜん文章が出てこなくなり、

 

産みの苦しみを味わうことがあった。

 

しかし、「まてまて、自分はなんて幸せ者なんだ」と言い聞かせた瞬間、

 

すぐにタイピングする手が止まらなくなった。

 

 

 

それに、この本は僕一人で好き勝手に書いてるんじゃない。

 

紹介してくれた彼がいて、

 

編集者の女性がいて、

 

会議でタイトルを考えてくれた出版社の人がいて、

 

表紙のデザインを考える人がいて、

 

どう売り込もうかマーケティングする人がいる。

 

 

 

僕のような無名の新人作家に、

 

高級車一台分を投入してくれた出版社の恩に報いなくてはいけない。

 

たくさんの人に支えられて

 

自分は書かせてもらっているんだと思えば思うほど

 

この本は人の心を動かす魔法の文章へと近づいていった。

 

 

 

執筆中は、「早く書き終えたい」という想いが強かった

 

終わりを迎えると、「終わって欲しくない、ずっと書いていたい」と

 

ライターズハイが全身を支配した。

 

 

 

『人の心を動かす魔法の文章術』というタイトルをもらったとき、

 

まさにその通りだと確信した。

 

僕は

 

『心を動かす魔法の文章術』がいいんじゃないですか。

 

と、「人の」をカットすることを提案して、それが採用された。

 

 

 

わずかな差だけれど、

 

余計な文字は感動を薄めてしまう。

 

「心を動かしたいのは、書くまでもなく、人の、だから」

 

だから「人の」は読み手の想像を奪う不要なキーワードだった。

 

 

 

不思議だったなぁ。

 

読む人の心を動かしたくて書いていた本に、

 

一番心を動かされていたのは書いている僕自身だったなんて。

 

 

 

本が完成するにつれ、もう、出版社の社長から言われた言葉や、

 

あのときの悔しい気持ちはなくなっていた。

 

見返してやりたいという濁った感情は、

 

ありがとうという真っ白な感謝に変わっていた。

 

 

 

あれがきっかけで僕はこの本に出会うことができたんだと思うと、

 

心の底から感謝で充たされていったのだ。

 

 

 

校了(完成)して、本がAmazonに並んだ時、

 

なぜかまったく興奮しなかった。

 

おそらく、短期間に僕を取り巻く環境が激変してしまったため、

 

現実に感情が追いついていなかったからだと思う。

 

 

 

この本を書く前、

 

奥さんに

 

「ちょっと執筆に集中したい。仕事は一時中断するつもりで書くから、ごめんね」

 

と言った。

 

「やりたいようにやったらいいよ」

 

と言ってくれた彼女の器の大きさに驚いた。

 

そりゃあ、今でも頭が上がらないのは当然だろう。

 

 

 

子供が生まれたばかりの彼女は本心では不安だったに違いない。

 

でもその想いを押し殺して、僕の背中を押す温かい言葉を選んでくれた。

 

本当に、ありがたいとしか言いようがない

 

 

 

僕は、この本を何度か読み返している。

 

読むたびに、「あんまりうまくないなぁ」と本気で思う。

 

正直、文章技術という意味での当時の出来栄えに

 

今の僕からすれば苦笑するしかない。

 

 

 

だけど、なんだろう。不思議な本なんだ。

 

何度読んでも心をくすぐる何かがある。

 

読むたびに新しい何かを感じられる。

 

気づいたらざわざわと心が動き出し、文を書きたくなる。

 

 

その瞬間、

 

「ああ、この本を書いておいてよかった」

 

と僕は心底思えるんだ。

 

 

 

著者の心を動かせたんだから、

 

きっとあなたが動かしたい誰かの心も動かせる

 

そう、信じている。

 

 

 

ぜひ、まだの人は手に取ってみてください。

 

一代筆屋が絶望から生まれた勇気と決断を武器に書いた本。

↓↓↓

『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』

 

 

 

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