配信日時 2025/08/05 14:38

【本の紹介】『シュリーフェン計画の真実 ドイツの戦争計画 1871-1914年』テレンス ツーバー(著)、小堤 盾(訳)


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「“存在しなかった作戦計画”の衝撃──あなたの
常識が今、問い直される」


第一次大戦のドイツの開戦戦略として名高い「シュリーフェ
ン計画」は、作戦計画の名に値しないものだった——。

本書は、ドイツ軍内部文書と参謀演習の綿密な分析
を通じて、その真実を暴く試みです。

著者は元アメリカ陸軍将校。地に足のついた資料主
義と実務家の視点が融合した、渾身のリサーチ。



『シュリーフェン計画の真実 ドイツの戦争計画 1871-1914年』
テレンス ツーバー(著)、小堤 盾(訳)
発行:芙蓉書房出版
発行日:2025/07/25
判型・ページ数:A5・432ページ
定価:5,500円(税込)
http://okigunnji.com/url/226/



こんにちは、エンリケです。


【この本で“戦略史の常識”が変わる?】

「シュリーフェン計画」は作戦計画ではなかった──。

第一次世界大戦の戦略研究における“定説”を、真
っ向から覆す一冊が登場しました。

『シュリーフェン計画の真実 ドイツの戦争計画 1871-1914年』。

著者は、米陸軍退役将校のテレンス ツーバー氏。
訳者は、わが軍事史研究の本流を地道に支え続けて
きた小堤盾氏。


著者略歴

テレンス ツーバー
アメリカ陸軍退役将校。ヴュルツブルク大学で博士
号を取得。
主な著作に『German War Planning,1891?1914: Sou
rces and Interpretations』(2004年)、『The Molt
ke Myth: Prussian War Planning 1857?1871』(200
8年)、『The Battle of the Frontiers: Ardennes 
1914』(2008年)、『The Mons Myth』(2010年)、『T
he Real German War Plan 1904-1914』(2011年)があ
る。 


訳者略歴

小堤 盾(こづつみ・じゅん)
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課
程満期退学。金沢工業大学国際問題研究所研究員等
を経て、現在、軍事史研究家。
著訳書:『戦略思想家事典』(共著、芙蓉書房出版、
2003年)、『戦略論大系 デルブリュック』(芙蓉
書房出版、2008年)、W・マーレー、R・シンレイ
チ編『歴史と戦略の本質(上・下)』(共訳、原書
房、2011年)、T・キューネ、B・ツィーマン編著
『軍事史とは何か』(共訳、原書房、2017年)、
『近現代軍事戦略家事典』(編集、原書房、2023年)、
『モルトケからシュリーフェンへ』(彩流社、2024
年)、ほか。 



研究者・戦略家・実務家、そして「自分の頭で戦史
を考えたい」すべての人に贈る本書。
一読するだけで、思考の回路が大きく切り替わるこ
とを覚悟してください。


こんなあなたにオススメです。

・「通説を疑え」が口癖のインテリジェンス志向読者。
・軍事系大学院の修士・博士課程にいる学生。
・「演習」「戦略文書」「実地作戦」の相互関係を
知りたい戦略研究家。
・モルトケ〜シュリーフェン〜小モルトケの流れを
“現場感覚”で整理したい実務家。


たとえば、こんな瞬間ありませんか?

学会やゼミで「シュリーフェン計画に従って〜」と
発表しているのを聞きながら、
机の上のコーヒーカップを握りつぶしたくなる苛立
ち。

「結局、当時の参謀本部は何を考えていたのか?」と
史料の迷路に迷い込み、夜中の2時に目が冴えてしま
う焦燥感。

「ドイツ参謀本部の“実戦思考”は、今の日本に必
要なのでは?」と、国防政策を思いながらため息をつ
く現場実務者の孤独、、、

図表と演習地図に吸い寄せられるものの、
「また定説のコピペか…」という自分のガッカリし
た声が聞こえてくる、、
図書館の紙の匂いとともに、ドイツ軍文書のファイ
ルを何度もめくる手の感触。
もうコーヒーじゃなくて、ラムでも飲みたい感覚に
襲われる、、

そんなことないですか?


この本は、

・「シュリーフェン計画なる作戦計画は存在しなかった」
と主張する、戦略史の転換点となる1冊であり、

・ドイツ軍の実戦的な戦争計画の全体像を、一次史
料と演習記録で解き明かす

本です。

もっと端的に言うと、

「戦史の通説に疑問を抱いたことがある人には必読。
戦略研究者・実務家に新しい思考軸を与える、硬派
で骨太な戦史研究書です」


それではこの本の中身を見ていきましょう。

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目次



第一章 シュリーフェン計画の発明

第二章 大モルトケの東方開進 一八七一〜一八八
六年
 露仏同盟に対する最初の戦争計画
 一八七一年 フランスおよびロシアとの戦争ー東
部における予防戦争ー
 フランスとの戦争(一八七二〜七五年)
 ロシアの軍事的な弱点(一八七七〜七八年)
 一八七七/七八年 オーストリアおよびフランスと
の戦争ー最初にオーストリアを撃破する
 一八七七年 ロシアおよびフランスとの戦争ー西
方開進
 一八七九年 ロシアおよびフランスとの戦争ー東
方開進
 モルトケによる独墺同盟の主張
 ヨーロッパの軍事状況についての公的な評価
 一八八〇年 二正面戦争ー東部での予防戦争
 一八八一年 フランスとの戦いを目的とした真実
の計画
 モルトケによるナンシー攻撃計画
 一八八一年の三帝同盟
 ヴァルデルゼー
 ヴァルデルゼーによる参謀演習旅行
 一八八五/八六年のフランスの戦争計画に対するド
イツ側の評価
 一八八六年 ヴァルデルゼーによる西方開進の推


第三章 要塞、諜報活動、危機の発生 一八八六〜
一八九〇年
 一八七一年以降のヨーロッパの再要塞化
 高性能爆薬
 ブーランジェとブルガリア
 一八八七年 モルトケによる西方開進
 一八八七年 フランスの攻撃を予想するドイツ軍
 一八八七年 ロシアに対する予防戦争
 西部におけるドイツの敵に関する見積り(一八八
八〜九〇年)
 一八八八年 西方開進
 一八八八年 モルトケによる最後の西方開進
 一八八八および八九年の参謀演習旅行
 一八八八/八九年の西方開進
 一八八九/一九〇〇年の西方開進
 ロシアの目的に対するドイツの見積り(一八七一
〜八九年)
 ドイツの戦争計画に関するヴァルデルゼーの評価
 西方開進(一八八七〜一九一四年)

第四章 シュリーフェンの戦争計画 一八九一〜一
九〇五年
 ドイツ軍による西方の敵に関する見積り(一八九〇
〜九五年)
 ディークマンの「シュリーフェン計画」
 シュリーフェンと兵力構成
 シュリーフェンの展開計画
 東部参謀演習旅行
 開進計画(一八九五〜九七年)
 一八九七年 東部参謀演習旅行
 一八九七年の兵棋演習
 戦略演習問題
 ドイツ軍による西部戦線の敵に関する見積り(一
八九八〜一九〇四年)
 一八九九年 シュリーフェンによる西方開進
 一八九九年 東部参謀演習旅行
 一九〇〇年の東方開進
 広報活動
 一九〇一年の参謀演習旅行
 東方大開進の終了(一九〇二/〇三年)
 一九〇二年の西部参謀演習旅行
 一九〇二年 東部参謀演習旅行
 一九〇二年の戦略演習問題
 一九〇三年の参謀演習旅行
 一九〇四年 ディークマン原稿の結末
 一九〇四年の西部におけるドイツ軍の敵に関する
見積り
 一九〇四年 二回の西部参謀演習旅行
 一九〇四年 要塞・参謀演習旅行
 一九〇五年 西部参謀演習旅行
 一九〇五年の大兵棋演習
 「シュリーフェン計画」

第五章 小モルトケの戦争計画 一九〇六〜一四年
 ドイツによる敵の見積り(一九〇六/〇七年)
 一九〇四〜〇六年 トゥールとヴェルダンの間を
突破するためのバイエルン軍の準備
 小モルトケによる一九〇六年および〇八年の参謀
演習旅行
 第十六号計画
 ドイツによる情報見積り(一九一一〜一四年)
 フランスとロシアの戦争計画
 第十七号計画
 一九一四年 ドイツの戦争計画
 リエージュ
 フランス軍のロレーヌにおける攻勢
 フランス戦役

第六章 弁明と非難
 公的調査
 さらなる弁明と非難
 シュリーフェン計画についての最初の証拠
 ロレーヌでの会戦の再戦
 ヴェニンガー論争
 ドイツの真の戦争計画
 エピローグ
 真実と結論



訳者あとがき
 [参考]ペーパーバック版へのまえがき

略語一覧
原註
人名索引
著者・訳者略歴



地図
 1.リッターのシュリーフェン計画・・・18
 2.東ヨーロッパ・・・82
 3.ロレーヌ地方・・・98
 4.フランスとドイツの要塞・・・152
 5.1894年の東部参謀演習旅行・・・198
 6.1897年の東部参謀演習旅行・・・207
 7.1903年の東部参謀演習旅行・・・246
 8.1904年の第1回西部参謀演習旅行・・・254
 9.1904年の第2回西部参謀演習旅行・・・262
10.1905年11月〜12月の東部兵棋演習・・・271
11.1905年11月〜12月の西部兵棋演習・・・274
12.1906年の西部参謀演習旅行・・・294
13.1908年の西部参謀演習旅行・・・302


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いかがでしょうか?

・著者テレンス・ツーバーは、元米陸軍将校。陸軍
将校としての「戦略と実務の距離感」を知っている。
・徹底した演習分析と、当時の構想文書を時系列に
追いながら、いわば「史料そのものに語らせる」構成。
・しかも、感情的主張ではなく、冷静で論理的。
・432ページという情報量。


「表面的な要約や紹介だけではもったいない」と感
じる方は、
すでに『戦略論大系』や『歴史と戦略の本質』など
の重厚書籍にも耐性がある知的に深い方です。そん
なあなたなら、この種の「骨のある本」に接したら、
自分の人生に取り込もうとされるはずです。



▼この本の“読みどころ”を整理すると…

・「シュリーフェン計画」神話の誕生と構造を解剖
・モルトケ、シュリーフェン、小モルトケの戦略構
想の違い
・東西戦線をまたぐ戦争計画の変遷
・ドイツ参謀本部の思考プロセスとその柔軟性
・実際の演習が示していた“現実的限界”
・軍事組織と国家構想の接点


これらを押さえることで、歴史を「構造」として理
解できます。


よく、「作戦計画はロードマップのようなもの」と
言いますが、

本書を読むと、まるで「未舗装の道に、後から引い
た地図」を信じていたような錯覚に気づきます。

そう、道は最初からそこにあったわけじゃない。

“どこに行くか”ではなく、“行けるかどうか”で
毎年、将校たちは演習をしていた。

まるで地図のない戦場で、白いキャンバスに赤鉛筆
で線を描き、
消して、また描き直していた……。

そんな「計画以前の試行錯誤」こそが、真の戦略の
源泉なのでしょう。



歴史は、文字ではなく「構造」を読みとくものです。

戦略とは、予定表ではなく思考の蓄積。
本書はその“蓄積”を、ページをめくるたびに味わ
わせてくれます。

今こそ、あなたの中に眠る“参謀思考”を目覚めさ
せてください。

「この本、寝かせると損ですよ」


『シュリーフェン計画の真実 ドイツの戦争計画 1871-1914年』
テレンス ツーバー(著)、小堤 盾(訳)
発行:芙蓉書房出版
発行日:2025/07/25
判型・ページ数:A5・432ページ
定価:5,500円(税込)
http://okigunnji.com/url/226/



エンリケ



追伸

第一次世界大戦の開戦をめぐって、
「すべてはシュリーフェン計画だった」という説に
モヤモヤしていた方へ。

そのモヤモヤを解き明かす鍵が、ようやく日本語で
手に入ります。

いま一度、参謀たちの地図を、あなたの頭の中に広
げてみてください。


『シュリーフェン計画の真実 ドイツの戦争計画 1871-1914年』
テレンス ツーバー(著)、小堤 盾(訳)
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