配信日時 2025/03/12 09:00

【陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(103)】自衛隊砲兵史(49) 戦車の戦い     荒木 肇


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おはようございます、エンリケです。

「陸軍砲兵史」の103回目です。

木元将補の『道北戦争1979』は、いよいよ戦車
同士の苛烈な戦闘に突入します。

300輌を超える74式戦車が投入され、半数以上が損傷。
敵味方を問わず、損耗した戦車を回収・修理し、再
び戦力化するか否かが戦局を大きく左右します。こ
の状況は、第2次大戦でロンメル将軍率いるドイツ・
アフリカ軍団が鹵獲戦車を修理し再活用した戦術や、
イスラエル軍が中東戦争で敵戦車を鹵獲・再使用し
た事例と重なります。

ここで注目すべきは、当時の陸上自衛隊がこの「戦
力再生」のノウハウを持たず、戦力の維持が極めて
困難であった点です。「もし本当にこの戦争が起き
ていたら…?」そんな想像が頭をよぎります。

また、74式戦車とT62戦車の性能比較、戦後戦車の
世代移り変わり、そして地上侵攻を巡る当時の国防
政策の課題まで深掘りしています。

この仮想戦記は単なるフィクションでなく、リアル
な戦史・軍事技術の知見に基づいています。戦車の
衝撃力とは何か、地上戦の現実とは何か――。
ぜひ本編をお読みください。

次回の展開も見逃せません。


エンリケ



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陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(103)

自衛隊砲兵史(49) 戦車の戦い


荒木 肇

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 木元将補の『道北戦争1979』はいよいよ大詰
めを迎えます。両軍は戦車と火砲によって打撃力を
競うことになります。ここで第2次大戦後の戦車の
歴史をふり返ってみるのも一興でしょう。ちなみに
この時の新鋭戦車74式が、昨年、すべての部隊か
ら姿を消しました。あの「戦車らしい戦車」という
陸自OBたちからの声も聞こえます。

▼戦車の損耗

 ここまでの戦いに300輌をこえる74式戦車が
戦場に投入されました。その半分以上が損害を受け
ていると想像されます。北海道に存在する手つかず
の74式戦車は、5戦大(5師団固有の第5戦車大
隊)の46輌と11戦大(同じく第11師団隷下)
の60輌だけでした。
 
 5戦大は師団といっしょに道北へ移動しますが、
11戦大は札幌地区の守りの為に道央に控置しなけ
ればなりません。内地の戦車部隊は、富士学校の戦
車教導隊に30輌の74式戦車はあるものの、他の
師団戦車隊はすべて61式戦車ばかりです。そのた
めはるか九州から転進してきた8戦大も61で今回
の分断作戦に参加しようとしています。

 木元将補は過去の戦史の事実を元に書かれました。
第2次大戦中のドイツ・アフリカ軍団のロンメル戦
車軍団は、戦闘で損傷したIII号戦車IV号戦車を修理
して戦力回復に努めました。その上、鹵獲した英国
のマチルダ戦車も整備して使います。

 近いところでは、中東戦争でイスラエル軍は鹵獲
したエジプト軍やシリア軍のT62戦車をすぐに戦
力化しました。陸上自衛隊にはこうした経験も準備
もありません。でも、道北の戦場には動けなくなっ
た74式戦車やT62戦車、BMP-1歩兵戦闘車、
わが73式装甲車などが放置されています。これら
を回収し、修理して戦力を回復するべきは当然のこ
とでしょう。

▼第2次大戦後の戦車

 戦後の戦車第1世代は1945年から1960年
代初頭までの戦車をいいます。大戦末期には有名な
ドイツのパンターなどの口径76ミリ、ティーゲル
の88ミリ、ソ連の85ミリなどの砲をもつ戦車が
最強だったようです(もちろん他にも大口径砲を装
備した特殊な重戦車がありました)。それが60年
代初頭には交戦距離を1000~1500メートル
と想定した90ミリ砲を搭載した重量40トン前後、
最高速度55キロ毎時といった戦車が主力となりま
した。

 続いての第2世代は、1960年代と70年代前
半までの、砲口径は100ミリ級(決戦距離は15
00メートル以上)、重量は45トン、速度60キ
ロというものです。この後に登場したのが「道北戦
争1979」に登場する、俗に2.5世代といわれ
るT62(砲口径は115ミリ)でした。

 第3世代は1970年代後半から登場しました。
砲口径は120~125ミリ級で主決戦距離は20
00メートル以上で、重量も50トン前後、速度は
65キロ毎時以上です。西側諸国はソ連のT62に
対抗できるように120ミリ級の砲を搭載した新戦
車を開発します。西ドイツのレオパルトII、アメリ
カのM1、英国のチャレンジャー、フランスのAM
X30/32、イスラエルのメルカバなどがこれで
す。そしてわが陸自の90式戦車もこの仲間でした。

▼T62とは

 T62は革新的な滑腔砲(内部に施条がない)口
径115ミリ(初速1600メートル/秒)を採用
しています。続いてT64や72では125ミリ砲
を搭載しました。対して西ドイツのレオパルトIIは
120ミリ滑腔砲(ラインメタル社開発)をもち、
米国のM1A1も同じ砲を採用しています。74式
戦車は105ミリのライフル砲身でした。性能もす
べて第2世代最終期の戦車にふさわしいものです。

 1970年代の初期にT62A型が登場しました。
この仮想戦記に登場する戦車がこれだと思います。
数字の後ろの( )内は74式戦車のデータです。
乗員は4名(4名)、戦闘重量38(38)トン、
全長9・40(9・41)メートル、車高2・28
(2・25)メートル、車幅3・37(3・18)
メートル、最大速度路上50キロ毎時(53キロ同)、
行動距離350(400)キロ。こうしてみると、
たいへんよく似た大きさです。

 T62Aの照準・射撃制御装置として砲の右側に
出力2Kwの白色・赤外線切換可能のサーチライト
が取り付けてあります。赤外線の最大照射距離は8
00メートルでした。光学合致式・ルビー・レーザ
ー測遠機、アナログ式弾道計算機とサーマル・イメ
ージング式照準暗視装置が装備されています。

▼地上侵攻への備え

 よく戦車には火力・防護力・機動力のバランスが
必要だという見方があります。確かにそれは能力的
な見地からして間違っていませんが、それだけだと
装甲移動砲台としか見られません。実は戦車のほん
とうの力は、その「衝撃力」にあります。

1980年代の半ばごろ、わが国では「海空主陸従」
という主張がありました。当時の自由民主党幹事長
金丸某氏は、「1週間くらい水際で抵抗すれば米軍
がやってくる。ムシのいい話だが、戦車なんか自衛
隊に要らない」と放言したくらいです。その気分も
いまだにあるのでしょう。事実、わが国の戦車や火
砲は次々と減らされ続けています。

 あの頃(1980年初期)にはソ連地上軍は来な
いだろう、食糧、燃料などのある程度の自給、備蓄
政策をとっているし、シーレーン防衛も海自のおか
げでまず安心だろう、だから即効性のない地上軍侵
攻はないという考え方を語る専門家や評論家がいま
した。


航空撃滅戦と本土爆撃だけで国民をパニックに陥れ
させても、ソ連の核攻撃は考えられず、海空重視政
策で育てられてきた本土防空能力も期待できるとい
うことです。

 しかし、専守防衛という巨大な足かせが当時の我
が国にはありました。海空戦は先制奇襲を攻撃要件
とします。敵の第一撃は甘んじて受ける、いまも空
自の戦闘機のパイロットはロシアや中国の領空侵犯
に対して、こちらから先制攻撃はできません。まず
僚機が撃墜されて初めてミサイル、機関砲を使える
のです。

 とはいえ、過去の戦争では本土空襲だけで敗れた
国はありません。そうであると、即効性のある手段
はただ一つです。地上軍の侵攻でしょう。80年代
後期(平成の初め頃)の
ジェーン海軍年鑑には「北海道侵攻能力がある」と
明記されていました。防衛庁防衛局長も国会で「3、
4個師団と空挺師団、空中機動旅団などの侵攻もあ
り得る」と答弁していたそうです。

 次回は、戦車と火砲の役割と重要性を学びましょ
う。


(つづく)


(あらき・はじめ)


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●著者略歴

荒木肇(あらきはじめ)
1951(昭和26)年、東京生まれ。横浜国立大
学大学院教育学修士課程を修了。専攻は日本近代教
育制度史、日露戦後から昭和戦前期までの学校教育
と軍隊教育制度を追究している。陸上自衛隊との関
わりが深く、陸自衛生科の協力を得て「脚気と軍隊」、
武器科も同じく「日本軍はこんな兵器で戦った」を、
警務科とともに「自衛隊警務隊逮捕術」を上梓した
(いずれも並木書房刊)。陸軍将校と陸自退職幹部
の親睦・研修団体「陸修偕行会」機関誌「偕行」に
も軍事史に関する記事を連載している。(公益社団
法人)自衛隊家族会の理事・副会長も務め、隊員と
家族をつなぐ活動、隊員募集に関わる広報にも協力
する。




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