配信日時 2025/01/23 20:00

【ライター・渡邉陽子のコラム (486)】対馬の3自衛隊(3)       渡邉陽子(ライター)


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こんばんは、エンリケです。

「ライター・渡邉陽子のコラム」。
こんかいは第486号。

今週は、幕末から日露戦争、さらには第一
次世界大戦後のワシントン条約に至るまでの対馬の軍事史のつづ
きからです。

特に興味深いのは、ロシアの南下政策に対する対馬の要塞化の進展、
そして「日本海海戦」、別名「対馬海戦」として知られる歴史的な
戦いに至る過程です。また、戦後もなおその遺構が残る対馬の要塞
群は、かつての軍事拠点が現在でも見学できる貴重な場所として、
多くの歴史ファンを魅了しています。

さらに、現代の自衛隊がこの島で行う訓練の様子にも触れられて
います。廃校を利用した市街地戦闘訓練や生地訓練といったリアル
な軍事訓練は、他の駐屯地では見られない対馬ならではの特徴です。
「やまねこ軍団」として知られる対馬駐屯地の陸上自衛隊の歴史と
その活躍は、まさに国境の島としての役割を再認識させてくれます。

この連載を読むことで、あなたは対馬という島の持つ深い歴
史と、現在も続くその軍事的役割に新たな視点を持つことができる
でしょう。ぜひお楽しみください。


さっそくどうぞ!



エンリケ



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『ライター・渡邉陽子のコラム (486)』

 対馬の3自衛隊(3)



  渡邉陽子(ライター)

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こんばんは。渡邉陽子です。対馬取材で話す機会のあった隊員のみ
なさんに「ツシマヤマネコ見たことあります?」と尋ねたところ、
対馬暮らしが長い隊員ひとりだけ「3度見たことありますが、夜だ
ったので今いちはっきりせず……」と。現地でのリサーチによると、
目撃情報は夜間に集中していて(夜行性なので)、日中はほぼ姿を
現さないそうです。猫ラブの私としてはどうしてもツシマヤマネコ
に会いたく「対馬野生生物保護センター」に行こうとしたのですが、
まさかの閉館が1600。取材が1600に終わるはずもなく、一緒に行っ
た仕事仲間ともどもがっくりうなだれたのでした。希少生物なのに
車にひかれてしまうことも少なくないそうで、人と野生動物の共生
の難しさも感じました。



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■対馬の3自衛隊(3)

対馬の歴史の続きからです。
幕末の1861年になると、対馬の中央に広がる浅茅湾をロシアの軍艦
ポサドニック号が占拠する事件が勃発、イギリス軍艦の圧力により
撤退するまで半年間を要しました。さらにその後もロシアは南下政
策を続けたため、対馬は要塞化されていきました。
姫神山砲台には28センチ榴弾砲が6門備え付けられ、海軍は水雷艇を
対馬海峡東水道に出撃させるため、人工的に万関瀬戸(久須保水道)
を開削。
万関橋は開削された瀬戸に架かり、現在も対馬の上下島を結んでい
ます。
また、白村江の戦い後に築城された金田城も再び要塞として整備さ
れ、巨大な大砲が据え付けられ、古くから島の東西を結ぶ交通と軍
事の拠点であった厳原町内陸部にも上見坂堡塁が築造、9センチカノ
ン砲4門が築造されました。

そして1904年に日露戦争が勃発。対馬沖・日本海を主戦場とした海
戦で東郷平八郎率いる連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃破し
ました。この戦いは国内において「日本海海戦」と称されています
が、国外では「対馬海戦」の名で知られています。余談ですが、ち
ょうど現在、テレビドラマ「坂の上の雲」が再放送されていますね。

第一次世界大戦後、軍拡で財政が圧迫された主要国により1921年に
締結されたワシントン条約で廃棄が決まった戦艦の艦砲の1部が、対
馬の要塞砲に転用されました。豊砲台には軍艦「赤城」(「土佐」
または「長門」説もあります)の砲身長18.5メートル、砲身重量10
8トン、実用射程距離30.3キロという当時世界最大級の40.6センチカ
ノン砲1基2門が移設されました。戦後、米軍により爆破、武装解除
されたましたが、鉄筋コンクリートは厚く完全には爆破・解体でき
ず、今も内部を見学できるほど原形を留めています。

白村江の戦い、元寇、そして砲台跡が今も島内各地に30カ所以上残
っていることなどからも、対馬の歴史はまさに国境の島ならではの
融和と衝突を繰り返してきた島であることがよくわかります。

さて、ここからは対馬に所在する陸海空各自衛隊のご紹介をしてい
きます。

2024年春、陸上自衛隊対馬警備隊の訓練の様子が初めて公開された
テレビ番組を見て驚きました。市街地戦闘訓練を演習場や訓練場で
はなく、廃校で行っていたのです。それはつまり訓練場以外の場所
で空包を撃てる、生地訓練ができる島だということです。実際、訓
練検閲でも生地を使用しています。沖縄各島などの駐屯地や基地の
部隊からすれば、まさに夢のような環境でしょう。

陸上自衛隊対馬駐屯地は、1872年に鎮西鎮台から対馬分遣隊が対馬
藩の桟原城跡に駐屯したことに始まります。1886年には司令部、歩
兵隊、砲兵隊からなる対馬警備隊に改編されました。1920年には警
備隊から対馬要塞へ改編されましたが終戦により解体。戦後は米軍
の駐留した時期もありましたが、1962年に別府の第41普通科連隊第
4中隊が対馬派遣隊として移駐し対馬分屯地が開設され、1980年に
対馬警備隊の新編に伴い対馬駐屯地へと格上げされました。
国境の島対馬の防衛・警備、対馬海峡の情勢把握及び国民の自衛隊
に対する理解と信頼を深めた功績により、2018年には内閣総理大臣
からの特別賞状を受賞しています。「やまねこ軍団」の愛称は、対
馬にのみ生息しているツシマヤマネコにちなんだものです。


(つづく)


(わたなべ・ようこ)



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□著者略歴

渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。

2016年6月、デビュー作
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2022年、
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