配信日時 2024/12/06 20:00

【加藤大尉の軍隊式英会話:世界の秘密兵器編】日本の極超音速兵器(1)     加藤喬(元米陸軍大尉)

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た。

今回は、
WW2でドイツ国防軍が使用。WW2で最も知られた兵器
の1つであり、生産停止後も独自の存在感を発揮し
続けた伝説の名銃・MP38&MP40サブマシンガンです。

『MP38&MP40サブマシンガン』
アルハンドロ・デ・ケサダ (著), 床井 雅美 (監
修),
 加藤喬 (翻訳)
2022/5/12 発行
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※武器オンチのあなたやわたしに特におススメ


こんばんは!エンリケです。

きょうから
<今後のミリタリ―・バランスを決する次世代
目玉テクノロジー>と加藤さんが考えている
「極超音速兵器(HGV、HCM)」がテーマです。

極超音速兵器などという硬質で馴染みない言葉を
聞くと、どこか遠くの出来事のような印象を受け
ますが、先日、ロシアがウクライナに対して発射
した兵器がそれです。当初ICBMと報じられたあれ
です。

今後の世界の軍事バランスを左右するテクノロジー
の動向を知ることは、わが未来に直結します。

この挑戦的かつ重要なテーマを通じて、加藤さんが
描く「平和と兵器のジレンマ」に触れてください。


利益を追求するために軍産複合体が戦争
を必要としている現実に触れた冒頭文も
必読でしょう。

また、米露核戦争のリスクの高まりに触れている
箇所にも注目すべきでしょうね。


それではさっそくどうぞ。


エンリケ


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加藤大尉の軍隊式英会話:世界の秘密兵器編   
  Takashi Kato1

日本の極超音速兵器(1)

加藤喬(元米陸軍大尉)

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□戦争が起こらないと困る軍産複合体?

わたしは人類史上初の人工衛星「スプートニク」が
打ち上げられた年に生まれました。米ソのスペース・
レース幕開けとなった宇宙元年は同時に、両国が
互いを核で狙い合う本格的冷戦と重なるものでした。


学校で核戦争の危機について教わった記憶は皆無で
すが、あの頃テレビの映画劇場で観た『渚にて:核
戦争最後の日』(1959年米作品)、『世界大戦
争』(1961年邦画)、『博士の異常な愛情』
(1964年米映画)、『未知への飛行』(196
4年米映画)をはじめとする核アルマゲドンSFの暗
澹たるメッセージに震え上がりました。

アメリカの公共学校のように「核避難訓練」こそあ
りませんでしたが、多感な時期に植え付けられた終
末戦争への恐怖は、その後の人生にずっと影を落と
し今日に至っているようです。

 軍事動画サイト『ディフェンス・アップデイツ』
11月23日付は、露軍の核兵器使用が迫っている
兆候を3つ挙げています。まず、プーチン大統領が
核使用条件を改訂し「核保有国に支援された非核保
有国による対露武力侵攻は共同攻撃と見なし、核に
よる反撃の対象となる」と明言していること。この
条件緩和がウクライナと欧米諸国を念頭に置いたも
のであるのは明らかです。

第2に、一般ロシア市民を守るための移動式核シェ
ルター生産が急増していること。そして本年10月、
三元戦略核戦力(大陸間弾道弾、潜水艦発射弾道弾、
核搭載爆撃機による核攻撃)を用いた大規模演習を
プーチン大統領立会いの下で行なっていることです。
加えて去る11月23日、迎撃困難な新型極超音速
ミサイル「オレシニック」がウクライナ攻撃に投入
されたことも、早晩核を使用する意思表示だとして
います。

 核アルマゲドンによる実存的不安を体験した世代
にとって、同サイトのメッセージは「恐怖を煽る誇
張」ではありません。露政界で起きつつある変化の
解析は正鵠を射ており、「米主導の民主主義陣営と
露中北の反米勢力が早急に緊張緩和に踏み切らなけ
れば、世界は危うい」との真摯な警鐘です。この意
味でトランプ次期大統領が公約したウクライナ戦争
即時停戦と、多文化視点を持つトルーシー・ギャバ
ード元下院議員の国家情報長官(DNI)指名は、核チ
キンゲームにブレーキをかける稀有な政治的動きだ
とわたしは見ています。

 もっともギャバード氏の指名をめぐっては、民主
党はもとより身内である共和党からも懐疑論が出て
います。民主党のタミー・ダックワース上院議員は
タイ出身のハワイ育ち。2004年、陸軍ヘリコプ
ター・パイロットとしてイラク戦争に参戦中撃墜さ
れ両足切断。にもかかわらず、2014年まで軍務
を続け中佐で退役した強者(つわもの)です。多文
化視点の持ち主であり、ハワイ育ちであり、イラク
戦争従軍体験を持つ「戦士政治家」である出自と経
歴はおおむねギャバード氏と重なります。が、ダッ
クワース上院議員は「トルーシー・ギャバードには
情報漏洩の恐れがある」と懸念を表明。ここで言う
情報漏洩とは、ギャバード氏が2017年シリアに
渡航し、アメリカと敵対するアサド大統領と面会し
ていることを指します。またウクライナ戦争開戦当
時「NATO東方拡大はロシアにとってもっともな懸念
材料だ」と発言したことも問題視しています。

共和党のベテラン上院議員ジェームズ・ランクフォ
ード氏は米情報機関を監督する上院情報委員会のメ
ンバーですが、やはりアサド大統領との面会を争点
にしています。

 ではなぜ民主・共和両党が「アサド面会」と「NA
TO東方拡大批判」を論点にするのか? うわべだけ
見れば、米政府が「大悪人」と断罪するアサド、プ
ーチン両大統領寄りの人物は国家情報機関を束ねる
DNIには不適格との論法でしょう。が、両上院議員が
問題視する出来事の背景には、ギャバード氏がかね
てより「政府による米軍の運用方法に懐疑的」だっ
た事実があります。つまり、シリアなど米国の意に
沿わない国に軍事介入して体制変革を画策したり、
逆に、力による平和を主導すべき時に尻込みし戦争
抑止に失敗したりしたことです。

戦士政治家ギャバードは自らの体験から「参戦は最
後の手段」だと知っています。同時に、世界最強の
米軍を「使うべきときには果敢に使い敵の戦意を奪
う兵法」も心得ているのです。彼女のビジョンと資
質は「戦争を起こさなかった」第1次トランプ政権
と「ウクライナ戦争終結に動く」第2次トランプ政
権に合致していると言えましょう。では、戦争が起
こらないと困るのは誰か? 軍産複合体です。

 ちなみにダックワース上院議員はイリノイ州選出。
ランクフォード上院議員はオクラホマ州選出です。
両州とも軍と強い繋がりがあり、また多くの軍事産
業を擁しています。州財政が軍産複合体に大きく依
存している土地柄では、再選には軍と軍事関連会社
を優遇して引き止め、雇用されている州民に投票し
てもらうことが必要です。

「トランプ流アメリカ第一主義に賛同し、武器供与
も含め場当たり的軍事介入に慎重なギャバードが国
家情報長官に就任すれば州と軍産複合体の共生関係
が損なわれる」。党派を別にする両上院議員が、再
選に関し共通の危機感を抱いたとしても不思議はあ
りません。

軍事産業と互助関係にある族議員らが恐れ嫌うのは、
ギャバード氏が多文化環境で培ってきた「非対立の
心」なのでしょう。

 終末戦争におののいた者として、ギャバード氏が
上院でつつがなく承認されることを切に願う所以で
す。


▼日本の極超音速兵器(1)

兵器は人が生存をかけて使う道具。生き延びるため
には相手より優れた武器を持たねばなりません。兵
器開発競争が文明の黎明から今日まで途切れなく続
いているのはこのためです。よく指摘される武器の
効用に「抑止力」(deterrence)があります。刀を抜
かずとも相手を委縮させ対峙を防ぐ「鞘の内の勝ち」
の如く、敵に攻撃を思いとどまらせる圧倒的な破壊
力のことです。「平和を望むがゆえに兵器を手放せ
ない」。人類が陥って久しいこのジレンマの裏面が
「抑止力」なのです。
加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」では、それぞれ
の武器が持つ抑止力に着目。兵器と平和の関係を考
えていくことにします。

去る11月23日、ウクライナの工業都市ドニプロ
が露軍の攻撃にさらされました。後日プーチン大統
領は「新型極超音速兵器オレシュニクを投入した」
と明らかにしています。

極超音速兵器開発では日米が露中の後塵を拝してい
ます。劣勢挽回を目指す防衛省は国産極超音速ミサ
イルを開発中であり、また本年5月「日米は極超音
速ミサイル迎撃システムを共同開発することで同意
した」と発表しています。

これらの諸情勢から察するに、今後のミリタリ―・
バランスを決する次世代目玉テクノロジーは極超音
速兵器とその対抗手段になると考えられます。そこ
で今回から数回にわたり、極超音速兵器の特徴と利
点、運用方法、そして「究極の斬首兵器」としての
潜在性を考察します。

本シリーズ第1回は極超音速兵器の概要です。

極超音速とは音速の5倍以上の速度を指します。現
在開発が進められている同種兵器の中では、極超音
速滑空体(HGV)と極超音速巡航ミサイル(HCM)が
有望視されています。HGVは弾頭部がミサイルから分
離後、上層大気中を滑空して目標に到達するタイプ
です。HCMはスクラム・ジェット・エンジンによって
高速飛行する巡航ミサイル。従来のジェット・エン
ジンとは異なり空気を圧縮するタービンを必要とし
ないため構造が単純で、高いエンジン効率が得られ
ます。

現用の大陸間弾道弾や潜水艦発射弾道弾の弾頭も、
大気圏外でミサイルから分離された後は慣性によっ
て目標に向け落ちていきます。着弾時の速度はマッ
ハ20に達し定義上は極超音速兵器ですが、放物線
を描いて自由落下するだけなので飛来コースを特定
されやすい欠点があります。つまり迎撃ミサイルで
撃ち落とされる可能性が高くなるわけです。

対照的にHGVとHCMは常時大気圏内を飛行します。し
たがって海自の艦対空ミサイルSM3など、大気圏外で
敵を迎撃するシステムでは対応できません。陸自の
パトリオット地対空ミサイルは大気圏再突入後の敵
を迎え撃ちますが、HGVとHCNはいずれも飛行経路を
変更する「変則軌道」能力があり迎撃が難しくなり
ます。ちなみに日本が開発中の島嶼防衛用高速滑空
弾はHGVに相当します。

教材ビデオ:
(20) JAPAN TO DEVELOP HYPERSONIC WEAPON TO SIN
K CHINESE NAVY ! - YouTube
https://x.gd/bKLtp

(本エピソードは0:14から始まります)

基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
Defense Ministry(ディフェンス ミニストリー)
防衛省
deploy(ディプロイ)配備する 展開する
hyper(ハイパー)超
gliding(グライディング)滑空する
projectile(プロジェクタイル)弾丸 投射物

シナリオ(カウンターを0:31に合わせてくださ
い)

Japan’s Defense Ministry is planning to deplo
y “hyper velocity gliding projectile” or HVG
P on island bases starting in 2026.

(日本の防衛省は「超高速滑空体」(HVGP)を島嶼
基地に2026年から配備する計画だ)

(今回のビデオは1:18まで続きます)

英語一言アドバイス:
 projectileは「弾丸」とか「投射物」を意味します。
自前の推進力を持たない飛行体のことです。


発音サイト:projectileの発音 projectile pronunciation - 検索
https://x.gd/8EwhC

参考サイト:日本の極超音速滑空弾 島嶼防衛用高速滑空弾 - Wikipedia
https://x.gd/8A94F

人類史上初の人工衛星 スプートニク1号 - Wikipedia
https://x.gd/E6fcH


(かとう・たかし)


●著者略歴

加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT─あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK─47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン』(いずれも並木書房)がある。

追記
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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/
20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/
20150624/plt1506240830003-n1.htm
『レックス 戦場をかける犬』発売中
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『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320
オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助
ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけで
はなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&fea
ture=share
きょうの記事への感想はこちらから
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ブックレビューの投稿はこちらから
http://okigunnji.com/url/73/

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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。

軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage o
f
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。

 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。

 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。 
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to biv
ouac" 
と表現します。

 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。

加藤 喬
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そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
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