配信日時 2024/12/04 09:00

【陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(90)】自衛隊砲兵史(36) 第7師団動く     荒木 肇

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当て、警務隊とは何か?の問いに応えるとともに、
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にしたこの本は、小平学校の全面協力を受けて作ら
れました。

そのため、最高水準の逮捕術の技の連続写真が実に
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おはようございます、エンリケです。

「陸軍砲兵史」の第90回目。

冷戦下の北海道が舞台となった架空戦記『道北戦争
1979』。その描写は単なるフィクションを超え、歴
史の「もしも」を活写します。

今週は、陸上自衛隊の第7師団を中心に語る作戦の核
心を深掘りしています。装甲化された第24戦闘団が
オホーツク海沿いを突進し、最前線の第7偵察隊が戦
場を切り拓く──その緊迫感は、歴史を知る私たち
にも新たな視点を与えるものです。

特に注目すべきは、戦術のカギを握る60式装甲車や
偵察用オートバイの詳細なスペック。これらが単な
る兵器ではなく、作戦遂行のための「道具」として
いかに機能したかが克明に語られています。また、
ヘリボーン作戦や空中偵察を駆使した第7偵察隊の巧
妙な行動は、戦略と戦術が織り成すダイナミズムを
如実に描き出します。

歴史を学ぶ者にとって、架空戦記は単なる物語では
ありません。過去と未来を繋ぐ「思考の実験場」で
す。戦車、オートバイ、ヘリが織り成す臨場感溢れ
る戦場の風景、そして迫りくる決戦への緊張感。こ
の物語の中であなたは、まるでタイムスリップした
かのようなリアルな体験を得るでしょう。

さあ、あなたも荒木さんが描く「1979年の北海道」
に足を踏み入れてください。知れば知るほど、あな
たの中で新たな興奮が芽生えるはずです。

さっそくどうぞ!


エンリケ


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陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(90)

自衛隊砲兵史(36) 第7師団動く



荒木 肇

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□ご挨拶

 いよいよ今年も残すところ1か月となりました。
今年はさまざまな出来事があり、それらに振り回さ
れ、自分自身の老いも感じた1年間でした。いきな
りの能登の大地震、それから始まり自然災害も多く、
気象もこれまでと違いました。いつまでも暑い夏が
続き、短い秋があったかと思うと冬が来て、ときに
季節外れの夏のような陽気にもなりました。

 そうした中で体力を消耗し、気力まで失うことも
あったという状態でした。政治にも大きな変化があ
り、経済の動きもまた不安定だったようです。自分
の判断力や決断力の衰えを感じることがありました。
おそらく老化のせいです。年金を貰い、市営バスや
地下鉄の優待パスを使い、医療費の負担も2割とな
っています。

 でも、新聞報道によれば70代の人の25%余り
は働いているとか。通勤のために町を歩けば、同じ
ように仕事をしている人が目立ちます。この頃、も
う一度、自分が青少年だった昭和の時代をふり返っ
ています。

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』
をもとに話を進めます。

▼60式装甲車

 第7師団の主要な戦闘部隊は23戦闘団と24戦
闘団、それに第3戦車群です。23戦闘団は枝幸を
解放し、装甲車化された24戦闘団は3戦群が浜頓
別正面からオホーツク海沿いにハンマーの役割をに
なって突進します。24戦闘団には102装甲輸送
隊の60式APC89輌が配属されて、同戦闘団は
機動力を高めていました。

 APCとは直訳すれば装甲兵員輸送車のことです。
60式装甲車(兵員という言葉が使えませんでした)
は1960(昭和35)年に仮制式として採用され
ました。10人が乗れ、車体前方銃(7.62ミリ)
と車長席には12.7ミリ重機関銃が載ります。


重量は11.8トン、車体長は5メートル、車幅2.
4メートル、車高1.89メートル、エンジンは空
冷4サイクル8気筒ディーゼルエンジン、220馬
力、最高速度時速45キロ、航続距離は300キロ
という当時では世界標準の装甲車です。小松製作所
と三菱重工で1973(昭和48)年までに約46
0輌が生産されました。

この装甲輸送隊と第7師団についておさらいをして
おきます。1962(昭和37)年に師団化改編の
後段として、第7混成団が第7師団に改称・改編さ
れました。大きな変化としては、これまで隷下にあ
った混成団航空隊がなくなったくらいです。


ただし、輸送隊には60式装甲車が配備され、1個
普通科連隊を完全に装甲車化することができるよう
になりました。また、戦車大隊が他の乙師団(3個
普通科連隊基幹)と異なって4個中隊であったこと、
特科が完全に自走化されたこと、偵察隊が他師団と
異なって戦車をもつ大型の編成を維持したことが特
色でした。

▼槍先の第7偵察隊

 師団偵察隊は機甲科職種の部隊です。主力の前方
100キロで行動して、情報収集を行ない司令部に
報告できます。このときは浜頓別から鬼志別間の情
報収集だけではなく、状況によっては、敵の反撃や
妨害を排除しながら敵中深く貫入(かんにゅう)し
なくてはなりません。このために2個偵察班から成
る戦闘偵察小隊のオートバイ12輌を空輸し、戦車
中隊(74式戦車14輌)が配属されていました。
7偵(第7偵察隊)には固有編制として空中偵察班
もあります。偵察隊長(2等陸佐)は自らヘリに搭
乗して空中から偵察も行いました。

 名寄駐屯地の営庭には6機のUH-1と2機のOH
-6が待機しています。UH-1のUはユーティリティ
(多用途)を現し、OH-6のOは観測のオブザベー
ションを意味しています。他にはCHは輸送カーゴ、
戦闘ヘリはアタッカーのAHなどが陸自にはありま
す。当時のUH-1という機体はベトナム戦争でも大
活躍していました。わが国では富士重工がライセン
ス生産を行ない、主任務はヘリボーン(空中機動輸
送)ですが、地上攻撃用の武装も装備できました。
本来は弾着観測や指揮、連絡用のOH-6も同じです。

 UH-1には偵察用のオートバイと偵察員を載せる
ことができます。14日の薄明(はくめい)を利用
して、浅茅野(あさじの)、猿払(さるふつ)、鬼
志別付近に空輸して潜入させます。オートバイ斥候
を指揮する2人の班長はベテランの偵察幹部(2尉)
でした。

偵察用オートバイはヤマハ製で250・ミリタリー
といわれたもので、重量は146キロ、最大速度毎
時120キロ、斥候1名が乗り、無線機や各種生存
用具一式を搭載して敵中では単独行動を行ないまし
た。

 偵察隊は幌別平野、宗谷丘陵に向けて発進します。
未明にオートバイ斥候を宗谷丘陵に潜入させ、地上
部隊は戦車中隊とともに戦闘行動を行ないながら幌
別平野の敵情を偵察することになりました。偵察隊
長(偵察隊指揮所)の位置を師団長は知りたく思い
ます。隊長は、当初は地上部隊(レーダー班、戦闘
偵察小隊)とともに行動し、師団主力がオホーツク
海沿いに北上を開始した段階で、自身がOH-6に搭
乗し空中偵察と指揮を行なう予定と答えます。

 13日の深夜、空には18夜のおぼろ月が浮かん
でいます。枝幸の市街地北方の無人の原野、月光の
届かない疎林の端で2人の男が語り合っていました。
私服を着た地方連絡部事務所長の曹長と、第2監視
哨から山を下ってきた迷彩服に身を包み、小銃携行、
携帯無線機を背負った3曹です。

 次回はいよいよ決戦の時になります。



(つづく)


(あらき・はじめ)


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●著者略歴

荒木  肇(あらき・はじめ)
1951年東京生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、
同大学院修士課程修了。専攻は日本近代教育史。
日露戦後の社会と教育改革、大正期の学校教育と陸
海軍教育、主に陸軍と学校、社会との関係の研究を
行なう。
横浜市の小学校で勤務するかたわら、横浜市情報処
理教育センター研究員、同小学校理科研究会役員、
同研修センター委嘱役員等を歴任。1993年退職。
生涯学習研究センター常任理事、聖ヶ丘教育福祉専
門学校講師(教育原理)などをつとめる。1999年4月
から川崎市立学校に勤務。2000年から横浜市主任児
童委員にも委嘱される。2001年には陸上幕僚長感謝
状を受ける。
年間を通して、自衛隊部隊、機関、学校などで講演、
講話を行なっている。

著書に『教育改革Q&A(共著)』(パテント社)、
『静かに語れ歴史教育』『日本人はどのようにして
軍隊をつくったのか─安全保障と技術の近代史』
(出窓社)、『現代(いま)がわかる-学習版現代
用語の基礎知識(共著)』(自由国民社)、『自衛
隊という学校』『続自衛隊という学校』『子どもに
嫌われる先生』『指揮官は語る』『自衛隊就職ガイ
ド』『学校で教えない自衛隊』『学校で教えない日
本陸軍と自衛隊』『あなたの習った日本史はもう古
い!─昭和と平成の教科書読み比べ』『東日本大震
災と自衛隊─自衛隊は、なぜ頑張れたか?』『脚気
と軍隊─陸海軍医団の対立』『日本軍はこんな兵器
で戦った─国産小火器の開発と用兵思想』『自衛隊
警務隊逮捕術』(並木書房)がある。


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された《兵隊》、お寒い自治体』 荒木肇
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