配信日時 2024/10/14 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(273)】ロンドン珍道中──宗教から見えてくる、新たな発見     桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます、エンリケです。

273回目の「美佐日記」。

先週は今治紀行でしたが、
今週はロンドン紀行です。

国防省に入れない!
という予想外の展開から始まる桜林さんのロンドン
旅は、フィッシュ&チップスや宗教改革、ウエスト
ミンスター寺院など、歴史と現代が交錯する英国の
風景を描き出します。彼女の体験を通じて、英国の
歴史や文化がリアルに伝わり、笑いながらも深い学
びが得られる内容です。

特に、宗教改革やウエストミンスター寺院の高額な
入場料に驚くシーンなどを通じ、宗教的背景がイギ
リス理解のヒントになっていることがつかめます。
あなたは新たな視点をえることができることで
しょう。

ではさっそくどうぞ!


エンリケ


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桜林美佐の「美佐日記」(273)

ロンドン珍道中──宗教から見えてくる、新たな発



桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、273回目となりま
す。

 前回は愛媛県の今治紀行をお届けしましたが「イ
マバリ」の次は、なんと「イギリス」です! ロン
ドンに行って来ました。

 英国軍の人事施策の調査で関係機関などを訪問し
たのですが、私だけ国防省に入れないことが急遽判
明! トボトボと一人でテムズ河沿いをさまよって
いたところ、現地在住の友人が電車で30分かけて
駆けつけてくれて、パプでフィッシュ&チップスを
奢ってもらうという。全く予期せぬ展開もありまし
た。

 彼女は大きなビールを飲んでいましたが、私はま
だ仕事が残っているのでアップルサイダーに。しか
し後で聞いたら「ビールと同じアルコール度数だ」
というので「ひえっ!」となりました。それってビ
ールじゃないの?と。言われなければ分からないも
のです。

 しかし、この奇跡的なひと時ができたことで、図
らずも民間視点での現地情勢もしっかり聞き取るこ
とができ、ありがたい限りでした。

 尽きないお喋りに時間を忘れそうになっていると、
そういえばここは電波が悪いのよねということで再
び「ひえっ!」私のWi-Fiは完全に通信が途絶してい
たのです。

 一時的に行方不明状態になっていたため、チーム
の方々に多大なご心配をおかけしてしまいましたが、
その後、皆さんが徒歩で迎えに来て下さり、無事に
保護されたのでした。

 それにしても、今回は行く予定のなかった有名な
スポット付近をたまたま歩くことができ(友人はお
嬢さんのお迎えのため急いで帰り、私は再び一人で
みんなを待つことに)、観光客の多さに驚きました。

 ウエストミンスター寺院ではちょうど見学時間と
なっていて、行列ができていたのですが、入場料は
30ポンド! 現在の相場では日本円で5700円
くらいという高額です。300円くらいだろうと思
い込んで入場券を買うと青ざめることになります。

 この寺院については、国王の戴冠式やエリザベス
女王の葬儀が営まれたということで入場料を払って
でも観てみようという人が多いのだと思いますが、
本来であれば、イギリスの宗教改革について知って
おいたほうが、より深くこの国を理解できるはずで
す。

 宗教改革と言えば、ドイツではルター、スイスで
はカルヴァンが有名ですが、イギリスではヘンリ8
世から始まりました。

 ヘンリ8世はカトリックで、ルターらが進めた宗
教改革には反対の立場をとっていました。しかし、
王妃カザリンとの離婚を望んだ際、カトリックでは
離婚は許されず、ローマ教皇と対立したことから、
カトリックを離脱し1534年に英国国教会を設立
したのです。

 カトリックとそっくりではありますが、ローマ教
皇ではなく英国国王を首長とした新たな教会制度を
作り、カトリックを抑えつけたのです。

 その後、歴史は流れ、イギリスでカトリックが復
権したのは300年以上を経た19世紀半ばでした。
そして1903年に完成したのが「ウェストミンス
ター大聖堂」です。うっかり「ウエストミンスター
寺院」と混同してしまいがちなのですが、全く別の
ものです。

 英国国教会のウェストミンスター寺院やセント・
ポール大聖堂は王族や偉人が埋葬されていて、その
お墓の上が見学ツアーに入っていたりしますが、カ
トリック教会は入場料もなく、静かに祈りを捧げる
空間になっていると思います。

 因みに、クリスチャンである石破総理大臣はプロ
テスタントのカルヴァン派とのことです。

 カルヴァンは労働することと、お金をためること
を奨励し、 キリスト教で初めて、富を蓄えることを
承認したとされます。 自分の仕事は神に与えられた
ものだと考え、精一杯働きなさいと説いたのです。

また、カルヴァンは「 長老主義」 という考え方を
唱え、教会の運営は牧師と信徒の代表者で行うとし
ました。カトリックのように教皇が任命した司祭を
置く方式とは全く異なるものです。

 いずれにしても、全てキリスト教であることには
違いありません。こうして色々なことを宗教という
観点で眺めると、新たな発見があるのではないでし
ょうか。

 私の出張は相変わらずの珍道中となりましたが、
成果も大きかったと思っています。これを政策に活
かしてもらうためにも、まずは早く時差ぼけを解消
させなくてはなりません~!
 
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい1週間となりますように! 
『軍産複合体~自衛隊と防衛産業のリアル』(*)
も、どうぞよろしくお願い致します!

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(さくらばやし・みさ)


桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)、『軍産複合体~自衛隊と防衛産
業のリアル』(新潮選書)



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