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おはようございます、エンリケです。
『日米史料による特攻作戦全史』の編訳者・小田部
さんがお届けする短期連載「特攻作戦開始から80
年を迎えて」の第2回です。
今回は、特攻作戦開始から80年を迎え、いま改めて
問われる「特攻は志願だったのか?それとも命令だ
ったのか?」というテーマに焦点を当てます。
特攻隊の真実に迫る貴重な考察が続きます。
ぜひ最後までお読みください。
エンリケ
追伸
小田部さんのような歴史眼、視座をもつ日本人が
多数なら、わが国はもっと聡明で穏やかで
生きやすい国だった気がします。
◆最新刊
『日米史料による特攻作戦全史─航空・水上・水中
の特攻隊記録』
ロビン・リエリー著/小田部哲哉編訳
判型:A5判上製576ページ/函入り
寸法:21.5 x 16 x 4.5 cm
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短期連載・特攻作戦開始から80年を迎えて(2)
特攻は志願か?命令か?
小田部哲哉
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□はじめに
『日米史料による特攻作戦全史』が、書店の店頭
に並び始めました。すでにAmazonなどで購入された
方々からはいろいろなコメントを頂きました。あり
がとうございます。
・前作以上に分厚い本に驚きました。
・膨大な情報を収集、整理、出版された著者の苦労
は想像を絶します。
・翻訳にあたり、苦労されたと思います。
・内容の濃さに驚いています。
・特攻をテーマに研究している関係者、これから特
攻を研究しようと考えている人たちにとって欠かせ
ない書籍になることと思います。
・関係する団体の機関誌などで紹介したい。
従来、日本の戦争記録で陸海軍を1つの資料、文献に
まとめたものはあまりありませんでした。それに対
し、特攻隊は陸海軍で同じ時期、地域、目標を攻撃
したので、本書『特攻作戦全史』は両軍の特攻隊を
対象にしています。
陸海軍いずれかの資料、文献を読んでいると気づか
ないことでも、本書のように陸海軍の状況を同時に
見ると、あらためてその違いに気づきます。今週か
らは陸海軍特攻隊の違いなど特攻作戦に関して毎週
いくつかのテーマについてお話します。
▼特攻は、志願によるものか、命令によるものか?
陸海軍とも昭和19年秋から航空特攻隊を出撃させて
います。同じような特攻隊ですが、建前上陸海軍で
大きな違いがあります。陸軍は、(建前上)特攻隊
員は志願者で(『特攻作戦全史』p.71)、志願者に
機体を与え、出撃してもらったことになっています。
これは「技術、生産、教育等の不振を、第一線将兵
の生命の犠牲によって補うことを中央部、特に天皇
の名において命令するのは適当でないとの理由」で
した(『比島捷号陸軍航空作戦』(戦史叢書 第48巻)
p.345)。軍の命令の一番上には天皇がいます。特攻
が命令によるものとなると、将兵に生命を犠牲にさ
せることを天皇が命令することになるので、陸軍中
央部がそれを避けようとしたためです。しかし、
「志願者」との建前とは異なり、軍として特攻隊の
編成を指示しており、「と號空中勤務者必携」のよ
うなマニュアルを作成していますので(『特攻作戦
全史』p.89)。これは陸軍が「志願者」を組織とし
て出撃させていることになります。
これに対し、海軍は軍の命令として特攻を実施して
おり、海軍航空隊ごとに組織として特攻隊を編成し
ました(『特攻作戦全史』pp.71-72)。
特攻隊が編成された以上、自ら望んで志願した人、
本心でないながらもその場の空気で応募した人、意
思を聞かれることなく命令なので出撃せざるを得な
かった人などいろいろな人がそれぞれの思いを持っ
て出撃しました(『特攻作戦全史』pp.44-47)。一
方、特攻隊員に対する部隊上層部の考えも部隊ごと
に異なっていました(部隊の中間層が上層部の意向
を過剰に忖度した可能性はあると思いますが)。特
攻隊員、軍上層部を戦後の価値観で「特攻隊員は皆
○○だった」と考えたり、「軍の上層部は皆△△だ
った」と一つのカテゴリーに入れたりするのはバイ
アスをかけて歴史を見ることになると思います。
日本の内地、外地で編成された陸海軍の特攻隊は知
覧、鹿屋などの九州南部の前進基地に集結し、そこ
から出撃しました。多くの特攻隊員は前進基地に到
着してから数日以内に出撃しました。しかし、エン
ジン不調などの理由で出撃できなかったり、目標が
見つからず帰投したりした隊員は、週単位で出撃待
機を続けることもありました。その間の気持ちはど
のようなものだったでしょうか? そのような隊員
に対する部隊の対応も、次の出撃までは自由にさせ
ていた部隊、厳しく叱責した部隊などいろいろあり
ました。部隊の対応についても一つのカテゴリーに
くくることは歴史の一面だけを見ることになると思
います。
▼航空部隊
陸軍には航空部隊全体を指す部隊名がなく、全体を
指す場合は「陸軍航空部隊」と言いました。1925年
に陸軍で航空兵科が独立するまで航空部隊は地上部
隊の一部だったことから陸軍全体の航空部隊を指す
言葉がなかったのでしょう。
海軍は航空部隊を総称する言葉として「海軍航空隊」
があり、○○海軍航空隊(○○空)のように部隊名
にも「海軍航空隊」が付いています(○○は地名ま
たは番号。空母の場合は空母名飛行隊)。
特攻作戦を実施していたころの基本的な部隊の単位
は、陸軍は戦隊(飛行第○○戦隊、○○は数字)で、
海軍は海軍航空隊です。指揮官の主な階級は、飛行
戦隊は中佐・少佐なのに対して海軍航空隊は大佐で
した。
陸海軍はそれぞれの方法で航空特攻隊の名称を付け
ています。
沖縄戦以降、陸軍は特攻隊の編成元部隊で名前を変
えています。大きく分けると九州の部隊から出撃し
たのが「第○○振武隊」、台湾の部隊から出撃した
のが「誠第○○飛行隊」です。ただし、一部の特攻
隊は異なる隊名の付け方でした。また一部ですが、
「飛行第○○戦隊」と部隊名のままの特攻隊もあり
ました。
海軍の場合、沖縄戦以降は特攻隊編成元の部隊がわ
かる特攻隊名が多くあります。海軍航空隊名と特攻
隊名が同じなのは筑波空の筑波隊だけですが、特攻
隊名に編成元の海軍航空隊の隊名、その航空隊の所
在地を連想させるもの、機種を使用しているものが
あります。
たとえば、徳島空の「徳島第○白菊隊」(隊名と機
種)、宇佐空の「第○八幡護皇隊(艦攻隊)」(八
幡総本宮宇佐神宮からと機種)、姫路空の「第○護
皇白鷺隊」(姫路城:白鷺城から)、名古屋空の
「第○草薙隊」(名古屋熱田神宮の三種の神器「草
薙の剣」から)などです。「第○神雷桜花隊」のよ
うに「神雷」が付く特攻隊は、編成元の721空が「神
雷部隊」と呼ばれていたからです。(つづく)
小田部哲哉
(つづく)
(おたべ・てつや)
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【著者紹介】
小田部哲哉(おたべ・てつや)
1947年生まれ。三菱重工業(株)の航空機部門で勤
務。退職後は月刊誌『エアワールド』に「アメリカ
の航空博物館訪問記」を、月刊誌『航空情報』に
「アメリカ海兵航空隊の歴史」をそれぞれ連載した
ほか、ヘリコプター関連記事を月刊誌『Jウイング』
に掲載した。母方の伯父が第14期海軍飛行専修予備
学生出身の神雷爆戦隊員として鹿屋から出撃、未帰
還となったことから航空機や航空戦史に関心を寄せ
ていた。訳書『米軍から見た沖縄特攻作戦─カミカ
ゼvs.米戦闘機、レーダー・ピケット艦』(ロビン・
リエリー著)。
原著者略歴
Robin L. Rielly(ロビン・L・リエリー)
1942年生まれ。沖縄戦当時、父親がLCS(L)-61に乗艦
していたことから、USS LCS(L) 1-130協会で約15年
間歴史研究を行なう。1962〜63年、海兵隊員として
厚木で勤務。シートン・ホール大学修士課程卒業。
ニュージャージー州の高校の優等生特別クラスで米
国史、国際関係論を32年間教え、2000年退職。本書
を含め日本の特攻隊、米海軍揚陸作戦舟艇関係の本
を5冊執筆。『Kamikaze, Corsairs, and Picket S
hips Okinawa,1945』『Mighty Midgets At War』
『American Amphibious Gunboats in World War II』
『Kamikaze Patrol』。空手に関する著書も多く、I
nternational Shotokan Karate Federationで技術副
委員長を務めるかたわら自ら空手を教えている。現
在8段。
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