配信日時 2024/10/03 20:00

【ライター・渡邉陽子のコラム (472)】日本に足りないシステム&法整備(7)     渡邉陽子(ライター)

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こんばんは、エンリケです。

「ライター・渡邉陽子のコラム」。
こんかいは第472号。

「日本に足りないシステム&法整備」

の最終回です。

4月からつづいた伊藤提督のことば、
バシバシ響きましたねー
あなたはいかがでしたか?

では、総まとめとなる今日の記事。
さっそくどうぞ。


エンリケ


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『ライター・渡邉陽子のコラム (472)』

 日本に足りないシステム&法整備(7)
 


  渡邉陽子(ライター)

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こんばんは。渡邉陽子です。新たな自民党総裁に対して期待するこ
とも多いですが、2008年に護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝
突したときの防衛大臣が石破氏で、行方不明となった船主とその息
子宅を事故の2日後に訪れ、謝罪したことが引っかかっている人は
私だけではないと思います。「行方不明の方の無事を祈るのはもち
ろんだし事故に対して遺憾の意を表するのもわかる。しかし事故の
原因がなにも明らかになっていない段階で、大臣が謝罪したという
ことに絶望した。以来、『いざというというとき上は現場の自衛官
を守ってはくれないのだ』という気持ちが生まれてモチベーション
にも影響している」という現役幹部自衛官の声を聞いたこともあり
ます。装備品にも詳しく、哨戒機P-1開発時も搭載する発動機の数に
注文をつけたという話も耳にしました。
自衛隊の最高指揮官として、国民のために命を懸けてわが国を守る
自衛官から信頼されうる総理となることを願います。

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■日本に足りないシステム&法整備(7)

4月からスタートした伊藤俊幸氏のインタビュー記事、「GSOMIAの裏
側と韓国人の米国依存」「日本×統一朝鮮というシナリオ」「日本周
辺の軍事力状況」、そして現在の「日本に足りないシステム&法整
備」と続いてきました。1冊のムックに掲載された記事でしたが、
連載にしてみるとこれほど長いものだったのかと自分でも驚いてい
ます。約5年前でも色あせない現在への警鐘を随所に感じ、私自身も
最後まで学び直しすることができました。

武器の使用についても国交省にぶら下がっているから、やっと危害
射撃ができるようになった今の状態が精一杯なのでしょう。しかし
この危害射撃も(公の船を除く)となっているので、尖閣でにらみ
合っている海警の中国公船に対しては、海保側は正当防衛以外では
武器を使うこともできません。いわんや中国軍艦に対しては、武器
が使えない状況です。
実は海自も似たようなもので、海上警備行動でも、相手の軍艦に対
して停船させるための射撃も許されていません。このような基準を
変えない限り、海自にしろ海保にしろ、現場の負担が増すばかりで
す。

今の時代、アメリカ以外に一国だけで戦える国はありません。
「自分たちだけでなんとかしよう」という議論が日本にもあります
が、ではそのために防衛費を10兆、20兆にするといって、国民はそ
れを受け入れるでしょうか。
どういう姿を目指すかという視点で考えるなら、私は抑止力が働く
レベルの防衛力整備がいいのだと思っています。まさに相手に「今
なら日本を攻撃できる」という気持ちを絶対に起こさせない程度の
力、これを持ち続けるということです。それはそのまま他国に対す
る交渉力であるとも言えます。つまり、他国に日本の意思を通用さ
せる「交渉力」として必要なレベルの軍事力が必要だということで
す。

現在の日本は軍事力を使わないうえ、経済力も中国に圧倒されてい
ることから、必然的に他国に対する交渉力が低くなっている状況に
あると思います。しかし、海自にいたってはアメリカに次ぐイージ
ス艦7隻(2021年から8隻)を保持する、世界2位の組織です。そ
こを前面に押し出さないから、北朝鮮の漁船ごときになめられるの
です。これぞ交渉力のなさの典型といえます。堂々と「自衛隊は強
い」として、外交交渉したり発信したりすればいいのではないでし
ょうか。
また、予算がついても肝心の人が集まらなければ、どれほど最新の
装備品だろうが宝の持ち腐れです。少子化が進み、今後の自衛隊は
ますますの募集難が予想されます。装備品は自動化、省力化を進め、
知的レベルが高い国家なのですから無人機の運用についても積極的
に活用していくべきでしょう。



(おわり)


(わたなべ・ようこ)



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□著者略歴

渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。

2016年6月、デビュー作
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2022年、
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