配信日時 2024/09/23 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(271)】「自衛官だから仕方がない」から「幸せに暮らせる」組織へ     桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます、エンリケです。

271回目の「美佐日記」。

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前から言ってますが、「防衛産業」といえば桜林さん
です。桜林さんは、防衛産業と自衛隊、防衛、安保
というテーマでわが国トップクラスの識者です。

そんな桜林さんが描く最新の「自衛隊と防衛産業の
リアル」は、じつに丁寧で、かゆいところに手が届
く内容でした。さすがです!

ぜひあなたも読んでください。

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選書)
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エンリケ

追伸
後日メルマガでも紹介する予定です。どうぞお楽し
みに!



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桜林美佐の「美佐日記」(271)

「自衛官だから仕方がない」から「幸せに暮らせる」
組織へ


桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、271回目となりま
す。

トランプ前大統領がゴルフ場でまたも銃で狙われた
ということです。大統領選を前に米国内がいかにピ
リピリしているかに改めて驚かされると同時に、こ
んなに忙しく大変な時期にトランプさんゴルフ行っ
たのねと、ちょっと驚きました。

日本ではどうしても政治家がゴルフをすることに対
して良い印象がないような気がします。この日記で
は以前にもゴルフと自衛隊について書いていたので
すが、最近また「なぜ、自衛隊の偉い人はゴルフが
好きなんですかね」と聞かれることがありましたの
で、今一度。

まずは自衛隊におけるゴルフの意義ですが、これは
大きいと考えています。特に幹部自衛官にとっては、
ほとんどが単身赴任で、休日に家族のいる家に帰る
ことは職務の特質上できない場合が多いからです。
 
では、家族の側が頻繁に単身赴任先に会いに行かれ
るのかといえば、それも難しい。当然です。往復の
交通費など考えれば、記念行事などよほど特別な時
でなければ無理でしょう。ご主人の赴任先に一度も
行ったことがないまま別の任地に異動になっていた、
などという奥さんはとても多いです。

ですから旦那さんは休日も官舎でひとりで過ごすわ
けです。朝から走ってトレーニングに励むことにな
りますが、それ以外に趣味がない方も多く、また、
危機管理上もできることが限られていることから、
ゴルフというのはベターな選択です。

やることがなくて飲み屋通い、挙句に莫大なお金を
散財・・・などというケースも聞くため、それを考
えればゴルフをするということは健全なのです。パ
チンコに行くくらいならゴルフをしよう、という考
え方です。

こうした背景により、現役時代にゴルフを覚え、退
官してもそれを楽しんでいる方も多いようです。非
常に悪い言い方になってしまいますが、他にするこ
とを知らないという見方もできるのです。現役時代
は服務の宣誓で自らの生活は任務に捧げたわけです
から。

ですから、私はゴルフを楽しんでいるOBの皆さん
にはちょっと切ない気持ちすら感じてしまいます。

自衛隊の募集や人的基盤について最近、色々と考え
ていますが、やはり簡単に言えば「幸せに暮らせる」
組織を目指すということではないかと私はつくづく
思います。

夫婦で1度も暮らしたことがない、子供の顔をほとん
ど見ないまま成長していた、そんな話が非常に多く、
これまでは「自衛官だから仕方がない」と諦めてい
ました。むしろそんなのは当然だと。

しかし、これはやはりおかしい。皆さん、子供を転
校させたくないとか、奥さんの仕事の都合とか、そ
のような理由で単身赴任になるのは仕方がないとし
ても、では、例えば家族の旅費が無料になるとか
(お父さんなしの海外旅行とかではないですよ、お
父さんの赴任先に行くための!)、そうしたことが
あれば大きく違ってくるのではないでしょうか。

従来の処遇改善論議では、こうした話、つまり家族
が得られる利点については世の中に説明がつかない
として、言い出すことすらできませんでした。しか
し、今の時代はそれもタブーにせず議論すべきでは
ないかと思っています。

そもそも自衛官は国民のために働く人だから、自分
の子供の教育は諦めるしかないとか、そういう思考
はもうやめましょう、と言いたいのです。自衛官の
子供たちが親との触れ合いを通して将来の自衛官に
なったほうがいいのではないでしょうか。

よく、米軍並みの福利厚生を目指そうとすると、い
や米軍は戦争をしていて日本とは状況が違うからと
言われてきたのですが、そのような「過酷な仕事だ
からサービスを得られる」ということではなく、自
衛隊が理想的な組織になることで、日本の家族のあ
り方のモデルケースになり、少子化といった問題に
アプローチできるかもしれない、という考え方があ
っていいかもしれません。

現行の予算制度の中で抜本的な処遇改善は無理です。
つまるところ、自衛隊の募集難や処遇改善策を本気
で国として行う気持ちがあるなら予算の増額という
ものではない(それだと枠内で取り合いになるため)、
工夫が必要ではないかという気がします。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい1週間となりますように!

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(さくらばやし・みさ)


桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)、『軍産複合体~自衛隊と防衛産
業のリアル』(新潮選書)

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