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おはようございます、エンリケです。
264回目の「美佐日記」。
この種の出来事があったとき、
こういう解説がないと
歪んだ現実解釈を受け入れかねません。
本当にありがたい限りです。
それにしても、いつも思います。
自衛隊が
「困っているとは知らなかった」
という感覚。
昔から何も変わってませんね
ではきょうの「美佐日記」、さっそくどうぞ。
エンリケ
◆『正論』6月号の【特集 装備移転を考える】に、
桜林さんの「世間の無理解が弱めた自国技術」が
掲載されています。
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◆桜林さんが、自衛隊制服について書いたフォー
サイト記事です。
「自衛官の制服はなぜ不揃いなのか――崩壊する
「防衛産業」の現場から」
https://www.fsight.jp/articles/-/49828
◆桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
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おめでとうございます!!
くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。
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されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
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桜林美佐の「美佐日記」(264)
これで本当に「戦えるんですか?」──「特定秘密」
情報の取り扱いをめぐる問題
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、264回目となりま
す。
前回の、自衛官には「経費」が認められず自分の
お金を使っている話には、皆様からご感想を頂戴し
ました。ありがとうございました。
長年、就職援護や広報、募集等の渉外広報業務を担
当した経験のある方は、交通費をはじめとする様々
な経費を自腹で支払っていたため奥様から「自衛隊
の仕事をしているのに何故、家のお金を使うの?」
と問われたといいます。
自衛官生活の中でそうした業務に就くことが多い
と、かなりの家計を割いて自衛隊のために使うこと
になってしまうわけです。「多くの人脈を得た」と
言い聞かせ、自分自身を慰めているのだそうです。
自衛官は「任務」と言われれば、何が何でもそれ
を達成しようとしますので、たとえ資金が与えられ
なくてお自腹を切って邁進してしまうのです。この
実態は改善されるべきです。
問題、といいますか、難しいのは「自衛官の苦労
は目に見えない」ということです。防衛省として処
遇の問題について説明を試みても、必ずといってい
い反応が「困っているとは知らなかった」というも
のなのだそうです。
災害派遣要請があればちゃんと出動しているし、
人が足りないとか困っている様子は分からないと。
自衛官は不自由を訴えないし、足りない中でもな
んとかしようとする。その見えてこない、聞こえて
こない部分を手当しないといけません。
それと「特定秘密」情報の取り扱いに関する件も、
確かにセキュリティ・クリアランス制度を整備させ
ようとさせている中で、遺憾だ不届きだと怒りの声
が出るのは仕方がないかもしれませんが、そのよう
におっしゃっている先生方は、事態の背景をご存じ
なのか、と気になります。
この件については調べると、ほとんどが「ずさん
な管理体制」といった内容ばかりですが、
7月14日の時事通信では「複合的な要因がうかがえ
る」として、次のようにあります。
「防衛省によると法解釈上、特定秘密を外部に漏
らすだけでなく、特定秘密を扱えない無資格者が知
り得る状態にすれば『漏えい』と定義される。政策
立案を担当する『背広組』と呼ばれる同省内部部局
は定義を知っていたが、海幕は部隊教育もしていな
かった」と。
戦闘指揮所(CIC)に「無資格者」がいたことが
「漏洩」とされたわけですが、そもそも2014年
の特定秘密保護法施行の後に、同法の資格そのもの
を取得させていた人数は限られており、いわば同法
の「無資格」になっていたわけです。
審査に時間がかかるため、一気に大勢の申請をす
ることを避けたという事情もあったのではないでし
ょうか。
同時事通信では次のように書かれています。
「自衛隊内では『CICに伝令は必要なのに、有事に対
応できるのか』との声がささやかれる。今回処分を
受けた護衛艦『あけぼの』のケースは、昨年11月に
中東での海賊対処活動中、ミサイル発射関連情報が
入電した緊急事態下での漏えいだった。当時の艦長
はミサイルで攻撃される可能性が否定できず、CIC総
員の情勢認識の共有のため大型スクリーンに特定秘
密を表示したが、その場に無資格者1人がいたことが
漏えいと判断された。政府は防衛や外交の領域から、
経済・技術などの経済安全保障の民間分野にも厳格
な情報保全制度の網を広げようとしている。今回発
覚した問題は、秘密でがんじがらめにすれば現場が
回らず、組織に不正な運用がはびこるリスクも示唆
している」
つまり、時事通信では「特定秘密保護法」そのもの
も良くないもので、海自を混乱させているという論
調になっています。
確かに、ミサイル発射で、総員が配置に就くという
その時に「私は資格がないので離脱します!」なん
て隊員がいたらトンデモナイことなのですが、現状
ではそうならざるを得ないわけです。
また、FLASHの記事では海自OBの見解を紹介していて、
伊藤俊幸元海将は、海自は何十年も前から「特別防
衛秘密(特防)」で運用してきたことを指摘してい
ます。
「特防」は米国から供与された装備などに関する
非公開情報が対象で、CICに入れるのはそもそもその
資格を持った隊員だけだったのです。
しかし、2014年に特定秘密保護法ができ、新た
に「特定秘密」が加わったため、資格を得るために
2つの申請が必要になっていたのです。
「現場からすれば、屋上屋を重ねるような感覚だっ
たでしょう。もちろん、命じられたら従うのが自衛
官」と伊藤元海将はコメントしています。
香田洋二元海将も同様の指摘をしていて「以前から
あった米国製兵器だけを対象とするものと似たよう
な法律の2本立てになったわけです。これを厳密に
やると、業務量は2倍になる」と答えています。
おふたりとも、徹底管理ができていなかったことに
落ち度はあるとしながらも、海上自衛隊の業務量の
増加を指摘しています。ただでさえ乗組員が少ない
のに、指揮所に入れる人が例えば半分しかいないと
いった状況でも彼らは任務を達成せよと言われるの
です。
関係者に聞くと、申請を出してから資格取得まで半
年以上かかったという話もあり、こんなことで本当
に「戦えるんですか?」と、私は思います。元々CI
Cに入ることができるのは「特防」を持っている人だ
けだったのに、「特定秘密」の資格は取得していな
かった人がいたから「漏洩」だとは。
こうした勤務環境をどのように改善していくかの根
本施策なしに「処分」が先行し、事情をよく知らな
い世の中人たちは自衛隊を責め、ここにきて「特定
秘密保護法」なんか作ったのが悪い、などといった
批判まで出ている始末。
確かに、せっかくの「特定秘密保護法」が自衛隊を
混乱させ、処分者も出してしまった構図になってし
まっています。これでは、この法の目的と乖離して
いるのではないでしょうか。今更ですが、これがで
きた時に防衛省側も、運用現場での混乱を予測し、
重複するものに関しての配慮など求めなかったのか、
色々と気になります。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい1週間となりますように。
<おしらせ>
●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防
衛」、『SATマガジン』にて「桜の時評」連載し
ています。
●YouTubeのチャンネルくらら「陸海空軍人から見た
シリーズ」で司会をしています。
(さくらばやし・みさ)
桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
↓
https://okigunnji.com/url/7/
【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
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