配信日時 2024/07/18 05:08

【本の紹介】『特殊部隊vs.精鋭部隊─最強を目指せ』荒谷卓・二見龍(共著)

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『特殊部隊vs.精鋭部隊─最強を目指せ』
荒谷卓・二見龍(共著)
判型:四六判152ページ
発行日:2021.01
発行:並木書房
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おはようございます、エンリケです。

この本は、電子書籍・二見龍レポート#9
『現代のサムライ荒谷卓 特殊部隊を語る』
(2020年4月)を再編集したものです。

荒谷さんの言葉、感覚、発想が二見さんとの対話の
中で浮き彫りにされています。

その意味では、二見さんが聞き手の荒谷さんインタ
ビューといって過言ではない内容と感じます。

聞き手がこちらもまた超一流の、精強を追求する部
隊育成経験者の軍人であるためか、対話が実にかみ
合っている印象を持ちます。快感を覚えるほどです。

戦後日本(自衛隊含む)に決定的に欠けているもの
も見え、心から深く共感しました。


二見「特戦群相手に互角かそれ以上の戦いができる」
荒谷「特戦群は一般部隊とは違う。唯一無二の部隊だ」。

同じ時代に最強の部隊作りを目指した2人が退官後
はじめて再会──。

軍人であって軍人でない特殊部隊員、部隊が強くな
るかどうかの分かれ道、リーダーの条件、実戦形式
の訓練、陣地攻撃・防御だけでは戦えない、一番相
手にしたくない敵、使う側が主導できる装備開発…
…熱血対談を紙上で再現しました!

精強な部隊を作る勘所・着眼点は? が見える本で
す。特殊部隊を理解できる本です

伝説の軍人二人が縦横無尽に語り合っています。


著者略歴

荒谷 卓(あらや・たかし)
昭和34年秋田県生まれ。大館鳳鳴高校、東京理科大
学を卒業後、昭和57年陸上自衛隊に入隊。第19普通
科連隊、調査学校、第1空挺団、弘前第39普通科連
隊勤務後、ドイツ連邦軍指揮大学留学(平成7〜9年)。
陸幕防衛部、防衛局防衛政策課戦略研究室勤務を経
て、米国特殊作戦学校留学(平成14〜15年)。
帰国後、特殊作戦群編成準備隊長を経て特殊作戦群
初代群長となる。平成20年退官(1等陸佐)。
平成21年明治神宮武道場「至誠館」館長。平成30年
国際共生創成協会「熊野飛鳥むすびの里」創設。著
書に『戦う者たちへ』『サムライ精神を復活せよ!』
(並木書房)、『自分を強くする動じない力』(三
笠書房)。鹿島の太刀、合気道六段。
HP:http://musubinosato.jp

二見 龍(ふたみ・りゅう)
昭和32年東京都生まれ。防衛大学校卒業(25期)。
第8師団司令部3部長、第40普通科連隊長、中央即
応集団司令部幕僚長、東部方面混成団長などを歴任
し平成25年退官(陸将補)。現在、株式会社カナデ
ンに勤務。著書に『自衛隊最強の部隊へ』シリーズ
(誠文堂新光社)、『自衛隊は市街戦を戦えるか』
(新潮新書)、『弾丸が変える現代の戦い方』(誠
文堂新光社)、『警察・レスキュー・自衛隊の一番
役に立つ防災マニュアル』(DIA Collection)など。
現在、毎月Kindle版(電子書籍)を発刊。戦闘にお
ける強さの追求、生き残り、任務達成の方法などを
ライフワークとして執筆中。
Blog:http://futamiryu.com/
Twitter:@futamihiro


特殊部隊とは何か?

について、特殊部隊を創った本人から直接聞けます。
これほど正確な知識、情報源はないでしょう。

また、40普通科連隊長として最強の部隊育成にま
い進した伝説の連隊長・二見さんの地に足の着いた
言葉から得るところも極めて大きいです。

この本からもっとも有益なエキスを得られるのは現
役自衛官でしょう。もちろん軍事ファンの私やあな
たにもビンビン届くことば満載です。

個人的には、目的と目標について、かくも腑に落ち
る形でつかめたのは初めての経験でした。精強を成
し遂げる過程では、何が必要で何が必要でないのか?
も見えます。日常生活、人生設計にも応用できます
ね。


対談終了後二見さんは、

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特殊部隊で最も難しいと思われる「部隊の練度評価」
を質問したときの荒谷氏の答えは本質を衝いたも
のでした。「対抗戦を行ない、その結果で評価しま
す。対抗戦ですから、当然、相手が強ければ、それ
以上に自分たちのレベルを上げなければ勝てません
。やられたら、相手よりも訓練練度が不十分である
ということになります。強くなるには対抗戦でしょ
う」。そう言い切ったときの荒谷さんは、一瞬、特
戦群時代の荒谷群長の姿と重なって見えました。私
も同じ思いで「対抗戦方式」で連隊を精強化し、あ
と一歩のところまでFTCの評価支援隊を追いつめ
た自負があるからです。(二見龍)

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と述べてらっしゃいます。


ではこの本の内容を見ていきましょう。

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はじめに(一部)二見 龍

 2007(平成19)年10月、陸上自衛隊の観閲式
会場に向かうバスの中で、突然、荒谷1佐から
「もう陸上自衛隊で私のやることはありません」と
切り出されました。
「えっ」。私は絶句しました。荒谷氏とは、どんな
障害があっても、ともに協力して"実戦に強い部隊"
を作ろうと誓った仲間だったからです。
  私は自衛隊に残るよう引き留めましたが、その
決意は固く、話を聞くうちに、荒谷氏の場合、それ
が自然な流れなのかもしれないと思い始めました。
  荒谷氏は強い男です。自衛隊を離れても一般社
会で十二分に活躍できる実力の持ち主です。彼には
もっと広い世界が必要で、外から自衛隊を支えるこ
とができる人だと、最後にはその決断に納得し賛同
しました。

 機会があれば、退官された荒谷氏と会って、特殊
作戦、訓練に対する考え方、実戦で戦い抜くために
必要なこと、自衛隊に望むこと、これからの活動に
ついて話がしたいとずっと思っていました。
  再会の機会は必ずあると信じていました。意思
があれば再会はいつでもできる。しかし、再会は「
時」が設定してくれる、その日のために私も、自分
なりに新しいことにチャレンジし、荒谷氏を見倣っ
て、自己能力の向上と活動の場を広げる日々を過ご
そうと思いました。
  それから12年の月日が流れ、2019年の夏、
思いもよらぬかたちで「再会の機会」が訪れました。
  私がミリタリー関連のイベントに参加していた
時、突然、声をかけられました。
「二見さんですね。私はこのような仕事をしていま
す」。その人は出版社の社長で、最近の出版活動や
自衛隊について話をするなかで、「電子書籍を出さ
れているなら、荒谷元群長と会われたらどうですか」
と勧められました。
  私は願ってもない申し出に驚きました。荒谷氏
との線が再びつながったのです。すぐに連絡先を教
えていただき、荒谷氏が設立したばかりの「熊野飛
鳥むすびの里」(三重県熊野市飛鳥町)への訪問が
決まりました。
  本書は、自衛隊、明治神宮武道場館長をへて、
「むすびの里」を活動拠点として、新たな人生を歩
み始めた荒谷卓氏との対談をまとめたものです。

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●目 次

はじめに(二見 龍)1

第1章 本物の強さを求めて 9

   殺傷を目的としない日本の武道 9
    自衛隊に戦う覚悟はあるか? 12

第2章 初代群長として目指したもの 18

   軍人であって軍人ではない特殊部隊員 18
    特殊作戦に対する理解不足 25
    特戦群に向いている隊員 27
    訓練基準を超えた訓練 30
    1個チームで師団の機能を果たす 34
    イラク派遣で戦力化が進む 40

第3章 精強部隊を作るには 45

   特殊作戦に必須の民事・心理戦機能 45
    部隊が強くなるかどうかの分かれ道 50

第4章 国を守る戦闘者とは? 61

   合理性・効率性だけではない生き方を貫く 61
    モチベーションの高い人間がリーダーになる 66
    基礎トレーニングは課業外に行なう 73
    ラックサックマーチで体と精神を鍛える 75
    ストレスを「餌」にする 77

第5章 実戦に近づけて訓練する 82

   危険でなくなるまで訓練する 82
    自由意志の対抗戦で実力を高める 90
    実戦形式の訓練 95
    使う側が主導できる装備開発へ 98

第6章 戦える自衛隊を目指す 111

   いちばん敵にしたくない部隊は? 111
    実戦をどう捉えるか? 113
    政治と特殊作戦の関係 118
    陣地攻撃・陣地防御だけでは戦えない 121

第7章 熊野飛鳥むすびの里 128

  「探していた場所はここだ!」128
    武道を通じて日本の文化を世界に伝えたい 135
    休耕田を青々とした稲田に蘇らせる 140
    大調和の発想──神道と武道の本質 144

コラム
同じ時代に最強を目指した40連隊と特戦群(二見 龍)55

より強い相手を求めて/一般部隊vs特殊部隊/最も
充実していた連隊長時代

コラム
唯一無二の精鋭部隊─特殊作戦群(荒谷 卓)104

なぜ特殊作戦群をつくったか?/特殊部隊と一般部
隊の違い/特殊作戦群長の覚悟/鍬のひと振りが日
本を守る

おわりに(二見 龍)149


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これだけ内容が詰まっているのに、
驚くほど薄く小さな本です。

こういう本、好きですねえ。

年末年始に一読をお勧めする
「間違いない」本です。

まだお持ちでないならどうぞ

『特殊部隊vs.精鋭部隊─最強を目指せ』
荒谷卓・二見龍(共著)
判型:四六判152ページ
発行日:2021.01
発行:並木書房
https://amzn.to/3sAVz3E



エンリケ


追伸

荒谷さんの既刊書すべてを、繰り返し繰り返し再読
してます。昨今は特に「テロリズム」関連書と併読
するケースが多いです。

なぜって?

今から先の戦場で主流となる低強度紛争に対処する
のは「特殊部隊」だからです。我が国も例外ではあ
りません。

荒谷さんの本や著作物は必読と思っています。

『特殊部隊vs.精鋭部隊─最強を目指せ』
荒谷卓・二見龍(共著)
判型:四六判152ページ
発行日:2021.01
発行:並木書房
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