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こんばんは!エンリケです。
「日本は台湾を護るか」の3回目。
国内にいる諸々の言論屋たちが発する
憂国(?)の言よりも、加藤さんメル
マガの冒頭一文に心打たれ、魂を奮い
たせています。
さっそくどうぞ。
エンリケ
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加藤大尉の軍隊式英会話:世界の秘密兵器編
Takashi Kato
日本は台湾を護るか(3)
加藤喬(元米陸軍大尉)
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□実体験から見えてきた「米国版自虐史観」
アメリカで文化戦争の嵐が吹き荒れています。ポリ
コレ、アイデンティティ政治、ウォーキズム運動の
ことです。それぞれ差別や偏見を帯びた表現の排除、
少数派民族の擁護と権利拡大、そして性的少数者の
社会進出促進など「反差別」を旗印とし、いずれも
社会的弱者の守護役を演じています。
しかし同時に、少数派に「被害者意識」を植え付け、
加害者である特権階層、すなわち白人男性への憎悪
を煽る「民衆扇動運動」の面も見逃せません。建国
以来、白人男性が実権を握ってきた国、社会制度、
伝統的家族も目の敵にしており、信奉者らは「アメ
リカは制度的差別国家」だと糾弾しています。
連日ニュースで米社会の分断ぶりを見るにつけ
「事によると国内で育った反米勢力が、弱者救済を
隠れ蓑に母国の分断と破壊を企てているのではある
まいか」と、陰謀論とは無縁の自分ですら疑心暗鬼
にかられる有様です。
こういった一連の動き、わたしには「アメリカ版自
虐史観」だとピンときます。なぜか? 自分も日本
に住んでいた頃、祖国を貶める歴史観を鵜呑みにし
た体験があるからです。
中学生当時「もしソ連軍が攻めてきたら、武器は取
らずロシア人の人間性を信じ降伏するのが平和主義
だ」と諭す先生がいました。わたしは憤慨も反発も
感じなかった。戦後、連合国軍総司令部が行なった
「日本人に戦争罪悪感を植え付けるプロパガンダ」
と、それをすすんで継承した教育界とマスコミ、そ
して『はだしのゲン』などの反戦漫画によって「軍
隊は悪」との先入観が刷り込まれていたからです。
当然、「国を守る義務感」は皆無でした。
高校に進学するや当時はやっていたアングラ劇場
に感化され、反逆の歌人寺山修司に心酔する演劇少
女らと「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つる
ほどの祖国はありや」という寺山の歌を誉めそやし
「命をかけて守るに値する国などない」と吹聴して
いました。
祖国を貶める言動を大人にぶつけることが「知的な
反逆」で、反体制を気取るのはかっこいいファッシ
ョンだった。そして一喝しようともしない大人の不
甲斐なさを見下し、子供じみた勝利感に酔い、どこ
かで自傷行為のような快感も覚えていたのだろうと
思います。
それから半世紀。近所の知人宅に招かれた際、大
学生の娘さんが陸軍大佐と中佐のご両親を前に「米
社会には制度としての人種差別が埋め込まれている
わ」と事もなげに言う場面に出くわしました。瞬間、
年若い白人女性の振る舞いがティーンの自分と重な
り、そして、「ああ、これがアメリカ版反逆のファ
ッションなんだ」とスッと納得できたものです。
わたしは米陸軍の新兵訓練で鍛えられる過程で、
心の芯まで染み込んでいた自虐史観を洗い落としま
した。武器をとって自分と同胞の命を守ることが本
能であり、天与の権利であることを軍隊で学んだの
です。米軍がわたしを「普通の人間」に作り直した
と言っても過言ではありません。
早世した歌人の反語には、いまなら「身を捨てて守
るに値する祖国を作っていくことが人の道」と答え
られます。
ちなみに先日、拙メルマガを読んだ高校の同窓生
から「日本政府は台湾有事の準備を始めていますが、
国民の一体感なしなので甚だ心許ない状況です」と
のメールがありました。
真っ先に思い起こしたのが「有事の際、国のために
戦いますか?」との世論調査の設問に「はい」と答
えた日本人が世界最低の13パーセントだったとす
る数年前のニュース。今回本文でも触れましたが、
これでは麻生議員がいくら「戦う覚悟を示し、習主
席に理解させることが抑止になる」と力説しても
「国民の一体感」は高まりそうもありません。旧友
の憂慮はもっともです。
とは言え、かつて自虐史観に染まりきったティー
ンだったわたしが「国を想う心」を取り戻したよう
に、人は変わることができます。現在アメリカを蚕
食しているアイデンティティ政治やウォーキズムの
正体を見抜くことで、それは可能なはず。遠い異国
で起きている文化戦争ですから、その分、感情論に
陥らず客観的に観察することができると思います。
その過程で「ああ、これは米国版自虐史観だ」と気
づくことができれば、その根っこにあるものが見え
てきましょう。
祖国が持つ負の遺産だけに執着し、あげつらう態度
からは、望ましい未来と幸福は生まれません。日本
であれアメリカであれ、先人が為してきた貢献を正
当に評価し、敬い、誇る。そういう前向き史観も必
要なのです。
翻って、日本は「非対立の心」を育んできた一民族
一言語一文化の国。地球人の世紀の先駆けになれる
稀な国柄です。
「身捨つるほどの祖国はありや」
読者諸氏は、どう答えるでしょうか?
▼日本は台湾を護るか(3)
兵器は人が生存をかけて使う道具。生き延びるため
には相手より優れた武器を持たねばなりません。兵
器開発競争が文明の黎明から今日まで途切れなく続
いているのはこのためです。よく指摘される武器の
効用に「抑止力」(deterrence)があります。刀を抜
かずとも相手を委縮させ対峙を防ぐ「鞘の内の勝ち」
の如く、敵に攻撃を思いとどまらせる圧倒的な破壊
力のことです。「平和を望むがゆえに兵器を手放せ
ない」。人類が陥って久しいこのジレンマの裏面が
「抑止力」なのです。
加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」では、それぞれ
の武器が持つ抑止力に着目。兵器と平和の関係を考
えていくことにします。
「日本は台湾を護るか」の3回目は、『ディフェン
ス・アップデイツ』が日本による台湾防衛の根拠と
して挙げた麻生太郎副総理の2021年発言を取り
上げます。
「生命、自由、そして幸福の追求」は米独立宣言で
「不可譲の権利」として定められています。法律や
習慣、意見によって与えられたものではなく、人が
生まれながらに持っている権利のことです。日本国
憲法第13条でも同様に規定されており、時の政府
の立法によって剥奪されることはありません。
国家にも類似の権利があります。個別的及び集団的
自衛権です。前者は自国が武力侵攻を受けた場合に
反撃する権利のことで、後者は直接侵略ではなくと
も同盟国や友好国が武力侵攻を受けた際、武力介入
する権利を指します。ウクライナ戦争で、自国製兵
器によるロシア本土攻撃を許可したNATO加盟国にロ
シアが攻撃を加えた場合、全加盟国に対する武力攻
撃と見なしNATO軍が反撃することがあり得るわけで
す。日本も安倍政権下で為された憲法解釈変更によ
って、日本にとって存立危機事態が発生した場合、
集団的自衛権の行使を可能にしています。
ここで海外メディアの耳目を引いたのが2021年
の麻生副総理発言です。同年7月7日付ロイター通
信は、
「仮に大きな問題が台湾で起きれば、日本にとって
存立危機事態に関わってくると言っても過言ではな
い。(中略) そうなれば次は沖縄だ、と真剣に考
える必要がある」
と麻生発言を伝えています。つまり、台湾有事は日
本が集団的自衛権を行使する要件を満たす可能性が
高いと示唆したことになります。
確かに台湾は日本最西端に位置する沖縄県の与那
国島(よなぐにじま)からわずか100キロのとこ
ろ。陸自情報科の沿岸監視隊が駐屯していますが、
人民解放軍による台湾侵攻の際は同駐屯地の監視レ
ーダー施設が真っ先に攻撃される可能性が高いとさ
れています。にもかかわらず、武器と言えば隊員が
携行する小火器と警察官の拳銃数丁しかないのが現
状。要するに丸腰です。
麻生氏は昨年の訪台時に、
「戦う覚悟を持ち、相手に伝えることが抑止力にな
る」と正論を述べています。気になるのは、国民が
一体となってその意図を共有しているかという点で
す。数年前に行なわれた国際世論調査では「有事の
際、国のために戦いますか?」との問いに「はい」
と答えた日本人は13パーセントで世界最低だった
とか。祖国防衛に関し、憂国の政治家と一般国民の
間に大きなズレがあるように思えてなりません。
とすれば、『ディフェンス・アップデイツ』の解
釈は一面的に過ぎ、台湾有事の際の日本の対応を見
誤っている可能性が出てきます。国民の一体感と支
持が無ければ、最初の戦死者が出た時点で時の内閣
は腰砕けになるからです。
教材ビデオ:
what signs indicate that Japan will protect T
aiwan from a Chinese invasion? (youtube.com)
https://x.gd/0BWn7
(本エピソードは3:27から始まります)
基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
survival-threatening situation(サバイバル・ス
レットニング・シッチュエーション)存立危機事態
not too much to say that(ノット ツーマッチ
ツー セイ ダット) と言っても過言ではない
シナリオ(カウンターを4:03に合わせてくださ
い)
“If a major problem took place in Taiwan, it
would not be too much to say that it could rel
ate to a survival-threating situation for Japa
n”
(仮に大きな問題が台湾で起きれば、日本にとって
存立危機事態に関わってくると言っても過言ではな
い)
(今回のビデオは5:17まで続きます)
英語一言アドバイス:
survivalは「生存」、threateningは「威嚇する」
そしてsituationは「状況」を指します。逐語訳すれ
ば「生存を脅かす状況」で、政治家が口にする場合
は「存立危機事態」になります。ちなみに2022
年の防衛白書では「存立危機事態とは、わが国と密
接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、こ
れによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自
由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危
険がある事態」と説明されています。
参考サイト:
国家安全保障戦略 国家安全保障戦略 - Wikipedia
https://x.gd/m2LmI
与那国島(よなぐにじま) 与那国島 - Wikipedia
https://x.gd/cWytG
陸自与那国島駐屯地 与那国駐屯地 - Wikipedia
https://x.gd/oK0kg
(かとう・たかし)
●著者略歴
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT─あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK─47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン』(いずれも並木書房)がある。
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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
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『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320
オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
きょうの記事への感想はこちらから
⇒
https://okigunnji.com/url/7/
ブックレビューの投稿はこちらから
http://okigunnji.com/url/73/
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac"
と表現します。
『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
加藤 喬
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