配信日時 2024/05/27 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(257)】「着物」だけは着たくない…… 桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます、エンリケです。

257回目の「美佐日記」。

着物にも、向き不向きがあるようです。

さっそくどうぞ。


エンリケ

◆『正論』6月号の【特集 装備移転を考える】に、
桜林さんの「世間の無理解が弱めた自国技術」が
掲載されています。https://amzn.to/4aF9YOR


◆桜林さんが、自衛隊制服について書いたフォー
サイト記事です。


「自衛官の制服はなぜ不揃いなのか――崩壊する
「防衛産業」の現場から」
  https://www.fsight.jp/articles/-/49828

◆桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
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おめでとうございます!!

くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。

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されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
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桜林美佐の「美佐日記」(257)

「着物」だけは着たくない……


桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、257回目となりま
す。

前回の日記に感想を頂きました。「自衛隊の中でセ
クハラが起きたことは事実であり、それはあっては
ならないものではあるものの、人の集まる組織で、
『ハラスメント』が起きない組織もないということ
も、残念ながら現実であると受け止めるべきでしょ
う」と。その通りですね。

「いずれにしても、自衛隊を疎んじる人は非論理的
だと思います」→同感です。ありがとうございます。

一方で、最近は自衛隊を応援するあまり事実関係に
誤りがある、あるいは誤解を招くような論稿もあり、
そちらも注意をしなくてはなりません。

自衛隊応援はありがたいことだと思いますが、それ
を言うことで誰かを傷つけたり、かえって防衛省・
自衛隊を批判に晒すことにもなる場合もあり、難し
い面があります。こちらも、受け止め側が冷静に判
断したいものです。

さて、話はがらりと変わって、最近、ある奥様グル
ープと話をしていて「着物を着る」ことについての
話題になりました。

私がそれだけはしたくないと言うと、なぜどうして
似合いそうなのにねーなどということになり、話し
ながら改めて自分自身の性格と特性を思い知ったの
でした。

そもそも私は昔は着物を着る機会はしばしばあり、
そのために着付けも習いました。それはそれで良か
ったのですが、それに付随して得た様々な規則と常
識にとらわれるようにもなりました。

「着物はしきたりである」というのが、私の先輩や
先生方の大前提でしたので、季節に合わせて(その
人の体感ではなく)袷・単衣・薄物を着用するのは
もちろんのこと、あの着物に名古屋帯は非常識だと
か、えもんを抜きすぎて品がないとか、足袋が足に
ぴたっとくっついていないとみっともないとか、そ
うした感性が私の頭には強くインプットされました。

 そのため、よく「それぞれの好みで自由に着れば
いい」などという考え方も聞きますが、私はそうは
思えないのです。

やはり「しきたり」重視で、それに従う醍醐味とい
いますか、上から下まで熟慮し、意味を学び、完全
試合を達成した時の達成感、優越感というものが
「着物の魅力」だと思っているのです。

そうなると、とても気軽に着られるものではありま
せん。また、自分がその世界にのめり込んだら、お
そらく周囲の着物を着ている人にも色々と意見をし
たくなることは目に見えているので「着物ハラスメ
ント」?をしないためにも、だったらやめておこう、
というのが現状です。

そしてもう一つ、大きな理由があります。それは
「忘れ物」のリスクです。

どこかで着付けをしてもらう、あるいは外出先で着
る、ということも多いため、下着から小物までスー
ツケースに入れて持って行くことになるのですが、
けっこう一つ二つは何かを忘れてしまいます。

私はかつて袴を着て歌う仕事をしていたことがあり
ますが、大切なステージの時に限って忘れ物をして
いました。

人生最大のピンチのように思えたのは、足袋を入れ
たのはよかったのですが、出してみたら両方とも右
足用(左だったかな?)だったことと、また、袴そ
のものを忘れたこともありました。

足袋のハプニングでは、目の前に足袋はあるのだか
ら、なんとかなるのではないかと、履いてみる努力
を懸命にしたのですが、どう頑張っても右足用の足
袋は左足には入らないのです!(左右は逆だったか
もしれません。どっちでもいいですね)

どうすることもできない現実になすすべもないと茫
然としたその時、仲間の一人が「予備の足袋ありま
すよー」と言うではありませんか!

なんという幸運、なんというお恵み!足袋を差し出
してくれたSちゃんに何度ありがとうを言ったことか。

袴を忘れてきた時も電車で取りに行ってもらったり、
数え上げるといったいどれほどの人に助けられ、ピ
ンチを切り抜けてきたか分かりません。

最近では、飛行機に乗る前に財布を忘れていること
に気づいたり、長野に行く「あずさ」ホームまで行
って携帯電話がないことが分かり青ざめたり、危機
一髪の場面は相変わらずあり、思い出すだけでも恐
ろしさで悲鳴を上げそうになります。

しかし、もっと大きな問題は、こうした時に助けて
もらった記憶が段々薄れてしまい、忘れていること
です。

今も、本当はもっと多くの経験談があったはずなの
に、思い出せずにこの日記を終わらせなくてはなら
ないのが悲しいです。

 今日も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た。皆様にとって素晴らしい1週間となりますように。


<おしらせ>
●「正論」6月号で防衛産業について書いています。
ぜひご覧下さい。
 ●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防
衛」、『SATマガジン』にて「桜の時評」連載し
ています。

●YouTubeのチャンネルくらら「陸海空軍人から見た
シリーズ」で司会をしています。


(さくらばやし・みさ)


桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

https://okigunnji.com/url/7/


【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)


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