配信日時 2024/05/20 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(256)】「社会人教育」「海外から見る」という発想   桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます、エンリケです。

256回目の「美佐日記」。

重要で鋭いご指摘です。
地に足のついた、ハッとする角度からの
こういう意見は大事ですね。

さて、
『正論』6月号の【特集 装備移転を考える】に、
桜林さんの「世間の無理解が弱めた自国技術」が
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防衛産業・防衛基盤にかかわる分野で、桜林さん
のご高見を確認しないなんて私には考えられませ
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さっそくどうぞ。


エンリケ


◆桜林さんが、自衛隊制服について書いたフォー
サイト記事です。


「自衛官の制服はなぜ不揃いなのか――崩壊する
「防衛産業」の現場から」
  https://www.fsight.jp/articles/-/49828

◆桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
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おめでとうございます!!

くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。

◆桜林さんの「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化さ
れ「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
「何か」が手に入る名著です。

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◆桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。

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ご意見・ご感想はコチラから
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桜林美佐の「美佐日記」(256)

「社会人教育」「海外から見る」という発想


桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、256回目となりま
す。

 先日、私の本を読んでくれたという20歳代の女性
と会う機会がありました。海外留学で日本を客観的
に見た経験により、日本をもっと知る必要性を感じ
ながら社会人になり、就職した会社で受けなくては
ならなかったセミナーで日本の歴史などに触れたそ
うです。そこでますます関心が深まり、現在は外交・
安全保障関係のお仕事に就いているとのことでした。

 これは非常に理想的なケースだと私は思いました。
自衛隊の役割を理解する人は以前よりも多くなって
いるとはいえ、依然として災害派遣への期待感だけ
が高かったり、その地位や処遇改善にまでは至って
いない現実から、まだまだ国民への認知が必要であ
ることに変わりはありません。

 憲法を改正して・・というのは大きな目標であり、
その目標を諦める必要はありませんが、すぐにでき
ることは何かと考えると、社会人教育というのはか
なり可能性を秘めている気がしています。

 もちろん、小学校から自衛隊のことを教えるほう
がいいに決まっていますが、企業の経営者の決断一
つで実施できるセミナーなどなら、すぐに実現でき
ます。会社がみんなで靖国参拝をしても、皇居で勤
労奉仕をしてもマスコミに叩かれたりしないでしょ
うし、嫌ならその会社を辞めればいいのですから。

 そう考えると、あえて困難な文科省にチャレンジ
するよりも、企業経営者に日本の成り立ちや自衛隊
の現状やあるべき姿を分かってもらい、啓蒙しても
らうことが近道なのではないかと、そんなことを思
っています。

 「海外から見る」という観点について、気づかさ
れるのは、日本がかつてアジア諸国でかなり悪いこ
とをしたという話がけっこう普通に浸透しているこ
とです。

その事実を確認する機会がなかなかないため、日本
人だけが知らないまま外国人と会話をしている可能
性が多いのではないでしょうか。

それもそのはずで、近年は米国で教える日本教諭が
激減しているといい、米国総合大学トップ100の
うち、8割以上の大学で日本や日米関係に関する科目
を1つも開講しておらず、特に東海岸と西海岸以外の
州では日本について学べる大学はほとんどないよう
です。


中には日本について教えているのは中国人や韓国人
教授という大学もあるようで、これでは日本のネガ
ティブ情報が広まるのは致し方ありません。まあ、
日本人の先生だから良いとは必ずしも言えませんが。

そんな中、何気なく読んでいたロイターの記事に驚
かされました。「Japan's military needs more wo
men. But it's still failing on harassment」と題
されたもので、動画もあります。

内容は、自衛隊ではもっと女性隊員を増やしたいが
ハラスメント教育が全くダメで女性の入隊希望者も
減り始めているというもの。

動画では、ハラスメント教育を受けている自衛官が
スクリーンに映し出されたポテトチップスの画像を
見ているところからなぜか始まり、つまり、このよ
うに子供に諭すように教育をしているのに、全く効
果がない、自衛隊ってかなり低レベルなん?と感じ
ざるを得ないものとなっていて、愕然とさせられま
す。

でも、これが「海外からの客観的視点」だとしたら、
恐ろしいことだと思いませんか?こんなふうに日本
が、それも自衛官が思われていること、ネガティブ
キャンペーンされていることも知らず、これからは
戦略的コミュニケーションが大事だとか、SNSで自衛
官が諸外国軍と交流しましたなどと誇らしげに発信
しているなんて、なんだか滑稽じゃないですか!

このところ、防衛白書でも自衛隊でハラスメント撲
滅に努めているということが書かれていたり、さか
んにPRしているようですが、言えば言うほど評価を
下げることにもなりかねず、ハラスメント対策を推
進する方針そのものは必要ではあれ、このあたりの
発信方法はよくよく考えたほうがいいのかもしれま
せん。

 ほとんどの人が忘れているかもしれませんが、元
日に発生した能登半島地震の災害派遣は今も継続中
です。これでは頑張っている人たちが可哀想です。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
素敵な1週間でありますように!

<おしらせ>
●「正論」6月号で防衛産業について書いています。
ぜひご覧下さい。


 ●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防
衛」、『SATマガジン』にて「桜の時評」連載し
ています。

●YouTubeのチャンネルくらら「陸海空軍人から見た
シリーズ」で司会をしています。


(さくらばやし・みさ)


桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)





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