配信日時 2024/05/09 20:00

【ライター・渡邉陽子のコラム (453)】GSOMIAの裏側と韓国人の米軍依存(4)     渡邉陽子(ライター)

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こんばんは、エンリケです。

「ライター・渡邉陽子のコラム」。
こんかいは第453号です。

今回は、GSOMIAからちょっと離れ、
「例のあの件」をめぐる話です。

さっそくどうぞ。


エンリケ


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『ライター・渡邉陽子のコラム (453)』

 GSOMIAの裏側と韓国人の米軍依存(4)
 
  渡邉陽子(ライター)

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こんばんは。渡邉陽子です。先週はお休みをいただきました。今週
の伊藤俊幸元海将へのインタビュー記事はGSOMIAから離れ、2018年
に起きた開いた口が塞がらない「火器管制レーダー照射事件」です。



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■GSOMIAの裏側と韓国人の米軍依存(4)

2018年12月20日、能登半島沖の日本海において韓国海軍の駆逐
艦「広開土大王」が海上自衛隊のP-1哨戒機に対して火器管制レー
ダーを照射しました。この件に関して私が心底驚いたのは、「国家
があそこまで稚拙な嘘をつくのか」ということでした。

火器管制レーダーとは、射撃指揮システムで使用されるレーダーで
す。それを照射することは、模擬攻撃と見なされるとして、特に海
軍士官たるもの平時においては「絶対にやってはいけない行為」と
して、CEWSというアジア太平洋地域の海軍間で取り交わした信
号書で明記されています。そもそも友好国なのに、P-1を敵機とみ
なしたということですから。

現場は当然、そのようなでたらめな行為をしたなどと上級司令部に
報告しませんから、韓国海軍参謀総長は国防省から伝えられてこの
一件を初めて知り、激怒したそうです。そして「なぜそんな馬鹿な
ことをしたのか徹底的に調査せよ」と指示したところ、国防省から
「調査をするな」と指示されたそうです。
以来、韓国海軍からのコメントは一切表に出ることはなく、すべて
大統領府の命令のまま話す国防省の女性報道官が嘘ばかりを発表し
ました。その内容は、嘘をつくにももう少しまともな嘘がつけない
のかと思うほどでたらめで、最後には画像を加工してデータ改ざん
までしていました。
P-1が低空飛行していたという自分たちの嘘の主張を証明するため、
レーダー画面の高度表示の「2000フィート」の0をひとつ消し
て「200フィート」にするなど、低レベルすぎて相手にするのも
情けなくなりました。心ある韓国海軍の軍人たちは、どれほど恥ず
かしい思いをしたでしょう。「海軍首脳はわかっていたのに言えな
かった」と、韓国の知人から後日言われました。

当時のアメリカは、「文・アドミニストレーション(大統領府)」
と「ガバメント・オブ・コリア(韓国政府)」を、政府発表の際に
使い分けていました。つまり韓国政府とは別組織、というくらい大
統領府があまりにひどい、愚かな判断をすることに、アメリカ政府
は業を煮やしていたということなのです。

大統領という存在は、逮捕権もあるなど極めて強い権限があります
から、自分に逆らった者に対しては、適当な理由を付けていつでも
逮捕できます。実際、文政権発足直後、関係者を逮捕するなどして、
韓国国防省の機務司令部という情報保全組織を潰しました。当時の
司令官は抗議のため自殺しています。このような強権ぶりを見せら
れれば、おのずと文大統領の周囲はイエスマンだけになりますが、
恐らく当時の韓国国防大臣は、自分ひとりだけで諸々の理不尽に耐
え「後輩の国防大臣にはこういう思いをさせない」と、文政権と心
中するつもりでいるのでしょう。韓国はやっと保守系が元気になっ
てきましたから、この先はもう少しまともになることを期待してい
ます。


(つづく)


(わたなべ・ようこ)



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□著者略歴

渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。

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