-------------------------------------------
今後の配信が不要の場合は
下記より解除して頂けます
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
-------------------------------------------
Audible会員なら、数多くのオーディオブック、
ポッドキャスト、限定コンテンツを月額1,500円で
好きなだけ聴き放題できます。まずは30日間の
無料体験を始めませんか?
https://amzn.to/42ZaOnl
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://okigunnji.com/url/80/
---------------------------
哲學ツーリズム
http://okigunnji.com/url/187/
-------------------------------
--------------------------
荒木さんの最新刊
知られざる重要組織「自衛隊警務隊」にスポットを
当て、警務隊とは何か?の問いに応えるとともに、
警務隊で修練されている「逮捕術」を初めて明らか
にしたこの本は、小平学校の全面協力を受けて作ら
れました。
そのため、最高水準の逮捕術の技の連続写真が実に
多く載っています。それだけでなく、技のすべてを
QRコードを通して実際の動画をスマホで確認できる
のです!
自衛隊関係者、自衛隊ファン、憲兵ファンはもちろん、
武術家、武道家、武術ファンにも目を通してほしい
本です。
『自衛隊警務隊逮捕術』
荒木肇(著)
https://amzn.to/34szs2W
-----------------------------------------
おはようございます、エンリケです。
「陸軍砲兵史」
の第59回目。
今回のお話も実に面白いです。
管区隊と混成団の任務はどう違ったのか?
米軍装備の米軍のような教育を受けた
武装組織から、国軍への第一歩はどう切ら
れたのか?
などなど、知っておきたかったことが
記されています。
さっそくどうぞ。
エンリケ
メルマガバックナンバー
https://heitansen.okigunnji.com/
ご意見・ご感想はコチラから
↓
https://okigunnji.com/url/7/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(59)
自衛隊砲兵史(5)管区隊から師団へ
荒木 肇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼管区隊と混成団
陸上自衛隊の発足に合わせて北海道に第5管区隊
(総監部・帯広)と第6管区隊(総監部・福島県福
島から宮城県多賀城、続いて山形県神町に移転)が
生まれます。北海道の北部方面隊は第2、第5の2
個管区隊となり、東北6県の警備担任はそれまでの
第1管区隊から第6管区隊へ移されます。
これ以後、管区隊よりは小さく、機動運用を目的
とした混成団の新編が行なわれました。1955
(昭和30)年には第7(千歳)、第8(熊本)、
翌年には第9(青森)の各混成団が生まれます。ま
た九州の第8混成団編成完結にともなって第4管区
隊(福岡)を合わせて指揮するために西部方面総監
部(熊本)が発足しました。
この最初の頃の混成団の編成があります。本部に
は本部と本部中隊があり、隷下に1個普通科連隊、
特科連隊、施設大隊、偵察、武器、通信、補給、輸
送、衛生の各中隊と航空隊がありました。普通科連
隊は本部・本部中隊と管理中隊、4個普通科大隊、
重迫撃中隊に特車(戦車)中隊と衛生中隊です。特
科連隊は本部・本部中隊と105ミリ榴弾砲1個大
隊と155ミリ同の1個大隊、それに高射自動火器
の1個大隊でした。
▼方面管区制がしかれる
自衛隊には、まだ典範類がありませんでした。操
典や教範といった教材です。アメリカ軍のそれらを
翻訳して使っていました。つまり実体にそぐわない
ことも多くあったのです。1957(昭和32)年
には、ようやく「野外令(草案)」が配布され、普
通科、特科、機甲科などの国産教範類ができあがり
ます。しかし、この「野外令」そのものが米軍のマ
ニュアルを元にしていました。
同時に1958(昭和33)年から1次防といわ
れる「第1次防衛力整備計画」が始まり、定員の増
加によって第10混成団(名古屋)、第1空挺団、
第1ヘリコプター団の新編が行なわれます。国産戦
車、装甲車(装甲兵員輸送車)、自走砲などの研究
開発も始まりました。
そうして1960(昭和35)年1月には、方面
管区制がしかれ、現在と同じ、北部、東北、東部、
中部、西部の5個方面隊が生まれます。英語ではA
RMYとなるわけで、昔ならナンバー軍にあたるで
しょう。北部は2個管区隊、1個混成団、東北、中
部、西部はそれぞれ1個管区隊と1個混成団であり、
東部だけが第1管区隊1個でした。
こうしてようやく、アメリカ式装備でアメリカ軍
のような教育・訓練を受けた武装組織から新たな
「国軍」に向けての態勢がスタートしたといってよ
いでしょう。
▼盛んだった上陸演習
1950年代後半から1960年代にかけて、第
1から第4管区隊までの部隊は海上機動、上陸演習
をよく行なっていたと陸自OBから聞きました。た
しかに、配備された地域から他方面への増援は海上
機動が当然である、そういわれれば納得ですが、ど
うもそればかりではなかったと思われます。
というのも時期は少し後になりますが、1963
(昭和38)年に野党の追及で大きな問題になった
「三矢(みつや)研究」という自衛隊の統合防衛図
上研究がありました。この研究は朝鮮半島有事を想
定して極秘に研究されたものでした。そこでは、樺
太や千島列島などに限定した保障占領をすることの
可能性も否定していなかったのです。当時はアメリ
カ軍との共同作戦を視野に入れ、領域外にも出動す
るといった、きわめて現実的な想定でもありました。
なお、管区隊を地域張り付けの運用とするなら、
混成団は機動運用を主として、そのために機械化す
る構想があったのです。ところが予算の制約があっ
て、実際に機械化できたのは1961(昭和36)
年に創設された第7混成団だけでした。それがいま
も機甲師団といわれる第7師団の母体となりました。
▼管区隊が師団になる
1962(昭和37)年には、第11から第13
までの3個師団が新編されます。これまでの管区隊、
混成団が改編・称号変更がされて13個師団体制が
完成しました。この師団改編で最も大きな変化は、
普通科連隊から大隊がなくなったことです。連隊-
大隊-中隊といった指揮結節が、連隊-中隊となり
ました。人員規模も2400名から1200名と半
分になったのです。
師団も2種類になりました。甲・乙といった区別
があります。師団の編制を見てみましょう。甲師団
(定員9000名)は普通科連隊4個を基幹としま
した。本部管理中隊が1個、その他に4個のナンバ
ー中隊といわれる普通科中隊、重迫撃中隊で成って
います。普通科中隊は中隊本部と小銃小隊4個、迫
撃砲小隊に無反動砲小隊です。
特科連隊は105ミリ榴弾砲大隊が4個、155
ミリ同が1個、それに高射特科大隊という編制でし
た。この他に4個中隊の戦車中隊があり、対戦車隊、
偵察隊、施設大隊、通信大隊、武器隊、補給隊、輸
送隊と音楽隊というものです。
小型化した師団には供与兵器に代わって、61式
戦車、60式装甲車、64式小銃などといった国産
兵器が配備されるようになりました。
(つづく)
(あらき・はじめ)
☆バックナンバー
⇒
https://heitansen.okigunnji.com/
荒木さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
↓
https://okigunnji.com/url/7/
●著者略歴
荒木 肇(あらき・はじめ)
1951年東京生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、
同大学院修士課程修了。専攻は日本近代教育史。
日露戦後の社会と教育改革、大正期の学校教育と陸
海軍教育、主に陸軍と学校、社会との関係の研究を
行なう。
横浜市の小学校で勤務するかたわら、横浜市情報処
理教育センター研究員、同小学校理科研究会役員、
同研修センター委嘱役員等を歴任。1993年退職。
生涯学習研究センター常任理事、聖ヶ丘教育福祉専
門学校講師(教育原理)などをつとめる。1999年4月
から川崎市立学校に勤務。2000年から横浜市主任児
童委員にも委嘱される。2001年には陸上幕僚長感謝
状を受ける。
年間を通して、自衛隊部隊、機関、学校などで講演、
講話を行なっている。
著書に『教育改革Q&A(共著)』(パテント社)、
『静かに語れ歴史教育』『日本人はどのようにして
軍隊をつくったのか─安全保障と技術の近代史』
(出窓社)、『現代(いま)がわかる-学習版現代
用語の基礎知識(共著)』(自由国民社)、『自衛
隊という学校』『続自衛隊という学校』『子どもに
嫌われる先生』『指揮官は語る』『自衛隊就職ガイ
ド』『学校で教えない自衛隊』『学校で教えない日
本陸軍と自衛隊』『あなたの習った日本史はもう古
い!─昭和と平成の教科書読み比べ』『東日本大震
災と自衛隊─自衛隊は、なぜ頑張れたか?』『脚気
と軍隊─陸海軍医団の対立』『日本軍はこんな兵器
で戦った─国産小火器の開発と用兵思想』『自衛隊
警務隊逮捕術』(並木書房)がある。
『自衛隊の災害派遣、知られざる実態に迫る-訓練
された《兵隊》、お寒い自治体』 荒木肇
「中央公論」2020年3月号
https://amzn.to/31jKcxe
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Audible会員なら、数多くのオーディオブック、
ポッドキャスト、限定コンテンツを月額1,500円で
好きなだけ聴き放題できます。まずは30日間の
無料体験を始めませんか?
https://amzn.to/42ZaOnl
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-新感覚 教育メディア-
哲學ツーリズム 光を観る旅
http://okigunnji.com/url/187/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
↓↓
http://okigunnji.com/url/80/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個
人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。
最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。
-----------------------------------------
メールマガジン「軍事情報」
発行:おきらく軍事研究会
(代表・エンリケ航海王子)
メインサイト:
https://okigunnji.com/
問い合わせはこちら:
https://okigunnji.com/url/7/
メールアドレス:
okirakumagmag■■gmail.com(■■を@に置
き換えてください)
------------------------------------------
購読解除はこちらで
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
---------------------------
投稿文の著作権は各投稿者に帰属します。
その他すべての文章・記事の著作権は
メールマガジン「軍事情報」発行人に帰
属します。
Copyright(c) 2000-2024 Gunjijouhou.All rights reserved