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こんばんは、エンリケです。
インテリジェンスのプロ・樋口さん(元防衛省情報本
部分析部主任分析官)がお届けする短期連載の3回目です。
新刊『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦っているか』
刊行を記念し「フェイクニュースに騙されないようにす
るには?」と題してお届けしてきました。
今日で最終回です。
最後まで、さっそくどうぞ。
エンリケ
◆発売中の最新刊
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『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦っているか』
刊行記念
フェイクニュースに騙されないためのノウハウ(3)
インテリジェンスサイクルの活用
樋口敬祐(元防衛省情報本部分析部主任分析官)
───────────────────────
□はじめに
拙著『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦ってい
るか』について、早速皆様からレビューをいただき
ありがとうございます。
『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦っているか』
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さて、今回はいよいよフェイクニュースに騙されな
いための具体的方法について述べたいと思います。
といいつつ、言い訳がましくなりますが、そもそも
フェイクニュースに全く騙されないようにすること
は極めて困難です。
なぜなら、必死でフェイクニュースを流している
人たちがいるからです。それは、単純に人に注目を
集めたいというレベルから、フェイクニュース作成
することでお金を得ている人たち、自国の政策を有
利にするため直接フェイクニュースを流す国家機関
が存在するからです。
したがって、時には、大手マスコミも各国の情報機
関さえもそれらのニュースに騙されることがありま
す。さらに生成AIを使ったディープ・フェイク動
画なども現れ、嘘を見破ることはますます難しくな
っています。
ですから、特殊詐欺(いわゆるオレオレ詐欺)への
対策でも指摘されているように、自分は絶対騙され
ないと思うのではなく、「自分も騙される可能性が
ある」という意識のもと各種情報に接することが心
構えとして極めて重要です。
ちなみに、間違った情報の伝わる速度は、正しい情
報の伝達に比べて速いというデータがあります。2
018年、米科学誌「サイエンス」に掲載されたマ
サチューセッツ工科大学が実施したツイッター(現
X)に関する研究成果によると、誤情報やフェイク
ニュースが10回リツイートされる速度は、正しい情
報に比べて約20倍も速く、1500人に伝わる速度
は6倍速かったとされています。
なぜなら、
「誤った情報は驚きを生む」
↓
「驚きは反射的な行動につながる」
↓
「その結果、拡散のスピードもアップする」
という構図が成り立ちます。そのために、より早く
情報を処理し、拡散する前にフェイクニュースを排
除することが必要なのです。
さて、フェイクニュースを見破り、騙されにくくす
るには「インテリジェンスサイクル」の作業手順の
活用が有効です。
▼インテリジェンスサイクルの手順の活用
インテリジェンスサイクルとは、情報要求(計画)
に基づき、情報(インフォメーション)を収集・処
理し、分析・統合されてその結果としてプロダクト
が生成され配布される一連の過程のことです。そし
てプロダクトが配布されるとまた新たな情報要求が
発生し、この過程が繰り返されることからサイクル
と呼ばれています。
インテリジェンス機関では、情報を収集し分析する
際に、フェイクニュースを排除し、バイアスに陥ら
ないような工夫を行なっています。その一つが「イ
ンテリジェンスサイクル」に代表される恒常的な業
務手順です。
このインテリジェンスサイクルにおける情報の処理
の手順を活用することにより、フェイクニュースか
ら身を守ることが可能です。ただし、その手順が明
確に決まっているわけではありません。筆者の経験
やその後の研究に基づきそのノウハウを紹介したい
と思います。
情報処理の手順を二段階に分けて説明します。その
情報をもとに行動したり、対策を講じたりする必要
がある場合は、第二段階の本格的チェックが必要で
すが、そうでない場合は、第一段階だけで十分だと
思います。皆さんの目的に応じてお読みください。
▼情報処理の第一段階──個々の情報をふるいにか
ける。
第一段階は、そもそも入手した情報を大まかに判定
する作業です。それを踏まえて第二段階では、役立
つ情報の内容を精査する作業です。
1)タイトルだけで判断しない
第一段階では、まず記事などのタイトルや本文の最
初の部分(リード)をチェックします。そこを読め
ば、大体プロダクト作成に役に立つかどうかはわか
ります。ネットでは特に人目を引くために大げさな
タイトルを付けたり、決まっていないことを断定的
に表現するタイトルが少なくありません。リードを
読んだ時点で役に立ちそうもないと判断したら、そ
の情報は精査する必要はありません。
2)ファクトチェック機関のレーティング活用
役立ちそうと判断したら、その情報の真偽を判定し
ます。自分の専門分野(地域)であれば、真偽は比
較的簡単に判定できますが、専門外の情報の場合は、
ファクトチェック機関のサイトで調べることができ
ます。
国際ファクトチェックネットワーク(IFCN:Intern
ational Fact-Checking Network)は、ファクトチェ
ック活動の5原則(「非党派性と公正性」「情報源
の基準と透明性」「資金源と組織の透明性」「検証
方法の基準と透明性」「オープンで誠実な訂正方針」)
に基づいて活動しています。
日本でも複数の団体(InFact 、日本ファクトチェッ
クセンター〔JFC〕、リトマスなど)が加盟して
活動しています。
もちろん、すべての情報をチェックできるわけでは
ありません。日本のファクトチェック機関は、「新
型コロナウイルス」「ウクライナ戦争」「イスラエ
ル・パレスチナ紛争」や「政治家の話題性のある発
言」など、その時々の情勢に応じた主要な事象に関
する報道やSNSでのコメントなどをチェックして
いるようです。
対象の言説に関する真実性・正確性の判定基準(レ
ーティング)と、そう判断した説明や情報(源)が
記載されています。
このレーティングだけをうのみにするのではなく、
なぜそのレーティングに至ったか、その根拠となっ
た情報(源)は何かを確認し、最終的には自ら判定
することが大事です。
ファクトチェック機関により、それぞれのレーティ
ング基準が設けられているため違いはあります。
たとえば、日本のファクトチェック・イニシアティ
ブ(FIJ)のレーティング基準は、(1)正確、
(2)ほぼ正確、(3)ミスリード(一見事実と異な
っていることは言っていないが、誤解の余地が大)、
(4)不正確、(5)根拠不明、(6)誤り、(7)虚
偽、(8)判定保留(真偽を証明すること困難)、
(9)検証対象外(意見や主観的な評価で真偽を証明
できる事象ではない)から成っています。
(
https://fij.info/introduction/rating参照)
3)ウィキペディアの活用
ファクトチェック機関が扱っていない記事で、なじ
みのないメディアや人物の発言などの真偽を判定す
るには、ウィキペディアが参考になります。記事を
読む前に対象となるメディアや投稿者の考え方など
を把握することは、その記事に本格的に時間をかけ
る価値があるかどうかの判断に役立ちます。
ウィキペディアというと誤情報も多いため、論文な
どの引用には使えないとされます。確かにウィキペ
ディアを直接引用元とすることはできませんが、特
定の記事などからそのニュースを発している組織の
立場や考え方を軽易に把握できます。また、いろい
ろな事象などに関する根拠となる情報源が明示され
ているのでそういった点で活用できます。
まずチェックしたウェブページのURLの最初のド
メインの後に「スペースを入れ、ウィキペディア
(またはWikipedia)と入力」すれば、ウィキペディ
アの情報がトップに現れます。その情報を発信して
いる組織の概要が記載され、関連情報なども表示さ
れるため、情報処理の第二段階へ進むかどうかの判
断ができます。この作業が早くできるようになると、
より重要な作業に多くの時間を費やすことができま
す。
たとえば、2022年3月7日にロシアのスプート
ニクがツイッター(現X)で「ロシアとの国境付近
でウクライナが生物兵器を開発、米国防総省が資金
援助(露国防省)」との情報を流しました。ネット
のスプートニク日本語版にもでています。
そこで「
https://sputniknews.jp ウィキペディア」
と入れて検索したところ、スプートニク通信社(SP
UTNIK)の項目が最初に出ます。スプートニクはロシ
ア語による24時間ラジオ放送以外に、海外向けに30
カ国語のニュースサイトを有していることがわかり
ます。
「ロシア及び世界のニュースをロシア語から日本語
を含む各国言語に翻訳して伝えるほか、スプートニ
ク記者によるオリジナルコンテンツも配信している。
(中略)基本的にロシア政府から指示された内容や
ロシアの方針に沿う報道を行っている」とされてい
ます。
また、2015年から日本版が開始されたこともわ
かります。16年の米大統領選挙、17年のフラン
ス大統領選挙においてフェイクニュースを拡散した
疑惑がもたれています。さらに22年3月、EUが
同社に対しロシア・トゥデイ(RT)とともに禁止
令を正式に採択・発効したことも記されており、こ
れらの内容の根拠となる情報は脚注に示されていま
す。
このようにウィキペディアの概要から判断すると、
スプートニクやRTは情報源としての信頼性は低く、
その記事は分析に役に立たないと判断できます。
4)SNSのアカウント名をチェック
情報がSNSの投稿や拡散したものであれば、オリ
ジナルの投稿をしている人のアカウント名などから
それ以外の投稿内容を確認します。ふだんからふざ
けたツイートを繰り返していたり、信ぴょう性の低
い情報などを拡散させていたりしたら、その内容を
信じずに情報源とすることもやめます。
▼情報処理の第二段階──本格的なチェック
第一段階のふるいを通り抜けた情報をもとに何か行
動したり、対策を講じたりする必要がある場合は、
第二段階の本格的チェックが必要です。
第二段階では、情報の内容の正確性のチェックです。
情報源の信頼性は高くても内容的に間違っているこ
ともあります。情報源の信頼性と情報の内容の正確
性の評価は別ものとして評価することが必要です。
いくら正直な人から聞いた話でも、その正直な人が
嘘の情報を入手して騙されていたら、結局騙される
ことになるからです。必ずしも「あの人が言ってい
るから、大丈夫」というわけではないということで
す。
1)一次資料を確認する
まず一次資料を確認します。一次資料とは、元の資
料や原典、文献、各情報収集源が直接入手した文書、
談話などを指します。それらを使用して書かれた文
章などは二次資料、さらに三次資料といいます。
報道記事などで「○○によれば」というように、
「誰々から聞いた」「どこのニュースソースを基に
した」などと記載されていたら、可能な限り一次資
料にあたります。報道では、都合のいい部分だけ切
り取ったり、本来の趣旨と外れていたり、出典が外
国の報道や文献の場合は誤訳などがあるからです。
2)情報(記事)のチェックは「斜め・横・縦読み」
の順で行なう
一つの情報源からの情報(記事)だけでなく、ほか
の情報源からの情報も確認します。いわゆるクロス
チェックをすることで、記事の内容の矛盾や初期情
報の誤りなども見つかります。
クロスチェックする際、できるだけ短時間で確認す
ることが重要で、まず「斜め読み・拾い読み(Skim
ming , Scanning)」をします。
斜め読みで価値がありそうだと思っても、すぐに情
報に飛びついて一つの記事を深読み(縦読み)して
はいけません。
クロスチェックのために集めている同じようなテー
マや内容、関連記事を、横断的に読む。つまり「横
読み(Lateral Reading)」することが有効です。ネ
ットの場合も、タブを複数開いて横断的に読みます。
この際、各情報を比較し特に異なる点に注意しなが
ら読みます。
そこで、最も確からしい記事を、ピックアップして
最初から最後までじっくり「縦読み(Vertical Rea
ding)」します。(ネットをスクロールすることが
多いのでこう表現します)
最初から「縦読み」して特定のウェブサイトなどの
記事に集中しすぎると、そのウェブサイトや投稿が
たまたま偽情報や誤情報を流している場合、先入観
にとらわれてしまう可能性があるからです。したが
って、最初から一つの情報にこだわりすぎるのは危
険で、時間の無駄です。
3)効果的な画像検索
SNSなどで画像などが使われている場合は、画像検索
するのも有効です。
たとえば、2016年4月14日、最大震度7を記録
した熊本地震において、地震から約25分後の午後9
時52分、「おいふざけんな、地震のせいでうちの近
くの動物園からライオンが放たれたんだが 熊本」と
いうテキストとともにライオンが道路を歩いている
画像がツイッターに投稿されました。
その投稿は2万回以上リツイートされ、投稿者本人
は「やっべぇぇぇ、リツイート楽しい」「2まん
あざーっす!」などと投稿していました。
この画像をグーグルで検索すると、すぐにリツイー
トしている人もいれば、否定記事を書いている人も
います。結局、元画像は南アフリカ共和国のヨハネ
スブルグで撮影された映画の一部だということが判
明しました。
(「ライオンが逃げ出した」「川内原発で火事」Tw
itterでデマ拡散【熊本地震】
https://www.huffingtonpost.jp/2016/04/15/kumak
oto-earthquake-dema-tweet_n_9700622.html 参照)
4)違和感があれば立ち止まって考える
ロシア・ウクライナ戦争でも画像の加工は頻繁に行
なわれています。ロシア軍機を首都キーウ上空で次
々に撃墜したとして、SNS上で有名になったウク
ライナ空軍のパイロット「キーウの幽霊」は、国民
の士気を支え、高揚させるのに一役買いました。
その発端となったのは、ネット上に出回ったMI
G‐29戦闘機によるMIG‐27撃墜の動画でした。
しかし、ファクトチェック機関がチェックしたとこ
ろ元の動画は、2008年にリリースされたシミュ
レーションゲームで作成されたもので、非常に精巧
に作られています。
加工された画像の真贋を見極めるのは難しいですが、
少しでも何か違和感を感じた画像やコメントにはす
ぐに飛びつかず、他人に伝えたり(リツィート含む)、
エビデンスとして使用したりするのを「立ち止まっ
て考える」習慣をつけることが重要です。
5)民間情報調査機関を活用する
しかし、実際のところうまく加工された画像(動画、
静止画)の嘘を見破るのはかなり困難で、信頼性の
高いメディア、ファクトチェック機関、民間情報調
査機関などが時間と労力をかけてチェックしてくれ
た情報源を参考にすることが賢明です。
ファクトチェック機関については前述しましたが、
民間の情報調査機関の草分け的存在で現在はオラン
ダに拠点を置くべリングキャット(Bellingcat)で
す。同機関は2014年7月、イギリス人のエリオ
ット・ヒギンズによって、ネット上の画像情報など
のオシント(公開情報)を収集・調査し、報道する
ために開設されたサイトです。
サイト開設と同時に東ウクライナで発生したマレー
シア航空機(MH17)撃墜事件に関する調査です
ぐに成果をあげました。当時ロシア政府は、マレー
シア航空機撃墜(2014年7月17日)について、
ウクライナ軍の戦闘機による撃墜だという情報を流
布しました。これに対してベリングキャットは、S
NSなどから得た公開情報を詳細に検証し、ロシア
側の主張が偽情報であることを示す調査結果を次々
に発表しました。それが既存のマスメディアや国際
的にも認められました。ロシア・ウクライナ戦争に
おいても、多くのフェイクニュースなどを指摘し、
サイト上に掲載しています。
6)情報を「事実」と「意見」に区分する
情報の内容を「事実」と「意見」に区分することも
重要です。ロシア・ウクライナ戦争では、さまざま
な立場の人や組織がコメントを発信していますが、
コメントはあくまでも個人や組織の意見であり、参
考程度にとどめます。それらの意見に引きずられる
ことなく、先入観や思い込み(バイアス)を捨てて
事象を事実の側面から判断することが必要です。
あわせて情報発信者の狙いを見極めることも必要で
す。SNSなどで発信している人の立場や所属する
組織を確認することで、その狙いが明確になり、バ
イアスの可能性や背景を認識できます。
□おわりに
今回『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦ってい
るか』の発刊を記念して3回にわたりフェイクニュー
スに騙されないためのノウハウを連載しました。
興味を持たれた方、より細部のノウハウを知りたい
方は、是非拙著を購入下さい。
『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦っているか』
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拙著のメインのテーマは「ロシア・ウクライナで行
なわれている情報をめぐる戦い」ですが、サブテー
マは「フェイクニュースに騙されないための心構え」
です。
通常情報組織であれば、フェイクニュースは、複数
の情報源によるクロスチェックや上司への報告の過
程などで排除できます。しかし、一個人では相当意
識していなければ、フェイクニュースを見抜くこと
は困難です。
そこで本書では、第1〜第10章でウクライナーロ
シア戦争における情報戦の実態を、第11〜第12
章でフェイクニュースに、騙されない、騙されにく
くなるための心構え(マインドセット)や具体的手
法を解説しています。
そこには、今回短期連載した簡単なノウハウととも
に、さらに詳細なノウハウを紹介しました。これら
の作業を、すべての情報に対して行なうことは、あ
まり意味がありませんし、物理的にも困難ですが、
何か重要なことを判断し行動するためには極めて役
立つノウハウだと思います。
本著が日本人のインテリジェンスリテラシーの向上
の一助になれば幸いです。
また、個人的には、わが国においてもフェイクニュ
ースを見破り、オシントを活用して紛争などの実態
を解明するための意見交換の場の立ち上げが夢です
(イメージとしては、民間情報調査機関べリングキ
ャットの初期の頃のようなグループ)。
それらに、ご興味のある方、本メルマガの記事や
『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦っているか』
についてのご意見・ご質問のある方は、こちらのUR
Lからご連絡いただければ幸いです。
↓↓↓
https://okigunnji.com/url/7/
今回もご購読ありがとうございました。また、面白
そうなテーマがありましたら投稿させていただきま
す。
(おわり)
(ひぐち・けいすけ)
◆最新刊
『ウクライナとロシアは情報戦をどう戦っているか』
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樋口さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
↓
https://okigunnji.com/url/7/
【著者紹介】
樋口敬祐(ひぐち・けいすけ)
1956年長崎県生まれ。拓殖大学大学院非常勤講師。
元防衛省情報本部分析部主任分析官。防衛大学校卒
業後、1979年に陸上自衛隊入隊。95年統合幕僚会議
事務局(第2幕僚室)勤務以降、情報関係職に従事。
陸上自衛隊調査学校情報教官、防衛省情報本部分析
部分析官などとして勤務。2011年に再任用となり主
任分析官兼分析教官を務める。その間に拓殖大学博
士前期課程修了。修士(安全保障)。拓殖大学大学
院博士後期課程修了。博士(安全保障)。2020年定
年退官(1等陸佐)。著書に『2020年生き残りの戦
略』(共著・創成社)、『2021年パワーポリティク
スの時代』(共著・創成社)、『インテリジェンス
用語事典』(共著・並木書房)、近刊『ウクライナ
とロシアは情報戦をどう戦っているか』(並木書房)
▼きょうの記事への、あなたの感想や疑問・質問、
ご意見をここからお知らせください。
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心から感謝しています。ありがとうございました。
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