配信日時 2023/12/18 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(241)】 糾弾されるべきはテロと無関係な人々を盾にすること 桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます、エンリケです。

241回目の「美佐日記」。

きょうはいつもと少し違うテイストで、
新鮮な印象を持ちました。

さっそくどうぞ。


エンリケ


◆桜林さんが、自衛隊制服について書いたフォー
サイト記事です。


「自衛官の制服はなぜ不揃いなのか――崩壊する
「防衛産業」の現場から」
  https://www.fsight.jp/articles/-/49828

◆桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
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「陸・海・空 究極のブリーフィング - 宇露戦争、
台湾、ウサデン、防衛費、安全保障の行方」
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◆220825、桜林さんの新刊が出ました!
「危機迫る日本の防衛産業 (産経NF文庫)」
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◆日ごろの楽しみのひとつ
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「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
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おめでとうございます!!

くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。

◆桜林さんの「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化さ
れ「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
「何か」が手に入る名著です。

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◆桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
という名で出ました!

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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。

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桜林美佐の「美佐日記」(241)


糾弾されるべきはテロと無関係な人々を盾にするこ



桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、241回目となりま
す。

前回の拙日記に対し、多くの感想を寄せて頂きまし
た。まずはA様から。ありがとうございました。一部
をご紹介します。

「以前から『動かない子供』はいっぱいいました。
授業だってそうですね。アクティブ・ラーニングを
重視とか言い続けているけど、そんなのは大正時代
から変わらない。人の能力の差なのです。」

⇒ ううっ、耳が痛い!能力の差……そうなんです
よね。実際、私自身も何かお助けしよう、なんてと
っさに動き出しても何をどうしていいのか分からず、
おたおたするばかりだったりします。

「国際政治学者もその立場に立って地位を得、食べ
てきた人たちで、権威にもなっているのでしょうか
ら『見たくないもの』は見えないし、『語りたくな
いこと』は言わないし、人の意見にエビデンスもな
く気分でもの言うレベルの人間なのでしょう」

⇒ ひゃー、私など学者でも何でもないので、皆さ
んすごい方なのだろうなあとしか思っていませんで
したが、なんだか悲しいですね。

続いてR様。ありがとうございました。一部をご紹介
します。

「このような蛮行は、どんな人も批判すると思いま
すが、問題なのは、ひどいかどうかで
はなく、どうすればこのようなことを起こさせない
かです。その方法として、『外交で解決を』とか
『平和の大切さを訴える』と主張しても現地の人は
耳を貸さないでしょう。
このような主張ばかりしている人がいる日本は、本
当に平和ボケしていると思います」

⇒ その通りですね。



「別の話ですが、ウクライナに防弾チョッキを送る
ことは武器提供になると反対していた政党がありま
すが、ウクライナの方が聞いたら、寝言としか思っ
てもらえないでしょう」

⇒ そうなんですね。政治って、結局は世論を見て
いると思うので、真っ当な世論がとても重要ですよ
ね。ドイツなどは当初、古いヘルメット提供でお茶
を濁そうとしたものの、国民から、そんなんじゃい
かんだろうという声が高まって戦車も送ることにな
ったといいますので、逆に言えば日本はまだそのあ
たりが成熟していないということですね。

 続いてはD様。ありがとうございます。全文をご紹
介します。


「10.7のハマスによる襲撃と残虐行為は決して
容認できませんが、イスラエルの過剰すぎる報復も
容認できません。
 桜林さんはイスラエルの自衛権として当然だとの
お考えのようですが、10.7のハマスによる残虐
行為をした犯人に対してのみ報復できるのだと思い
ます。
一般のパレスチナ人に対する無差別爆撃による殺傷
もまた決して容認できません。またハマスであって
も残虐行為に加わっていない者を連座させるのも容
認できません。
 オウム真理教事件は裁判で実行犯のみ死刑が確定
しました。オウムの信者全てを共犯として裁くこと
はできません。
 同じように考えれば私はイスラエルの報復攻撃は
過剰すぎると思いますが、桜林さんはイスラエルは
正しいとお考えなのでしょうか。ぜひお聞かせくだ
さい」

⇒ はい!まず、私が司会として呼んでもらってい
るYouTube番組で戦時国際法の解説を、伊藤俊幸元海
将が公開されていますので、ぜひそちらをご覧頂け
れば幸いです。これに加えて同じチャンネルで「日
本の中東専門家のハマス擁護 真の理由」と題する
倉山満さんと伊藤さんの対談も、つい最近アップさ
れた模様です。

頂戴した文面には私の考えもお尋ねでしたので、お
答えしなくてはなりませんが、まず「正しい」「正
しくない」というのは、まさに国際法が評価するも
のだと思っています。自衛権を行使したという点に
限っては、現時点でも「正しい」と言ってもいいと
思っていますが、自衛権を行使し、戦闘に入った後
の行為については戦後に映像による記録等を詳細に
分析することになるでしょう。今は誰も評価できな
いのです。

それから、犯人以外への攻撃について。そうですよ
ね、それができれば苦労はないですよね。これは古
くて新しい議論でありますが、旧日本軍も便衣兵に
苦しめられたように、民間人なのか兵士なのか分か
らないようにしたり、病院なのか軍事施設なのか分
からないようにする、といった手法が常套手段にな
っています。本来はそこは軍事施設ではないという
証明義務があり、民間施設と軍事施設を兼ねるよう
なことは国際法上許されないはずなのですが。

私たちが見ている画面上は子供かもしれませんが、
実際はテロを行っているかもしれず、画面上は医者
かもしれませんが、ハマス構成員かもしれないとい
う、非常に難しい状況の中でこのイスラエルとハマ
スの戦いは進行しています。本当に、ハマスだけ浮
かび上がってくる赤外線カメラのようなものが発明
されたらどんなにいいかと私も思います。いずれに
しても、テロとは関係のない罪のない人々を人間の
盾にすることこそが糾弾されるべきだと思っていま
す。

 最後にH様。「いつも立派なご識見に敬意を表し
ます」と頂きました。

⇒ 恐縮です。ありがとうございます。

 以上です。もし、イニシャルが間違えてしまって
いましたらごめんなさい!もっと色々と書きたいと
ころなのですが、年末のばたばたで時間がなく申し
訳ありません。また、個人的にもご感想を頂戴して
います。心より感謝申し上げます。

 今日も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た。皆様にとって良い1週間でありますように! 困
難の中にいる全ての人のために祈り、あらゆる紛争
の犠牲者を悼みながら。


<おしらせ>
●今年も「夕刊フジ」年末年始特別号に寄稿してい
ます。

●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛」、
『SATマガジン』にて「桜の時評」連載していま
す。


(さくらばやし・みさ)


桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)


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