-------------------------------------------
今後の配信が不要の場合は
下記より解除して頂けます
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
-------------------------------------------
--------------------
「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://okigunnji.com/url/80/
---------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もし、1冊10分で
本を読めるようになったら…
あなたのビジネス・人生は
どう変わるでしょう?
想像してください…
読みたい本を
全て読破した、
自分の姿を…
1冊10分のスピードを
手に入れる1流の読書法
をこちらからご覧ください。
↓↓
http://okigunnji.com/url/185/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-------------------------------
哲學ツーリズム
http://okigunnji.com/url/187/
-------------------------------
--------------------------
荒木さんの最新刊
知られざる重要組織「自衛隊警務隊」にスポットを
当て、警務隊とは何か?の問いに応えるとともに、
警務隊で修練されている「逮捕術」を初めて明らか
にしたこの本は、小平学校の全面協力を受けて作ら
れました。
そのため、最高水準の逮捕術の技の連続写真が実に
多く載っています。それだけでなく、技のすべてを
QRコードを通して実際の動画をスマホで確認できる
のです!
自衛隊関係者、自衛隊ファン、憲兵ファンはもちろん、
武術家、武道家、武術ファンにも目を通してほしい
本です。
『自衛隊警務隊逮捕術』
荒木肇(著)
https://amzn.to/34szs2W
-----------------------------------------
おはようございます。エンリケです。
「陸軍砲兵史」
の第38回目です。
拝読するごとに、
「火力」が、戦において最も重要で決定的な
要素であることへの理解が深まります。
さっそくご覧ください
エンリケ
メルマガバックナンバー
https://heitansen.okigunnji.com/
ご意見・ご感想はコチラから
↓
https://okigunnji.com/url/7/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(38)
砲兵が全盛となった第1次世界大戦
荒木 肇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼陣地戦が始まる
第1次世界大戦での塹壕戦は有名です。互いに迂
回して敵の側背部をつこうと陣地を次々と左右に伸
ばしていきます。これを延翼競争といいました。ま
た陣地は強化され、機関銃を中心にした火器掩体
(かきえんたい)や、永久構築の堡塁と比べれば、
はるかに規模は小さいながら中掩蔽(ちゅうえんぺ
い)部が造られます。掩体や掩蔽部は屋根がついて
いますから、頭上で炸裂する榴霰弾の効果はほとん
どあがりません。
もちろん、頑丈なコンクリート製の重掩蔽部もあり、
敵の攻撃準備射撃中には守備兵はそこに隠れていま
した。砲撃が終わると、ただちに守備位置について
敵歩兵の進撃に備えます。前進してくる歩兵は機関
銃の餌食になりました。この防御施設を破るには大
口径の重砲と準備弾薬が必要でした。
▼反省を生かしたフランス軍の大火力急襲
1914年12月のシャンパーニュ会戦の失敗か
らフランス軍は大火力を集めることにしました。4
00門もの重砲を集めて、翌15年5月にアルトア
・アラス戦線で20キロメートル正面の攻勢をかけ
ます。これまでよりも短い4時間という準備射撃を
行ないました。重砲榴弾の威力でドイツ軍陣地を短
時間で破壊しての攻撃でした。
当初、攻撃は成功します。しかし、前線突破には
成功したものの軍団予備の前進が遅れ、ドイツ軍に
対応する時間を与えてしまいました。なぜ、兵力の
前進が遅れたのでしょうか。機関銃です。フランス
軍の砲撃は大きな威力がありましたが、コンクリー
ト製の建物や橋などの構造物の破壊が徹底しません
でした。その残骸の中に多くのドイツ兵が潜んでい
ました。臨時の機関銃掩体を造り抵抗をしたのです。
そこでフランス軍は奇襲効果によって得るものよ
りも、徹底した重砲弾による破壊の効果の方が大き
いと判断します。そうして同年の秋季攻勢では準備
射撃を十分に行なうようになりました。
▼第2陣地帯と弾幕射撃
対してドイツ軍は陣地がとことん破壊されたとの
印象をもちました。そこで第一線の陣地の後方に、
フランス軍砲兵の射程外、4キロから6キロの地域
に第2線陣地を築くこととします。「敵歩兵の攻撃
を妨害、あるいは撃退するには阻止弾幕射撃(そし
・だんまく・しゃげき)である」、ドイツ軍総参謀
長はそのように訓令しました。
弾幕とは目標への精密な射撃(「点」目標)では
なく、地域を制圧する「面」への射撃です。予想さ
れる陣地前方の土地に敵歩兵の前進に合わせて弾着
させます。これはたいへんな砲弾の準備が必要なわ
けです。ドイツ軍の解説によれば、これがうまく行
かなかった場合というのは、あまりに塵烟(じんえ
ん)が多く、あるいは電話線が切断されて通信がう
まくいかなかった時だといいます。
正確な測量と測地でできた敵の予想通過地点にグ
リッドを重ねて、その網の中に正確に砲弾を落下さ
せました。だから正確な弾着観測と、射撃陣地への
通報が重要だったのです。砲弾の炸裂で塵(ちり)
や烟(けむり)で戦場が覆われてしまうと、正確な
弾着観測ができなくなったからでした。砲兵は直接
に目標を狙って撃たず、ただ命令のままに方位と角
度を指示されるままに砲弾を送りだしていたのです。
▼反対斜面の効果
1915年秋の英仏軍によるシャンパーニュ地方
への攻勢は重砲1100門あまり、野砲3000門、
迫撃砲530門による準備射撃によって始まります。
3日間にわたって撃たれた砲弾はおよそ170万発
です。フランス軍歩兵は徹底的に破壊された独軍第
一線陣地を通り抜け、さらに前進を続け、後方の第
二線陣地に迫る勢いでした。
ところが、反対斜面陣地にひっかかり手間取って
いるうちにドイツ軍増援部隊が到着したために苦戦
に陥ります。反対斜面とは前進する前に立ちはだか
る斜面の稜線の向かい側です。斜面を苦労しながら
登っていくと稜線に達します。そこから下り坂にな
る、そこに敵陣がある状況です。後方から砲撃で掩
護しようとしても正確な距離も方向も分かりません。
なにぶん、見えないのです。
数で押し切る方法もありますが、このときもフラ
ンス軍の増援は遅れに遅れて、とうとう攻勢は頓挫
(とんざ)してしまいます。この頃の砲弾による死
傷率は78%にも達する勢いでした。「砲兵は略奪
し歩兵は占領する」といった言葉はこの頃に生まれ
たと金子常規氏は書いています。前段は「砲兵は耕
し」という言葉に代わることもありますが、いずれ
も戦場の中心火力は火砲だという意味でしょう。
▼海岸要塞は威力あり
一方、要塞砲兵はどのような戦いをしたのでしょ
うか。建軍以来、高価なカノンや大型榴弾砲を内地
の要塞に据えてきた方針は正しかったのか。おそら
くわが国だけではなく、世界中の注目を集めていた
のが特殊な海戦、動く艦船と地上の要塞砲の戦いで
す。
装甲がどんどん厚くなり、大きな機関を積み高速
化する軍艦。それに対して上空から落下させて甲板
を直撃しようとする榴弾砲、直撃で舷側装甲を破壊
しようとする加農、それらを擁するのが沿岸砲台、
その集まりを海岸要塞といいました。
欧州の西部戦線で戦いは膠着しています。そのさ
なかに英国は伝統的な戦略行動をとりました。大陸
は大陸に任せて、英国海軍は敵の海外植民地や勢力
圏を奪うというのです。これはナポレオンに欧州が
席捲されたときも同じでした。英国海軍はフランス
の植民地や物資の輸送路に大きな脅威を与え続けま
した。
このときも英国の海軍大臣チャーチルが主張した
行動がとられます。ロシア皇帝からは、ダーダネル
ス海峡を突破して黒海経由で軍需物資を送ってもら
いたいと要請が出ていました。
1915年1月から英国艦隊は海峡両側の陸岸要
塞に攻勢をかけ始めます。2月下旬から約1カ月間、
旧式戦艦20隻と巡洋艦5隻で海峡の突破(打通と
もいいます)を図るための戦いを続けました。海岸
にある要塞の砲台に艦砲射撃を浴びせたのです。
この頃の旧式戦艦とは、10年前の日露戦争当時の
新型戦艦を考えればよいでしょう。排水量は1万2
000トンから1万5000トン、主砲は30セン
チ砲が4門というところです。それにしてもさすが
に大英帝国、旧式ながら戦艦を20隻もこうした作
戦に投入できる、そのことが驚きでもあります。
3月18日のことでした。35隻の大勢力で英国
艦隊はマルモラ湾に突入します。1カ月間も巨弾を
落とし続け、要塞砲にも大きな被害を与えたと信じ
ていたのです。ところが、トルコ軍の砲台は一斉に
猛射撃を始めます。動いている軍艦と地上に固定さ
れた要塞砲の対決です。当然、陸上から放つ砲弾は
よく命中しました。軍艦には多くの命中弾が出ます。
混乱の中で沿岸の機雷にふれる戦艦もあり、3隻も
沈められ、同じく3隻が大破させられるという大損
害を出しました。
このとき、要塞側には口径36センチ以下の49
門と多数の野砲があったといいます。要塞と艦隊の
決戦は要塞砲の勝利となりました。このため、有名
なガリポリ上陸作戦が企画されるようになります。
(『兵器と戦術の世界史』)
(つづく)
(あらき・はじめ)
☆バックナンバー
⇒
https://heitansen.okigunnji.com/
荒木さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
↓
https://okigunnji.com/url/7/
●著者略歴
荒木 肇(あらき・はじめ)
1951年東京生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、
同大学院修士課程修了。専攻は日本近代教育史。
日露戦後の社会と教育改革、大正期の学校教育と陸
海軍教育、主に陸軍と学校、社会との関係の研究を
行なう。
横浜市の小学校で勤務するかたわら、横浜市情報処
理教育センター研究員、同小学校理科研究会役員、
同研修センター委嘱役員等を歴任。1993年退職。
生涯学習研究センター常任理事、聖ヶ丘教育福祉専
門学校講師(教育原理)などをつとめる。1999年4月
から川崎市立学校に勤務。2000年から横浜市主任児
童委員にも委嘱される。2001年には陸上幕僚長感謝
状を受ける。
年間を通して、自衛隊部隊、機関、学校などで講演、
講話を行なっている。
著書に『教育改革Q&A(共著)』(パテント社)、
『静かに語れ歴史教育』『日本人はどのようにして
軍隊をつくったのか─安全保障と技術の近代史』
(出窓社)、『現代(いま)がわかる-学習版現代
用語の基礎知識(共著)』(自由国民社)、『自衛
隊という学校』『続自衛隊という学校』『子どもに
嫌われる先生』『指揮官は語る』『自衛隊就職ガイ
ド』『学校で教えない自衛隊』『学校で教えない日
本陸軍と自衛隊』『あなたの習った日本史はもう古
い!─昭和と平成の教科書読み比べ』『東日本大震
災と自衛隊─自衛隊は、なぜ頑張れたか?』『脚気
と軍隊─陸海軍医団の対立』『日本軍はこんな兵器
で戦った─国産小火器の開発と用兵思想』『自衛隊
警務隊逮捕術』(並木書房)がある。
『自衛隊の災害派遣、知られざる実態に迫る-訓練
された《兵隊》、お寒い自治体』 荒木肇
「中央公論」2020年3月号
https://amzn.to/31jKcxe
-------------------------------
-新感覚 教育メディア-
哲學ツーリズム 光を観る旅
http://okigunnji.com/url/187/
-------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
↓↓
http://okigunnji.com/url/80/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もし、1冊10分で
本を読めるようになったら…
あなたのビジネス・人生は
どう変わるでしょう?
想像してください…
読みたい本を
全て読破した、
自分の姿を…
1冊10分のスピードを
手に入れる1流の読書法
をこちらからご覧ください。
↓↓
http://okigunnji.com/url/185/
-------------------------------
PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個
人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。
最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。
-----------------------------------------
メールマガジン「軍事情報」
発行:おきらく軍事研究会
(代表・エンリケ航海王子)
メインサイト:
https://okigunnji.com/
問い合わせはこちら:
https://okigunnji.com/url/7/
メールアドレス:
okirakumagmag■■gmail.com(■■を@に置
き換えてください)
------------------------------------------
購読解除はこちらで
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
---------------------------
投稿文の著作権は各投稿者に帰属します。
その他すべての文章・記事の著作権は
メールマガジン「軍事情報」発行人に帰
属します。
Copyright(c) 2000-2023 Gunjijouhou.All rights reserved