配信日時 2023/10/27 20:00

【加藤大尉の軍隊式英会話:世界の秘密兵器編】戦車の時代は続く──KF51パンター(3)  加藤喬(元米陸軍大尉)

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の1つであり、生産停止後も独自の存在感を発揮し
続けた伝説の名銃・MP38&MP40サブマシンガンです。

『MP38&MP40サブマシンガン』
アルハンドロ・デ・ケサダ (著), 床井 雅美 (監修),
 加藤喬 (翻訳)
2022/5/12 発行
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※武器オンチのあなたやわたしに特におススメ


こんばんは!エンリケです。

AIがテーマの今日の記事。

ふと思ったのが、AIを常時効果的に活用するには
電気が不可欠だなあ、ということです。
原発と蓄電池の性能向上の今後が楽しみになります。

では今日の記事をさっそくどうぞ。


エンリケ

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加藤大尉の軍隊式英会話:世界の秘密兵器編   
  Takashi Kato

戦車の時代は続く──KF51パンター(3)


加藤喬(元米陸軍大尉)

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□AIが人類を抹殺──止めようがない機械知性の
爆発的進歩
 
昨今、AI(人工知能)という言葉をよく聞くように
なりました。藤井八冠はAIを相手に指し手を研究・
研磨しているそうですし、回転寿司業界では迷惑行
為をAIで検知し不心得者の排除に役立てているとか。
文章作成ができるチャットGPTも児童や学生層に浸透
しつつあると聞いています。これまではヒトにしか
できなかった状況認識や将来の予測、言語使用など
が機械にも実行できる時代になったわけです。
 
今のところ日本におけるAIは、創造性向上や省力化
など建設的な面で活躍しているようです。しかし中
国ではAIカメラが人民の一挙一動を監視しており、
ジョージ・オーウェルの『1984』に描かれたデ
ィストピアそのもの。また本文でも触れましたが、
AIと一体化した兵器開発は軍需産業界の趨勢です。
AIの普及は良いことだけではありません。

  コンピューターの処理能力は1年半で2倍になる
との経験則「ムーアの法則」がありますが、実際、
60年代のアポロ月宇宙船に搭載されていたコンピュ
ーターより、読者諸氏のスマホのほうが計算能力が
高いのです。この凄まじいペースでAIが進歩し続け
るとどうなるのか? スウェーデン出身の理論物理
学者で科学啓蒙家としても活躍するマックス・テグ
マーク博士は、

 「将来、量子コンピューターが実現するなどして
この進化速度が維持されると、早晩、自らソフトウ
ェアを書き直し演算能力を飛躍的に向上させる『超
知的コンピューター』が誕生する」

 と推測しています。同博士はこの出来事を「技術
的特異点」と呼び「いったん起こってしまうと止め
ようがない機械知性の爆発的進歩」と定義していま
す。

自立的に改良を重ね進化するスーパーAIはヒトの知
性を瞬く間に凌駕し、創造者である人間が理解不能
なほど高度な知的存在になる・・・SFマニアならず
とも、『2001年宇宙の旅』で宇宙飛行士らを殺害し
たスパコンのHAL(ハル)や『ターミネーター』で武
器と一体化したAIが人類を「劣等種」と断じ、抹殺
する筋書きには戦慄を覚えます。

 このような可能性は単なる絵空事ではないようで
す。事実、本年3月にはイーロン・マスク氏らAIビ
ジネスの最先端を行く起業家や研究者ら数十人が、
AI開発の一時停止を求める公開書簡を発表していま
す。その理由に関しては「AI開発競争の暴走は地球
上の全生命に重大な変化を及ぼす可能性がある」と
婉曲な表現になっていますが、おそらくAI界の大物
らが恐れているのは前述の「技術的特異点」のこと
だろうと思います。

 万が一、地球が機械知性に席巻されてしまった
ら? 人類が根絶された母なる星は、ほぼ完ぺきに
無機質かつ無目的な世界と化しましょう。なぜか?
 物質からなる宇宙に意味や価値、目的、探求心、
そしてコスモスそのものの起源に迫る好奇心といっ
た彩(いろどり)を与えているのはヒトの自意識だ
からです。いかに優れた処理能力を備えていても機
械に自意識はありません。スーパーAIは自らの進化
の意味も目的も知らぬまま、ただひたすら性能向上
を続ける自動人形に過ぎないということです。

 宇宙開闢から138億年。悠久の時を経て、離合集散
を繰り返したスタースタッフ(星の材料)からヒト
の自意識が芽生えました。人類は広大無辺のコスモ
スのなかで、今のところ我々が知る唯一無二の「自
意識を持った存在」。宇宙の広がりと古さを考えれ
ば、その希少さと貴重さは明白です。

「自ら創り出したAIに、宇宙を照らす自意識の灯を
吹き消されてはならない・・・」
 
AIを時代の寵児ともてはやす世相に、ふとそんなこ
とを思いました。読者諸氏はどうお考えでしょう
か?

▼戦車の時代は続く──KF51パンター(3)

兵器は人が生存をかけて使う道具。生き延びるため
には相手より優れた武器を持たねばなりません。兵
器開発競争が文明の黎明から今日まで途切れなく続
いているのはこのためです。よく指摘される武器の
効用に「抑止力」(deterrence)があります。刀を抜
かずとも相手を委縮させ対峙を防ぐ「鞘の内の勝ち」
の如く、敵に攻撃を思いとどまらせる圧倒的な破壊
力のことです。「平和を望むがゆえに兵器を手放せ
ない」。人類が陥って久しいこのジレンマの裏面が
「抑止力」なのです。
加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」では、それぞれ
の武器が持つ抑止力に着目。兵器と平和の関係を考
えていくことにします。

 「戦車の時代は続く」シリーズ、KF51パンター
の第3回は、同戦車の統合防御システムです。
 パンターが全周のみならず砲塔上面からの攻撃に
も対応するアクティブ防御システムを重視している
ことは前に述べました。これによって複合装甲や爆
発反応装甲の重量増加を避け、機動性を確保するこ
とができたわけです。

 同戦車の統合防御システムには今一つ特筆すべき
点があります。「包括的車両構造」(NATO Generic
 Vehicle Architecture: NGVA) と呼ばれる設計思想
です。これはNATO加盟国が今後設計開発する戦車に
共通する「基本的な青写真」で、電子機器、電気系
統、そして乗員とコンピューターのインターフェイ
スなどに互換性を持たせるものです。NGVAは将来の
性能向上と品質改良に寄与するだけでなく、各種セ
ンサーの付加を容易にするといわれています。

 今回のビデオは「敵が砲弾を発射する前に察知す
るセンサー」に触れています。詳細は不明ですが、
目標に砲弾を命中させるためにはレーザー・レンジ
・ファインダーで距離を測り、射角を算定する必要
があります。したがってこのレーザー照射を検知し、
乗員に警告を発する仕組みなのではないかと思われ
ます。

 戦車対戦車の戦いは初弾必中がすべて。撃たれる
前に撃つためには瞬時の対応が不可欠です。とすれ
ば、センサーと乗員のインターフェイスをつかさど
るのがAIなのではないか? つまり、AIが管理する
センサーが常時状況認識を行ない、レーザー照射が
感知され次第、自動的に砲塔を敵戦車に向け射角を
設定し車長の最終攻撃判断を仰ぐ、という流れです。

教材ビデオ:
 Why the KF51 Panther MBT could be one impress
ive tank - YouTube
https://onl.bz/5dw16XC
(本エピソードは3:48から始まります)
 
 
基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
enhance(エンハーンス)高める 向上する
neutralize(ニュートラライズ)無力化する
threat(スレット)脅威となるもの

シナリオ(カウンターを3:57に合わせてくださ
い)

This is enhanced by the tank ability to recogn
ize and neutralize threats at an early stage t
hanks to its pre-shot detection capability.

(パンターはミサイル発射の兆候を探知するセンサ
ーを作り出すことができ、これによって、交戦初期
段階で脅威となる敵の存在を確認し無力化する能力
を向上させている)

(今回のビデオは3:09まで続きます)

英語一言アドバイス:
 軍事用語での neutralize は「敵の作戦遂行能力
を奪う」とか「無力化する」を意味します。単刀直
入に言えば「敵兵を殺傷する」「敵装備を破壊する」
になりましょう。

発音サイト: neutralize の発音 
https://onl.bz/KqimKtd

参考サイト:

KF51 パンター主力戦車 
https://onl.bz/A8KpFVF

ラインメタル社の広報ビデオ 
Panther KF51 mainbattle tank | Rheinmetall
https://onl.bz/zHn8wjd


加藤 喬(かとう・たかし)

元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に
参加。米国防総省外国語学校日本語学部准教授(20
14年7月退官)。著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞
作の『LT—ある“日本製”米軍将校の青春』(TB
Sブリタニカ)、『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブー
トキャンプ』『レックス 戦場をかける犬』『チュー
ズデーに逢うまで』『アメリカンポリス400の真
実!』『ガントリビア99の謎』『M16ライフル』
『AK-47ライフル』『MP5サブマシンガン』『ミ
ニミ軽機関銃』『MP38&MP40サブマシンガ
ン』(いずれも並木書房)がある。



(かとう・たかし)


●著者略歴

加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT─あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK─47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン』(いずれも並木書房)がある。


追記

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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm

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『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320

オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share



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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。

 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。

 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。 
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac" 
と表現します。

 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。

加藤 喬
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