配信日時 2023/09/25 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(232)】 「捨てないと買えない」自衛隊装備の現実 桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます、エンリケです。

232回目の「美佐日記」。

きょうの記事も、じつに考えさせられる内容です。
問題点が、じつにシャープに抉り出されて
います。

さて桜林さんは、この28日に神戸のラジオ番組に
出演されます。
むかしは、ラジオが入る範囲の地域にいないと
聞けませんでしたが、いまの時代、住んでる地域に
関係なく、radikoを使えば全国のラジオ番組が聞け
ます(放送後1週間まで。有料)。わたしも愛用し
てますが、ほんとにありがたいですね。

radiko 
https://radiko.jp/


ではきょうの記事、さっそくどうぞ。


エンリケ


◆桜林さんが、自衛隊制服について書いたフォー
サイト記事が公開されています。


「自衛官の制服はなぜ不揃いなのか――崩壊する
「防衛産業」の現場から」
  https://www.fsight.jp/articles/-/49828

◆桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
になりました! オススメです。
「陸・海・空 究極のブリーフィング - 宇露戦争、
台湾、ウサデン、防衛費、安全保障の行方」
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◆桜林さんの新番組がYoutubeで始まっています。
くわしくは<おしらせ>でどうぞ!


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「危機迫る日本の防衛産業 (産経NF文庫)」
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◆日ごろの楽しみのひとつ
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「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
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おめでとうございます!!

くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。

◆桜林さんの「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化さ
れ「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
「何か」が手に入る名著です。

未読の方はこれを機会にぜひどうぞ!
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「心意気」を読んだ方は、文庫でもう一冊!
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◆桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
という名で出ました!

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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。

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桜林美佐の「美佐日記」(232)

「捨てないと買えない」自衛隊装備の現実


桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、232回目となりま
す。

前回の毎日新聞デビュー経験に対し感想を頂戴しま
した。

「右翼論壇の大物という記事。毎日新聞でも拝見し
ました。まあ、古くからのプロパです。同じ手口で
やり続けることに興味をもちました。読者中心と思
っているのでしょうが、憲法擁護やら何やら、古典
的なやりくちに感心します。自衛隊や防衛大などで
講話をしていることなどで危機感をあおり、自衛隊
と民間との離間をねらっているところなど頭古いで
すね。」

 A様ありがとうございます!

それにしても、6月にコロナにかかり、計画されてい
たアポイントを先延ばしにしたことで、今それらが
一気に入ることになり、慌ただしい今日この頃です。

美容院も今年はなんと1回しか行っていないので、
そろそろマズイ状態になっております。先週は講演
とラジオ出演で1週間のうちに2度も神戸に行きま
したが、いつものように両方ともトンボがえりで、
滞在時間は3時間ほど。

 そういえば、神戸には造船所や関連企業があり、
かなりの回数来たことがありますが、飲み過ぎてグ
タグタの海上自衛官とかの記憶ばかリで、おしゃれ
なカフェなどは行ったことはありません。番組収録
で「神戸の印象」を聞かれ、答えに窮してしまいま
した。

 さて、そんな中、巷では退役した陸上自衛隊の高
機動車が解体されずに海外に流出していたというニ
ュースが話題になっているようです。

 同様の話は昔からありましたよね。それで自衛隊
としては製造企業が廃棄も担う仕組みにしようとし
ているのですが、これも競争入札になっていて、私
はかねてからそんなバカな「お願い」はないと各所
で書いてきました。

 頼まれたメーカーはまさに「ゆりかごから墓場ま
で」のつもりで、そこで生まれた装備品が故郷に帰
って最後を迎えるための秘匿性に十分配慮された設
備を整備することになりますが、いざ受注する段に
なり競争入札となってしまいます。

安値で札を入れてきた他社に渡すわけにもいかず、
結局、投資分など回収できるような金額ではない安
値で引き受けざるを得ません。

そんなことをしていればこの仕組みはうまくいくは
ずはなく、製造メーカーも引き受けられなくなりま
す。

このように競争入札制度で信頼に足らない業者に受
注させる状況がある限り、こうした流出はあっても
当然なのです。

話は飛ぶようですが、2001年9月11日の米同
時多発テロで任務にあたり絵本にもなった「消防艇
ハーヴィ」をご存じでしょうか。

同艇は1931年から1994年まで数々の海上火
災に対処して活躍しました。退役後、廃棄される予
定でしたが、あるレストランの常連たちによって買
い取られることになりました。

鉄くずになるはずだったハーヴィは、ハドソン川沿
いに係留・展示され余生を送ることになります。

しかし、9.11にテロが起こり、再び現場に出る
ことになります。

ハーヴィは何かできることはないかと救助に赴き、
火災消火のために水を汲み上げ続けたのだそうです。

よく自衛隊を応援したいという方々から、クラウド
ファンディングやふるさと納税のような方法で支援
できないのかと尋ねられることがあるのですが、分
かりやすい方法として、自衛隊装備をハーヴィのよ
うな形で保存することはできないのだろうかと感じ
ます。

そもそも用途廃止は「使えなくなったから」という
より、損耗更新してはじめて新たな予算が付く仕組
みになっているがゆえの制度です。「捨てないと買
えない」のです。

中古を輸出すべきという話はかねてよりありますが、
それをすると「使えるなら買う必要はない」とみな
され、新規調達の予算が取れないため、わざわざお
金をかけて壊し、捨てる、ということになります。

今、日本は国難と言っていい時代になっていると私
は思いますので、このような予算制度に縛られた従
来のやり方を抜本的に見直すべき時なのではないで
しょうか。

装備の温存や、政府主導での海外移転など有効活用、
そんなことを考え始める良いタイミングのように思
います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
今週が皆さまにとって素敵な1週間となりますよう
に!


<おしらせ>

●新着情報
9月28日(木)ラジオ関西「明日への道標」で、
元NHKアナウンサーの寺谷一紀さんと30分お話
します。

●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛」、
『SATマガジン』にて「桜の時評」連載中してい
ます。



(さくらばやし・みさ)


桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)


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