配信日時 2023/09/15 05:08

【本の紹介】『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法の研究―』 佐藤庫八

-------------------------------------------
今後の配信が不要の場合は
下記より解除して頂けます
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
-------------------------------------------
--------------------
「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
↓  ↓  ↓  ↓  ↓
http://okigunnji.com/url/187/

---------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もし、1冊10分で
本を読めるようになったら…

あなたのビジネス・人生は
どう変わるでしょう?

想像してください…

読みたい本を
全て読破した、
自分の姿を…

1冊10分のスピードを
手に入れる1流の読書法

をこちらからご覧ください。
↓↓
http://okigunnji.com/url/185/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



戦後の日本において、国防軍事安保の啓蒙が欠けて
いた分野に光を当てた本書は、一般国民にとって貴
重な情報源となるでしょう。

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』
佐藤庫八
A5判/300ページ
定価2500円+税
https://amzn.to/3p3OSb0


おはようございます、エンリケです。

著者の佐藤庫八氏は元陸上自衛隊幹部学校防衛法制
教官であり、長きにわたって法務領域で活躍した実
績を持っています。1969年自衛隊入隊以来20
15年に退官するまで、長きにわたって法務領域に
従事した、まさに自衛隊法規の生き字引といってよ
い存在で、その専門知識と豊富な経験は、本書の注
釈で存分に発揮されています。

■著者略歴
佐藤庫八(さとう・くらはち)
1950年長崎県生まれ。元陸上自衛隊幹部学校防
衛法制教官。
中央大学(法学部)卒業後、1976年陸上自衛隊
に入隊。
1994年から2005年まで陸上自衛隊陸上幕僚
監部法務課法規班(02年から05年まで法規班長)
に所属し法務領域に従事。
有事関連法制等の整備に携わる。2006年2月定
年退官。
その後、再任用自衛官として任用され幹部学校教官
として2015年2月まで勤務し再退官。
現在、千葉商科大学危機管理学部危機管理学科教授。
防衛法学会理事。日本戦略研究フォーラム政策提言
委員。

本書は、満洲軍の国際法顧問である有賀長雄博士が
刊行した『日露陸戦国際法論』を要約・解説したも
のです。特に現代戦に適用可能な部分を抜粋し、戦
闘中に生じる様々な問題とその解決法について解説
しています。

明治の軍人が文明国の軍隊として国際法を守りなが
ら戦った姿を紹介しており、帝国陸軍の戦史を広く
欧米社会に知らしめるために発刊されました。また、
陸上自衛隊幹部学校の教官としても活躍した佐藤氏
自身も、本書を自身のバイブルとして高く評価して
います。

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』は、軍事と国際法が密接に関わる分野に
興味を持つ方々にとって必読の一冊です。敵が白旗
を掲げた場合の対応や降伏勧告の要領など、現代の
武力紛争においても適用可能な法的な問題を詳細に
解説しています。

さらに、各章の最後には現代の視点からの重要項目
の解説が付されており、陸上自衛隊の法務課法規班
での勤務経験を持つ著者によるわかりやすい解説が
提供されています。

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』
佐藤庫八
A5判/300ページ
定価2500円+税
https://amzn.to/3p3OSb0


ではさっそく、実際の武力紛争法(国際法)のエキ
スがつかめる
入門書の中身を見ていきましょう。

-------------------------
■目 次

はじめに 1

第一章 日露陸戦国際法論 11
1、『日露陸戦国際法論』発刊の経緯 11
2、『日露陸戦国際法論』の構成 12
3、有賀長雄について 13
4、フランス語版『日露陸戦国際法論』の発刊 15
5、フォーシル博士の序文 16
6、日本語版発行上の着意事項 19
[凡例] 19

第一章のまとめ 30
■戦争は法律家にとって優秀な学校である 20
■日本陸軍は報告・記録を重視していた 21

第二章 日本軍と国際法 23

一、国際法の遵守施策 23
(1)戦争の法規慣例に関する国際条約への加盟 2
3
(2)陸軍・海軍大学校における国際法講座の開設 
24
(3)陸海軍省への国際法専門家の配置 24
(4)開戦の詔勅に国際法遵守を明示 25
(5)各軍への国際法専門家の配置 25

二、開戦とその直接の効果 27
(1)開戦の原因 27
(2)中立国に送付した開戦説明書 29
(3)宣戦布告をしない開戦 31
(4)開戦の時刻―明治三七年二月六日 35
(5)外交官の召還 37
(6)京城の露国公使 38
(7)敵国民の取扱い 40
(8)在留日本国民の保護 42

第二章のまとめ 45
■自衛官は国際法規・慣例に通暁し遵守せよ 45
■陸軍大学校における国際法の教育 47
■戦いの法規の原則は不変である 49
■開戦宣言と「武力の行使」 51
■敵国民の取扱い 52


第三章 戦闘地域 55

一、戦闘地域の複雑な性格 55

二、開戦当初における韓国の法律上の地位 56
(1)韓国の法律上の地位に関する議論 56
(2)有賀博士の意見 58
(3)考察 61

三、三七年二月二三日以降の韓国の法律上の地位 
65
(1)議定書の締結 65
(2)議定書の効果 66
(3)保護権の性格 67
(4)保護権の強化 68

四、清国の地位 69
(1)日清両国間の外交交渉 69
(2)考察 73

五、満洲の法律上の地位 74
(1)清国の主権の保持 74
(2)交戦軍隊の権利 75
(3)満洲における日本軍の行動 76
(4)満洲軍政委員の活動 77
(4)関東州の法律上の地位 78

第三章のまとめ 80
■日本は事前に中立国の合意をとりつけた 80


第四章 交戦者および非交戦者 82

一、交戦者 82
(1)交戦者の資格制定の理由 82
(2)交戦者の資格 84

二、補助輸卒 85
(1)補助輸卒の制度 85
(2)補助輸卒の評価 87

三、日本軍の義勇兵団 89
(1)韓国安州の兵站司令部の戦闘 90
(2)第十二師団の兵站司令部の戦闘 91
(3)ミスチェンコ騎兵集団との戦闘 92

四、露国の義勇兵団 89

五、陸戦規則第二条の価値 96
(1)国際社会の対応 96
(2)日本の対応 98

第四章のまとめ 99
■戦闘員と一般住民を区分する目的 99
■戦闘員、非戦闘員、一般住民の違いは 100


第五章 衛生部員及び衛生機関 102
一、露国逃走列車と赤十字旗 102
二、露国衛生委員の範囲不確定 104
三、露国看護婦エカテリナ・カロリ 111
四、敵騎兵の我が野戦病院に対する不法襲撃 113
5、日本の衛生部員の戦闘への参加 115

第五章のまとめ 118
■人道的観点に立って行動することの大事さ 118
■衛生部員及び衛生施設の重要性 119
■衛生部員の正当防衛 119


第六章 害敵手段 120

一、害敵手段の制限に関する経緯 120
(1)サンクト・ペテルブルグ宣言(一八六八年) 
120
(2)ブラッセル宣言(一八七四年) 122
(3)ハーグ平和会議における三宣言(一八九九年)
 123
(4)陸戦の法規慣例に関する条約、同附属書(一八
九九年) 124

二、ダムダム弾の使用禁止 125
(1)ダムダム弾 125
(2)ダムダム弾の使用 126

三、不必要な苦痛と日露両軍の小銃弾 128
(1)日本軍小銃弾の利点 129
(2)日本軍小銃弾の欠点 130

四、赤十字旗、白旗及び国旗の濫用 131
(1)日本国旗と赤十字旗の識別 131
(2)露軍の赤十字旗等の濫用 132

五、制服の使用 133

第六章のまとめ 135
■陸戦規則の禁止行為七項目を実践させる 135
■陸戦規則の「背信と助命」 136
■今なお有効な一九〇七年改正の「陸戦規則」 13
7
■規則は運用するのは人である 137


第七章 旅順の攻囲と砲撃 139

一、旅順攻囲作戦の準備 139
(1)住民に対する避難指示 139
(2)露軍が降伏した場合の措置 141

二、聖旨伝達及び開城勧告 143
(1)明治天皇の勅命 143
(2)軍使の派遣及び露軍の回答 144

三、旅順における外国従軍武官 145

四、旅順市街への攻撃及び病院保護に関する交渉 
147
(1)経緯 147
(2)二〇三高地占領以前の状況 149
(3)二〇三高地占領後の状況 150
(4)評価 152

五、遺体収容のための戦闘休止 153

第七章のまとめ 156
■降伏勧告及び戦闘弱者の保護 156
■白旗の使用 157
■遺体の捜索と収容 157


第八章 旅順開城 159

一、旅順開城交渉及び開城規約の締結 159
(1)ステッセル将軍からの交渉の要請 159
(2)交渉の開始 160
(3)規約正本の作成 165
(4)旅順口開城規約の締結 166
(5)晩餐会での談話 168

二、開城規約の評価 169
(1)開城規約案の作成時期 170
(2)規約の効力(第一一条関連) 170
(3)俘虜及び宣誓解放(第一条、第七条関連) 1
71
(4)露軍の軍事物資等の取扱い(第四条関連) 1
72
(5)一般住民の管理(第五条関連) 172
(6)帯剣(第七条関連) 172
(7)衛生部員及び経理部員(第九条関連) 174
(8)旅順の行政事務(第一〇条、附録関連) 174
(9)将校の従卒の処置(第七条関連) 176

三、開城手続き及び処理 176
(1)ステッセル将軍の処遇 176
(2)規約に基づく開城手続・処理 177

四、開城以後における傷病者の取扱い 183
(1)露軍の傷病者の状況 183
(2)日本軍の救護準備 184
(3)日本軍の救護の実施 186

第八章のまとめ 191
■事前に準備された降伏規約 191
■降伏に関する陸戦規則 191


第九章 樺太占領 193

一、樺太南部の占領 193
二、樺太南部露国住民の還送 197
三、樺太北部の占領 203
四、樺太北部の還付に関する交渉 208

第八章のまとめ 211
■南樺太及び北方四島の領有権 211
■理想的な戦いで樺太占領 212


第十章 俘虜の取扱い 213

一、俘虜に関する諸規則 213
(1)陸軍俘虜取扱規則 213
(2)俘虜情報局、同事務取扱規定 214
(3)その他の規則 215

二、いかにして俘虜となるか 216

三、俘虜心得書の配布 219

四、俘虜整理委員 222

五、野戦軍における俘虜の取扱い 223

六、宣誓解放 224

七、日本国内における俘虜待遇 225

八、露国の日本軍俘虜に対する待遇 227
(1)俘虜取扱規則に関する報道 227
(2)矢野法学士の経験談 228
(3)国際法上検討すべき事項 229

第十章のまとめ 232
■称賛された日本軍の捕虜の取扱い 232
■戦争終末段階での適切な処理 233


第十一章 傷者及び病者の救護 234

一、日本軍の野戦衛生体制 234
(1)従軍外国軍隊軍医の評価 234
(2)傷病者の救護状況 236

二、戦場における露軍の傷病者救護 236

三、傷病者虐待に関する相互の論告 239
(1)露軍の虐待行為 239
(2)露国の世論誘導に対する日本(軍)の対応 2
40

四、露軍主要幹部の陸戦法規違反 243

第十一章のまとめ 245
■露兵にも分け隔てなく医療行為を実施 245
■戦場で求められる博愛の心 246


第十二章 死者の保護と戦場掃除 247

一、原則及び規則 247

二、死者の保護 251

三、死者の埋葬 253

第十二章のまとめ 258
■広範多岐に及ぶ死者の取扱い 258
■他国に先駆けて死者の取扱いを規則として制定 
259


第十三章 軍律及び軍事裁判 260

一、日露戦争における軍律の状態 260

二、軍律の内容 263

三、軍律法廷及びその裁判手続き 265

四、連座罰及び告発者の褒賞 268

五、陸戦規則の間諜の意義 269

六、清国官吏の軍中反逆 275

七、天長節における特赦 278

第十三章のまとめ 279
■軍律及び軍律裁判の目的 279
■陸軍毛法に規定されいる十一の罪 280


第十四章 休戦及び講和の交渉 281

一、満洲軍の休戦交渉 281
(1)休戦条款の締結 281
(2)満洲軍の交渉手続 282
(3)満洲軍の交渉 284
(4)休戦条款及び議定書の解釈 286

二、ポーツマス条約 289
(1)条約の概要 289
(2)条約の論点 291

第十四章のまとめ 294
■重要な交渉場所の選定 294
■条約遵守の原則 295


あとがき 296

----------------------------

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』は、内容の充実だけでなく、読みやすさ
にも配慮された書籍です。佐藤氏は緻密な研究に基
づきながらも、専門用語を適切に解説し、一般読者
にもわかりやすく伝えることに成功しています。

本書では、国際法の枠組みの中で陸上戦闘に関する
様々な問題が取り上げられています。たとえば、戦
闘中の捕虜の取り扱いや市民の保護、非戦闘員の地
位、戦時の補給活動など、現代の軍事衝突において
も重要な課題となるテーマが詳細に解説されていま
す。

帝国陸軍の歴史的な背景や国際情勢と絡めて、法的
な観点から分析しています。これにより、読者は戦
争の過去の教訓を踏まえつつ、現代の国際紛争にお
ける法的な問題について深く理解できることでしょ
う。

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』は、日本の国防と国際法に興味を持つ方
々や、軍事関連の研究者、法学生などにとって貴重
な書籍です。本書を通じて、国際法と戦争の関係に
ついて深く掘り下げ、新たな視点や知識を得ること
ができるでしょう。

この機会にぜひ、『「日露陸戦国際法論」を読み解
く ―武力紛争法の研究―』を手に取り、その魅力
に触れてみてください!

オススメです。

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』
佐藤庫八
A5判/300ページ
定価2500円+税
https://amzn.to/3p3OSb0



エンリケ

追伸
国際法で知的武装できれば、ばらばらだった軍事国
防知識がまとまって智慧に変わる瞬間を味わえる日
がまもなくやってくるでしょう。

『「日露陸戦国際法論」を読み解く ―武力紛争法
の研究―』
佐藤庫八
A5判/300ページ
定価2500円+税
https://amzn.to/3p3OSb0

--------------------
三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
↓↓
http://okigunnji.com/url/187/

--------------------

もし、1冊10分で
本を読めるようになったら…

あなたのビジネス・人生は
どう変わるでしょう?

想像してください…

読みたい本を
全て読破した、
自分の姿を…

1冊10分のスピードを
手に入れる1流の読書法

をこちらからご覧ください。
↓↓
http://okigunnji.com/url/185/

-------------------------------

PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個
人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。


最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。

-----------------------------------------
メールマガジン「軍事情報」
発行:おきらく軍事研究会
(代表・エンリケ航海王子)

メインサイト:
https://okigunnji.com/

問い合わせはこちら:
https://okigunnji.com/url/7/

メールアドレス:
okirakumagmag■■gmail.com(■■を@に置
き換えてください)
------------------------------------------

購読解除はこちらで
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com


---------------------------

投稿文の著作権は各投稿者に帰属します。
その他すべての文章・記事の著作権は
メールマガジン「軍事情報」発行人に帰
属します。

Copyright(c) 2000-2023 Gunjijouhou.All rights reserved