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「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
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戦争、選挙、金融…
世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益をむさぼるある集団がいた…
国際情勢のあらゆる事象の背後には、
常に彼らの存在が見え隠れすると
国際関係学者の藤井厳喜先生は言います。
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おはようございます、エンリケです。
212回目の「美佐日記」です。
いいはなしです。
さっそくどうぞ。
エンリケ
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「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
になりました! オススメです。
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おめでとうございます!!
くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。
◆桜林さんの「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化さ
れ「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
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『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。
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桜林美佐の「美佐日記」(212)
迷い猫だった私を救ってくれた靖國の桜
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、212回目となりま
す。
前回の日記にも感想を頂きました。「日本では、民
生品と軍用品は分けられると考えている(ふり?)
をする人が多いですが、両者は分けることは難しい
のに、軍事転用されることはよくないという指摘は、
的外れだと思います」とのこと。ありがとうござい
ました。
さて、今朝ほどBS-NHKで興味深いことを知りました。
それは野良猫をネズミ退治のために雇用する取り組
みです。
猫をあっせんしているのはHard Hut Catsという組織
で、全くのボランティア。シェルターに収容されて
いる猫たちに仕事を提供しているといいます。
通常、こうした猫や犬のマッチングは、人に慣れる
かどうかが決め手になりますが、この仕事の場合は
違います。
むしろ、人懐っこさではなく、ネズミ退治向きかど
うかという素養が重視されます。夜にひとりで動き
出して活発なパトロール活動をするとか、そうした
性格が求められるのです。
猫の雇用主としても、ネズミ捕りの業者に委託した
り、罠をしかけたり毒を撒いたりするより安価で
(かかるのは猫の糧食費だけ)環境に優しいという
ことで、すこぶる好評のようです。
また、猫の存在がそこにあるだけで、かなりの抑止
効果があるようです。そして、何より仕事を得た猫
たちの誇らしい表情が印象的です。実に堂々として
いてシェルターにいた時とはちょっと違います。
シェルターにいた猫が飼い猫として引き取られて、
人間に対し恐怖感を持っていた頃とは打って変わっ
て甘えん坊になる様子を見ることがありますが、一
方で飼い猫にはなれなかったけれど「就職口」を見
つけた猫は誇らしげに見えます。
こうした取り組みがぜひもっと広がって欲しいと思
います。人間もそうですが「何かの役に立つ」とい
うことが生きるための糧になり、それを見つけるこ
ともまた人生の醍醐味と言えますよね。
猫や犬、馬・・といった生き物たちも懸命に日々を
暮らしているのだと思うと、人間として私も頑張ら
ねばと思う4月です。
3月はお別れシーズンで、私は米国に帰国する米軍の
友人を連れて靖國神社に行きました。一緒に参拝し
た後に遊就館もじっくり見学し、実に熱心に見入っ
ている姿に私の方が感動してしまいました。
彼女が日本を立ってから再度、靖國を訪れると満開
の桜が待っていてくれて、何か話しかけてくれてい
るようでした。
この時期に必ず思い出すのは「靖國の掃除夫になり
たい」と言って自衛隊を退官した故倉林和男・元空
将補のことです。
英霊のために残りの人生を捧げたいという強い意志
で、さすがに元将官に掃除をさせるわけにはいかな
いと、創設された「英霊にこたえる会」の事務局長
を長く務められました。
ちょうど桜の開花を待つ頃だったでしょうか、神社
の近くでお昼にお蕎麦をご馳走になり、帰り路に1本
の桜の木を指さして倉林さんはこんなことを教えて
くれました。
「あの木に、桜が咲くと必ず会いに来るご婦人がい
るんだよ」と。戦死したご主人がその木に毎年帰っ
て来ると約束したのだそうです。だからそのおばあ
ちゃんは、歳を取って歩くのが大変になっても毎年、
毎年、桜が咲くと来て、ずっとその木に寄り添って
いるのだと。
「靖國で会おう」と約束したのに、他の場所に勝手
に変えてしまうなんてあり得ないんだよ、と語気を
強められていたことが今でもハッキリと思い出され
ます。
独身で家族を持たず散った人、妻や子のことを案じ
ながら散った人、あらゆる英霊と出会える場所はこ
こしかありません。お墓に行ってもそこにはいませ
ん。また子孫を残せなかった人は子や孫が墓参をす
ることもなく、お墓すらないのです。
倉林さんと出会ったのはもう20年以上前のことで、
その頃の私はまだ迷い猫のようでした。自分がする
べき仕事というより、毎月の家賃を払って日々生き
ているのが精一杯。でもそんな毎日の中でも、なん
となく自分の役割があるような気がしたのがこの時
のちょっとした会話でした。
もしかしたら、野良猫だった私を救ってくれたのは
靖國神社の桜だったのかもしれません。
今年も咲いてくれてありがとう!
今週も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た!皆様にとって素晴らしい1週間となりますよう
に!
<おしらせ>
●スタッフが英語圏の方たちでコミュニケーション
に苦労しているYouTube企画『Boei Cafe』慶応大学
教授で元内閣官房参与の谷口智彦さん、元国家安全
保障局次長の兼原信克さんに続き、最新版は松川る
い参議院議員が登場しています。
そして、私がお相手しているのですが、収録時に通
信が乱れてしまい音声だけになっています。とほほ
・・。
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る日本の防衛産業』(産経NF文庫)発売中です。
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シアのウクライナ侵攻」の書籍版も、ワニブックスから
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そして、第二弾も!
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(さくらばやし・みさ)
桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)
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三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
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PS
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ています。
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謝しています。
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