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「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
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戦争、選挙、金融…
世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益をむさぼるある集団がいた…
国際情勢のあらゆる事象の背後には、
常に彼らの存在が見え隠れすると
国際関係学者の藤井厳喜先生は言います。
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おはようございます、エンリケです。
211回目の「美佐日記」です。
この話にはビックリしましたね!
背景事情をはじめて知りました。
さっそくどうぞ。
エンリケ
◆桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見た」シリーズの第二弾が本
になりました! オススメです。
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おめでとうございます!!
くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。
◆桜林さんの「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化さ
れ「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。
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桜林美佐の「美佐日記」(211)
ロシアに自衛隊の高機動車?ー装備品廃棄処分をめ
ぐる問題ー
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、211回目となりま
す。
前回の日記には「私も、大江さんの発言については、
以前から疑問に思っていました」など数々、感想を
頂戴しました。ありがとうございます!
荒木先生からも貴重なアドバイスを頂き、中でも
「防大生にはお嫁に行かない」という当時の女子大
生が、現在80歳代で健在である可能性を指摘され、
ますます恐ろしくなりました。
さて、先々週は幕張で「DSEI」という防衛装備品の
展示会が開催されていたということです。開催前に
何人かの方から「会場で会えますよね」「ぜひうち
のブースに寄って下さい」とお声がけ頂きました。
しかし、実は私はDSEIが一体何なのかよく分かって
おらず、みんなが「ディー・・・なんとか」言って
るけど、どういうことなんだろうとずっと悩んでお
りました。
防衛関係の人が行くと言っているから、ディズニー
とかには関係なさそうだなあ・・などと思ってはい
ましたが、報道等で内容が判明。けっこうすごいイ
ベントだったようですね。外国からのお客さんがか
なり多かったのだとか。
確かに、私の周囲にもこのイベントに合わせて海外
から来日した方々がいました。いえ、これも、なぜ
か多くの人が同じ日程で日本に来ているなあと思っ
ていて、今考えてみると、きっとそういうことだっ
たのだろうということなのですが・・・。
で、そういう方たちとお話する機会があり、各国の
状況を聞いてみると、なんとなく想像はしていたも
ののちょっと驚きました。いずれの国でも「とにか
く韓国が目立っている」といいます。
そして、その続きが問題で、外国から見れば日本人
も韓国人も同じようなものなので「なぜ、一緒にや
らないんだ」という声が各所で出ているのだそうで
す。
そういえば、私の知人の米国人もホテルの掃除をし
ていたフィリピン人従業員に「アリガトウ!」とか
懸命に日本語で話しかけていたので私は衝撃を受け
たことがあります。
韓国人、中国人と間違えられるのは致し方ないとし
ても、そこまで見分けがついていないのか!と。
まあ、でもそんなものなんですよね。また、日本人
が優位にあるなんて慢心もいけません。日本の存在
感がお寒いものになっている中で、装備品輸出で韓
国に張り合うというよりも、日本らしい面倒見のよ
さや、決め細かいケアなどで評価を高めていくのが
理想的なのではないかという気がしています。
結局、そうした実績で、結果的に日本を知ってもら
い好きになってもらうということが、安全保障上も
最も大事なのではないかと。
一方、国会ではこんなやりとりがあったようです。
ロシア国内で日本の高機動車とみられる車両が確認
されているということで、国民民主党の鈴木敦氏が
衆議院外務委員会で防衛装備品の廃棄後の管理態勢
を問うたものです。
実はこれは初めてのことではなく、昨年11月にはロ
シア陸軍の第11空挺強襲旅団でも高機動車が確認さ
れていたという話もあります。
高機動車に限らず、自衛隊の装備品がその役割を終
えた後に海外で発見されることは他にも事例があり、
かねてより廃棄処分の厳格化を試みようとしていま
した。
退役した装備品は、裁断や溶解処理をして鉄くずや
スクラップとして売り払います。機密の多いアイテ
ムは厳格な管理が必要になりますが、競争入札で業
者を選定しなければなりません。このことを疑問視
する声が以前からありました。
製造元が最後も引き取ってもらうのがいいというこ
とになったようでしたが、その場合でも競争入札に
しなくてはならないという障壁があったのです。
そうなると、そうしても機密を守らねばならない場
合、製造元に頼み込んで他の格安で手を挙げる業者
よりも安い価格で落札してもらわなくてはなりませ
ん。こんなおかしな話はないでしょう。
高機動車はトヨタが開発したもので、同社といえば
イメージを汚されることを最も嫌うことで有名です。
テレビ局でもスポンサーになっていないところはな
いと言っていい影響力を持っていて、おそらくトヨ
タ車が交通事故を起こしたり、事件の犯人が乗って
いるとか、そういう場面が放送されることはニュー
ス以外ではないのではないでしょうか。
今回のロシア事案も、よほど世間で話題にならない
限りはニュース枠でも大きく取り上げないかもしれ
ません。
しかし、それは全く根本的な問題解決ではありませ
んので、これを機に、装備品廃棄処分の業者選定方
法について法律を作るなど検討すべきではないでし
ょうか。
「防衛力の抜本的強化」ではこの際、こうした構造
的な問題も全てメスを入れて欲しいものです。
今週も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た!皆様にとって素晴らしい1週間となりますよう
に!
<おしらせ>
●スタッフが英語圏の方たちでコミュニケーション
に苦労しているYouTube企画『Boei Cafe』慶応大学
教授で元内閣官房参与の谷口智彦さん、元国家安全
保障局次長の兼原信克さんに続き、最新版は松川る
い参議院議員が登場しています。
そして、私がお相手しているのですが、収録時に通
信が乱れてしまい音声だけになっています。とほほ
・・。
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る日本の防衛産業』(産経NF文庫)発売中です。
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シアのウクライナ侵攻」の書籍版も、ワニブックスから
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(さくらばやし・みさ)
桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)
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三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
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PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個
人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。
最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
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謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。
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