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おはようございます、エンリケです。
210回目の「美佐日記」です。
大江健三郎氏が亡くなったことについて、SNS上での
自衛隊ファンたちの反応が意外に静かだったことに、
桜林さんは違和感を持ちます。
大江氏は自衛隊=悪というイメージを日本人に植え
付けた張本人の一人であり、著書『沖縄ノート』で
は、常識では考えられない「集団自決は軍の命令だ
った」説を定着させた人でもあります。
そんな大江氏の「恥辱」発言によって防大生たちは
苦しみましたが、一方で自衛隊や防大生を応援する
力も生まれました。このとき生まれた自衛隊協力会
と自衛隊との間で、改めて歴史を振り返り、認識を
深める秋かもしれない、と桜林さんは指摘します。
さっそくどうぞ。
エンリケ
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桜林美佐の「美佐日記」(210)
「大江発言」への忸怩たる思いを歌に託した防大生
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、210回目となりま
す。
大江健三郎死去のニュースを知り、SNSなどで自衛
隊ファンたちが次々に同氏についての投稿をするか
と思いきや、私の見た限りではそれほどでもないよ
うで、そこにむしろ驚いています。
大江氏といえば、1958年(昭和33年)の毎
日新聞コラムで「ぼくは、防衛大学校生をぼくらの
世代の若い日本人の弱み、一つの恥辱だと思ってい
る。そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかり
なくなる方向へ働きかけたいと考えている」と書い
たことで知られていますが、今やもうそんなことは
忘れ去られてしまったのでしょうか?
その後、世間の自衛隊への評価は高まり、とりわ
け東日本大震災などにおけるあの活動の様子を自身
もどこで目にしたでしょうけど、それでも依然とし
て同じように考えていたのか、それとも変化はあっ
たのか、そのあたりを言い残してもらいたかったで
す。
先の発言が生まれるに至ったには、あるきっかけ
があったといいます。それは女優の有馬稲子による
防大訪問でした。防大生と楽しそうに収まっている
写真が新聞紙上で紹介されたことに対し、大江氏が
嚙みついたのです。
有馬稲子もその大江氏の見解に同調したとも聞き、
では、なぜそもそも防大を訪問したのか?と思いま
すが、もしかしたら、物議を醸すためのマスコミの
仕掛けだったのかもしれませんね・・(その辺は荒
木先生がきっと書いてくれる・・・かな?)。
ともあれ、当時の防大生はそのような時代に生き
ていたのであり、また、その後も「恥辱」の言葉は
影響し続けたと言えます。
自衛隊反対のデモが活発になったり、ある女子大の
アンケートで「防大生のもとにはお嫁に行かない」
が多数を占めたというこのこと。なぜそんなアンケ
ートをしたんだ!?ということがむしろ気になるん
ですが・・・。
とにかく、大江氏の発言は自衛隊や防大生=悪とい
ったイメージを世の中に強く植え付けたことが間違
いありません。
こうした一連の出来事の中で、防大生はひたすら
耐えたのです。当時の親御さんたちもどんなに辛か
ったでしょうか。
もう一つ、どうしても記しておきたいのが、同氏
の代表作『沖縄ノート』についてです。
これにより「集団自決は軍の命令だった」説を定着
させることになりました。しかし、この日記を呼ん
で下さっている自衛隊関係者の方はよく分かること
だと思いますが、そもそもこの説には無理がありま
す。「軍」が「市民」に「命令」するというのはあ
り得ない構図だからです。
この内容については「命令をした」本人とされる
座間味守備隊長 梅澤裕元少佐と渡嘉敷守備隊長
赤松嘉次元大尉の親族が訴訟を起こし、岩波書店と
大江氏に『沖縄ノート』の出版差し止めや損害賠償
などを求めていました。
しかし、この裁判は2011年に結審し、大江氏
などが勝訴したのです。裁判所は、軍命令があった
と断定できる証拠はないと認めながらもこのような
結果になりました。
集団自決軍命令説に関しては、戦後に「戦傷病者
戦没者遺族等援護法」の適用を受けるために虚偽の
証言をしたとも言われています。
当時の軍関係者が、亡くなった民間人の遺族に配
慮し、あえて罪を被った疑いすらあるといい、真偽
は闇の中ですが、その後、曽野綾子さんがきめ細か
い調査に基づきある神話の背景―沖縄・渡嘉敷島の
集団自決(PHP文庫)(後に『沖縄戦・渡嘉敷島「集
団自決」の真実』としてWACから文庫化)を発表され
「『日本軍が自決命令を出した』と証言し、証明で
きた当事者はいなかった」と明言されたことに救わ
れる思いです。
今、書店では訃報を受け大江氏の『沖縄ノート』
がまた売れているそうですが、曽野さんの本も横に
置く必要があるのではないでしょうか。
さて、話は防大に戻ります。大江氏の「恥辱」発
言があった昭和33年、静かに防大で誕生したもの
があります。
防大4期の方たちが作詞・作曲した「防衛大学校逍遥
歌」です。
私はかつて東京・銀座にあった軍歌や寮歌などを
歌うお店で働いていた経験がありますので、その時
に「学生歌」も「逍遥歌」もよく歌いました。
特に逍遥歌は旧制高校寮歌のようで、非常に盛り上
がりましたが、どうもこの歌ができたタイミングや
その内容から、先の「大江健三郎発言」と関係が深
いことが分かりました。
「鉄腕鍛ふる若人の 高き理想を誰か知る」なんて、
実に心情が窺えます。公に発言することができない
防大生は、忸怩たる思いを歌に託したのです。
とはいえ、実際には「大江発言」の反作用で自衛隊
や防大生を応援する力も生まれ始めたことも確かで
す。今思えば、大江氏は結果的にはサポーターも作
ったとも言えます。
因みに、自衛隊協力会もこの頃に誕生したようです。
その意味では協力会は「反自衛隊」勢力に抗するた
めの組織だったわけで、そうしたそもそもの特質や
誕生の背景も含め、これを機に「応援される側」で
ある自衛隊と改めて歴史を振り返り認識を深めても
いいのかもしれませんね。
防大逍遥歌ではその口上も記憶に残っている方も多
いようですが、ほとんど旧制高校の寮歌の前口上に
そっくりなものです。私はやはり最後の歌詞が好き
です。
それでは今回のシメは、逍遥歌をひと鎖、ご存じの
方はどうぞご一緒に!いざや歌わんかな「防衛大学
校逍遥歌」4番!
星影寒く胸に入る 忍びて春を待ちながら
観音崎にたたずめば 4年の波は夢のごと
木枯らしに和し笛吹けば アンドロメダが西に舞
ふ
今週も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た!皆様にとって素晴らしい1週間となりますよう
に!
<おしらせ>
●スタッフが英語圏の方たちでコミュニケーション
に苦労しているYouTube企画『Boei Cafe』慶応大学
教授で元内閣官房参与の谷口智彦さん、元国家安全
保障局次長の兼原信克さんに続き、最新版は松川る
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(さくらばやし・みさ)
桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
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https://okigunnji.com/url/7/
【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
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