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「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
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戦争、選挙、金融…
世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益をむさぼるある集団がいた…
国際情勢のあらゆる事象の背後には、
常に彼らの存在が見え隠れすると
国際関係学者の藤井厳喜先生は言います。
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こんばんは、エンリケです。
「ライター・渡邉陽子のコラム」。
こんかいは第402号です。
では今日の記事、
「レゾリュート・ドラゴン22」7回目を
早速ご覧ください。
・部隊の最小単位「分隊」レベルで強くなることが重要。
・分隊長が強くなることが必須
・米海兵隊の分隊長が常に隊員とともに在る姿勢を称賛、
・自衛隊の分隊長や班長が幹部自衛官でなく、陸曹である
重要性
といった指摘に注目しました。
現場にいた大手メディア関係者が国民に
・日米共同訓練が実施される意義の追求
・海兵隊員が背嚢を背負って徒歩で移動する姿
・米海兵隊の実戦を学ぼうとする自衛官の姿
を伝えようとしない点にも言及しています。
エンリケ
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『ライター・渡邉陽子のコラム (401)』
レゾリュート・ドラゴン22(6)
渡邉陽子(ライター)
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こんばんは。渡邉陽子です。先日、1週間ほど北海道へ取材に行っ
ていました。今回のメインは上富良野駐屯地所在の第2戦車連隊が
運用していた74式戦車の脱魂式で、せっかく行くならと名寄の第3
即応機動連隊(現在の連載でも登場している部隊ですね)の射撃競
技会も取材させていただいてきました。現地でこれまでお世話にな
った方たちが、今月何人も異動になり、寂しくなります。現地に足
を運ぶほど親しい人も増えるので、冬と夏の大異動の時期は別れの
季節でもありますね。もちろん新たな出会いの季節でもあります。
私事では久しぶりに秩父宮でラグビー観戦してきました。WBCも最高
ですが(ちょうど吉田正尚選手の取材をしたばかりなので、前のめ
りでテレビ観戦しています)、ラグビーは本当に楽しいです!
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掲載されました。ざっくり言えばバイアスロンの団体戦、クロカン
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されました。第6師団第6戦車大隊最後の訓練検閲を振り返る記事で
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■レゾリュート・ドラゴン22(7)
前回に続き、RD22を振り返っての第3即機連隊長、山﨑潤1佐の
コメントです。
「私は部隊の最小単位である分隊のレベルで強くなければならない
と思っており、着任以来、部隊にもそれを求めてきました。分隊の
レベルで強いということは、分隊長こそ強いことが必須です。米海
兵隊は、分隊長が常に分隊員とともに日常起居を過ごすだけではな
く、共に走り、共に鍛え、共に訓練していました。大きな背嚢を背
負って歩き、土砂降りの中でも小さなひとり用の天幕で過ごし、み
んなで大笑いしながらも、できていない時には厳しく指導していま
した。その姿を見て、やはり個人として部隊として鍛錬し続けるこ
とこそ重要だと痛感しました」
これはまさに私も目の当たりにしました。
米海兵隊は何をするにしても分隊単位で行動し、分隊長は誰よりも
よく声を出し、よく動いていました。
陸自で分隊長、班長と呼ばれる立場の隊員は、幹部自衛官ではなく
陸曹です。彼ら、彼女らが精強であることが、部隊の精強さにつな
がっていくのだろうと改めて実感しました。
今回、訓練開始式、オスプレイ、HIMARS&MLRSという3つ
の取材時に大手メディアと一緒になりましたが、執拗なまでにオス
プレイについて質問を重ねる様子には違和感を覚えました。
RD22に参加した航空機はオスプレイだけではありません。米海兵
隊からはCH-53E(スーパースタリオン)、AH-1Z(ヴァイパ
ー)、UH-1Y(ヴェノム)、そして陸自からはAH-1S、U
H-1Jと、さまざまな航空機が参加しました。
しかしオスプレイ以外の航空機に関する質問は、少なくとも筆者が
聞いた限りではありませんでした。
「オスプレイがいかに悪か」を追求するためだけの取材ではなく、
島しょ防衛を想定した日米共同訓練が実施されることの意義を追求
してほしい。
海兵隊員が重い背嚢を背負ってずぶ濡れになりながら徒歩で移動す
る様子、米海兵隊の実戦を知る動きから貪欲に学ぼうとしている自
衛官の姿なども、国民へ伝えたいと考えるメディアが増えてほしい。
そして「実弾を撃つなんて」と言う前に、まずは自衛隊の階級くら
い覚えてほしい。知らない組織のことを、どう国民に伝えるという
のか。
それが大手メディアに対して私が感じたことです。
島しょ防衛を想定した日米共同訓練は今後もさまざまな規模で行わ
れるでしょう。
スポーツの「練習でできないことは試合でもできない」と同様、訓
練を重ねて双方の能力向上を目指すことは不可欠です。素人意見に
なりますが、その際、自衛隊側は陸海空単独の参加ではなく、統合
運用により領域横断作戦を追求してもらいたいと思っています。
またそれ以前に、自衛隊は統合運用の訓練をもっと実施するべきで
はとも考えます。
隊員や物資の支援といった一部の統合運用ではなく、それこそ毎年
富士総合火力演習の後段演習で見せている離島奪回作戦さながらの
訓練です。連携の強化は自衛隊をより強固な組織にするでしょう。
陸自の師団クラスの訓練では機動師団の長距離機動訓練を積極的に
実施し、隊員一人ひとりに要領をしっかり修得させる必要があると
考えます。
そしてこうした規模の大きな訓練で成果を上げるためには、山﨑3
即機連隊長の言う通り、まず最小単位の分隊クラスが強靭であるこ
とが不可欠でしょう。
私も自分なりの形で国民に自衛隊をより知ってもらえるような取材
を重ねていきたいという思いを新たにしたRD22でした。
それにしても道内1800キロのレンタカー移動は腰にきました!
(おわり)
(わたなべ・ようこ)
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□著者略歴
渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。
2022年
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「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳文の半生」
を刊行。
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