配信日時 2023/03/13 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(209)】 在日米海軍中尉の交通事故、その後    桜林美佐(防衛問題研究家)

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戦争、選挙、金融…
世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益をむさぼるある集団がいた…

国際情勢のあらゆる事象の背後には、
常に彼らの存在が見え隠れすると
国際関係学者の藤井厳喜先生は言います。


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おはようございます、エンリケです。

209回目の「美佐日記」です。

日中にアルコールを飲む日本人女性を頻繁に見かけ
るようになったが、今後こういう姿はごく普通の風
景になるだろう、という冒頭のはなしから本文では、
米海軍将校が日本で起こした重大な交通事故に言及。
「居眠り運転」との高裁判決に対し「高山病が原因」
とする米側の反発が高まっていると伝えています。
早期の円満解決を願う、との著者の言葉に共感しま
す。

さっそくどうぞ。


エンリケ



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桜林美佐の「美佐日記」(209)
 
在日米海軍中尉の交通事故、その後


桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、209回目となりま
す。
 
 本格的な春の訪れを感じるようになりました。送
別会のシーズンでもあり、私は米国に帰る友達、英
国に行く友達それぞれと会う時間がありました。
 
 最近、気づいたのは、いわゆる女子会とかママ友
会みたいな集まりとみられる女性たちが昼からワイ
ンやビールを飲んでいる姿が多いということです。
 
 で、私もそうしたところに参加することがあると、
他の人がみんな当たり前のようにアルコールを注文
することにちょっと驚きます。
 
 他のテーブルを見ると、確かに女子会みんな飲ん
でいる・・・。
 
私自身はランチミーティング的な感覚しかなく、そ
もそもその後に片付けなくてはならない仕事が残っ
ていたりしますので、長くなりそうなら途中で退席
することになりますが、こういう世界があるんだな
ーと、つい女性グループの昼飲みをまじまじと観察
してしまっています。
 
 ご興味ある方は、平日の昼時に女子好みのお店に
行ってみて下さい。そのようなグループを必ず発見
できることでしょう(ただし、これを発見しても何
の収穫にもなりませんが)。
 
 さて、以前、加藤さんのメルマガでも心配されて
いた在日米海軍の士官が交通事故を起こし85歳の
女性と54歳の男性の日本人2人が死亡した事故に
関して、動きが活発になってきています。
 
 この事故は2021年、当時、横須賀基地に所属
していたリッジ・アルコニス中尉が家族と共に富士
登山をした後に、車を運転して帰る途中で居眠りと
みられる事故を起こしたものです。アルコニス中尉
の家族は「高山病によって意識を失った」と主張し
ています。
 
 禁固3年が言い渡された後に控訴したものの、高
裁判決でも「居眠り運転」という一審判決が支持さ
れました。
 
家族らは、アルコニス中尉は逮捕されて3週間以上
独房に入れられたために、容疑を晴らしたかもしれ
ない診察を受ける機会を与えられなかったと主張し
ています。
 
また、同家族は被害者の遺族に100万ドル(約1
億3500万円)以上の慰謝料を払ったとも言って
います。
 
 アルコニス中尉はモルモン教徒で、日本でも宣教
活動をしていたと言います。彼がキリスト教ではな
いということも、この事案が米国全体の感情問題に
まではまだ拡大しておらず、今のところ、一部にと
どまっている要因なのではないかと私は想像してい
ます(日本人は宗教の違いが分からないかもしれま
せんが)。
 
 モルモン教は酒を飲まないため、飲酒運転の疑い
は全くないですが、確かコーヒーやコーラ、お茶も
飲まないはずですので、奥さんと子ども3人を連れ
て富士山に登った帰りの運転は、やはり無理があっ
たと思われます。
 
 この判決を不当として、ユタ州のマイク・リー議
員はアルコニス中尉の米国への送還を求め「トマホ
ークの日本への売却もやめるべきだ」と訴えていま
す。また日米地位協定は日本優位すぎるとも怒りを
あらわにしています。
 
 ユタ州と言えば人口の68%がモルモン教であり、
マイク・リー議員自身もそのようですので、同氏が
立ち上がるのは自然な流れなのだと思います。ただ、
日米同盟をやり玉にあげられていることは、今まさ
に中国を睨んだ両国の防衛協力が最重要である時だ
けに懸念されるところです。
 
 この事件に関しては、ウォールストリートジャー
ナル紙やヘリテージ財団なども日本の司法に対する
不信感やアルコニス中尉の米国への返還が必要だと
表明しています。
 
 アルコニス中尉の妻や協力者たちは「彼を家に帰
して」という署名を集め、カマラ・ハリス副大統領
と面会し、2月7日にはバイデン大統領にも直接訴
えています。
 
 先述のマイク・リー議員はツイッターなどで岸田
首相への批判を強めており、以前ここでも書いた在
日米軍基地のシビリアンに対する医療問題も引き合
いに出し地位協定の不備を訴えています。
 
 日米の外務当局者は頻繁な協議の場を持っている
と聞きますので、おそらく私が心配するまでもなく
話し合いを進めているのだろうとは思いますが、日
本の司法をくつがえすようなことになれば政権にと
って重大な痛手になるでしょうし、一方で、このま
ま米国内の日本への不信感が広がるようなことにな
れば日米関係、特に今、急がれる安全保障体制構築
に影響を及ぼしかねません。
 
とにかく、日本としては先延ばしにせずに、早期の
円満解決を願うばかりです。
 
今週も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た!皆様にとって素晴らしい1週間となりますよう
に!
 


<おしらせ>

●スタッフが英語圏の方たちでコミュニケーション
に苦労しているYouTube企画『Boei Cafe』慶応大学
教授で元内閣官房参与の谷口智彦さん、元国家安全
保障局次長の兼原信克さんに続き、最新版は松川る
い参議院議員が登場しています。
そして、私がお相手しているのですが、収録時に通
信が乱れてしまい音声だけになっています。とほほ
・・。
https://www.youtube.com/channel/UCzO7HYpVqnrnCAdlaq7bRwg


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る日本の防衛産業』(産経NF文庫)発売中です。
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シアのウクライナ侵攻」の書籍版も、ワニブックスから
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(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)




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