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「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
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戦争、選挙、金融…
世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益をむさぼるある集団がいた…
国際情勢のあらゆる事象の背後には、
常に彼らの存在が見え隠れすると
国際関係学者の藤井厳喜先生は言います。
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こんばんは!エンリケです。
加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が
出ました。
今回は、
WW2でドイツ国防軍が使用。WW2で最も知られた兵器
の1つであり、生産停止後も独自の存在感を発揮し
続けた伝説の名銃・MP38&MP40サブマシンガンです。
『MP38&MP40サブマシンガン』
アルハンドロ・デ・ケサダ (著), 床井 雅美 (監修),
加藤喬 (翻訳)
2022/5/12 発行
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武器オンチの日本人に
特におススメです。
<「ロシアの侵攻を独力で防げなかったウクライナ
の轍を踏まぬために、日本は同盟に頼らぬ自前の抑
止力をいま持つべし」。同ドキュメンタリーによっ
て、この確信が一層深まりました。>
とのおことばに心強さを覚えました。
目指す国家に向かう現実という舞台の幕はこれから
幾度も開くことでしょう。一幕で千秋楽を迎えるこ
とは絶対にありません。
何幕あるかわかりませんが、千秋楽を迎えるその日
まで、祖国の自立自律自主独立を目指してゆこうと
改めて思いました。
では今日の記事、さっそくどうぞ。
エンリケ
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加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編
Takashi Kato
軍隊とパワハラ(3)──率直に非を認める態度
加藤喬(元米陸軍大尉)
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□日本が直面する「今そこにある危機」
先日、アメリカ公共放送(PBS)制作のドキュメン
タリー『ウクライナ:ロシア攻撃下の生活』を見ま
した。ウクライナ第二の都市ハルキウに入ったカメ
ラは、昨年2月突如として最前線になった街の様子
を克明に描いていきます。ハルキウはロシアとの国
境から40キロしか離れていないため、第一波の猛攻
をもろに受けたのです。
ミサイル着弾現場で活動する消防隊員や救命士への
密着取材では、轟く炸裂音にもめげず負傷者を担ぎ
出す様子に息を飲みました。この被害者は病院で亡
くなりましたが、砲弾とミサイルが降り注ぐなかの
取材も同様に命がけだったはずです。
開戦から1か月余りで、人口140万人のうち約半数
がハルキウを後にしたと言います。しかしカメラは、
疎開を拒否し故郷に居残る決断をした住人らを追い
ます。連日連夜の無差別攻撃を避けるため、人々は
地下鉄の駅にこもり地下生活を始めていたのです。
構内は横たわる老若男女で足の踏み場もなく、運行
停止になった地下鉄車内も避難民でびっしり。プラ
イバシーなどあろうはずもありません。
地下にも染み入ってくる身を切る寒さのなか、ガス・
水道・電気など生活基盤を奪われた人々の苦痛と
困惑、嘆き、そして、やり場のない憤怒がレンズを
通して伝わってきます。あたかも核戦争後のシェル
ターを思わせる光景。それが安全で快適な自分の生
活と重なり、心苦しさと恐れが入り交じった気持ち
になりました。
そして思ったのは「敵に最初の一発を撃たせては
いけない」ということです。祈っても、願っても、
平和憲法を唱えても、広島カードを切っても、敵の
侵攻を防ぐことはできません。愛すべき山河と故郷、
住み慣れた街、一億人の同胞が住む国を守るには、
敵に侵攻を躊躇(ためら)わせる力と決意を持つほ
かない。ウクライナを引き合いに出すまでもなく、
いったん強大な敵に攻め込まれてしまえば、侵略さ
れた側のいかなる主張、正義、糾弾も無力。核戦争
を厭う欧米が手をこまねいている間に戦禍は津々浦
々に及び、将兵はもちろん銃後の守りを固める民間
人も死傷。老人と子は飢え、麗しい敷島は焦土とな
りましょう。
「ロシアの侵攻を独力で防げなかったウクライナ
の轍を踏まぬために、日本は同盟に頼らぬ自前の抑
止力をいま持つべし」。同ドキュメンタリーによっ
て、この確信が一層深まりました。
ちなみにウクライナ戦争で米露関係が極度に悪化
する一方、中露はこれ見よがしに協調路線を喧伝し
相互依存を強めています。日本が直面する「今そこ
にある危機」が二正面化したと言えます。中露とい
う核保有国による侵略を押しとどめるには、まず、
一億総日本人が覚醒し、抑止力保有に向け政治家諸
氏の背中をドンと押すことです。政治家とは結局の
ところ「民意の鏡」。国民がしっかりしていなけれ
ば、国を守る知恵も政策も出てきません。
戦後70年に及ぶ自虐史観教育で、わたしも含め日本
人は「国柄を尊び、身を挺して国土を守る心意気」
を失ってしまいました。そんな折も折、中露を震源
とする存立の危機が鎌首をもたげています。民族の
誇りと大和心を取り戻し国難に備えるには、いま立
ち上がるしかありません。読者諸氏はどうお考えで
しょうか?
▼軍隊とパワハラ(3)率直に非を認める態度
「加藤大尉の軍隊式英会話」番外編「軍隊とパワハ
ラ」3回目は、米軍における差別語の今昔を取り上
げます。
初めて実家を離れ他州にやって来た大方の新兵に
とって、まるつば帽子をかぶるドリルサージャント
(訓練担当軍曹)は絶対権威の権化であり、畏怖の
対象であり、またある意味、親代わりでもあります。
個人のアイデンティティと自負を剥ぎ取られ、困惑
と絶望のどん底にある若者の目に、ドリルサージャ
ントほぼ神に近い存在に映るのです。したがって、
新兵は軍曹らのセクハラやパワハラに極めて脆弱な
立場にあるといえます。しかし、わたしが体験した
新兵訓練では、階級と権威を乱用する軍曹はいませ
んでした。
どこの国の軍隊でも同じですが、新兵訓練では行軍
する際にケイダンスというかけ声をかけます。木材
や建築資材を引くときに、日本の職人らが大勢で歌
った木遣(きや)りのようなもので、こぶしの利い
たドリルサージャントの音頭に続き、新兵も声を張
り上げるわけです。
興に乗ると、つい禁句を口にしてしまう軍曹はいま
した。たいていは卑猥な四文字言葉でしたが、時に
はベトナム戦争で東洋人を卑下する表現だった「グ
ーク」が飛び出すこともありました。
しかしミスに気づくや、ドリルサージャントらは行
軍を即中止。「いまの表現は良くなかった。キミら
のなかに侮辱と感じた者がいたら謝罪する。申し訳
なかった」と率直に非を認めました。
格闘技のオリエンテーションで開口一番、ブルース・
リーのことを中国人に対する蔑称「チンク」と呼
んだ年配の大尉を覚えています。わたしに気づいた
教官は「キミを侮辱するつもりはなかった」と謝罪。
「サー(大尉殿)、わたしは中国人ではありません」
「じゃあキミは・・・ベトナム人、いや、韓国人
か?」
わたしが右胸の名札に書かれたKATOを指し、
「JAP、大尉殿」
と微かな皮肉を込めて返すと、ベテラン大尉は一瞬
ひるみましたが、
「これは一本取られた。以後、気をつける」
とその場を収めて教習に入ったものです。
1980年代の米軍では人種にからむ差別語とパワハラ
に対する意識がすでに高まっており、自浄機能が働
いていたのだろうと思います。
例外はLGBTQ(性的少数者)への先入観だったでしょ
う。今回の教材は日本でも大ヒットした恋愛映画の
秀作『愛と青春の旅立ち』(1982年)ですが、訓練
場面のオープニングではルイス・ゴセット・ジュニ
ア演ずるフォーリー軍曹が、
「お前、ホモか?」
と、娑婆(しゃば)っ気丸出しの士官候補生を槍玉
に挙げています。当時、この場面が米社会に何の疑
問もなく受け入れられていたことは、ルイス・ゴセ
ット・ジュニアがアカデミー助演男優賞を受けたこ
とから明らかです。
一方、黒人のフォーリー軍曹が「お前はホモだ」と
難癖をつけた士官候補生は白人。人種がらみのステ
レオタイプは克服していたハリウッドも、当時は未
だLGBTQへの思慮を欠いていたということです。
若干本題からはそれますが最後に一言。
日本でも同性婚への差別発言で首相補佐官が更迭さ
れ、この件に関し岸田首相が「同性婚の法制化は社
会が変わってしまう課題だからこそ慎重に検討すべ
き」と発言したと聞いています。
私事(わたくしごと)ですが、親しい友人知人や同
僚にも性的少数派はいます。LGBTQの社会的容認度が
まだ低い頃に知り合ったので性的嗜好は話題にもな
らず、人柄や相性、人生観、国や任務に対する献身
などの面で意気投合した人たちです。後年、彼ら彼
女らが性的少数者であることを公言した際、真っ先
に感じたのは意外さでした。軍の同僚男性が「主人
です」と伴侶を紹介した時には違和感を覚えました。
それはそうでしょう。「結婚とは両性の合意に基づ
くもの」という社会通念を半世紀近く信じて疑わな
かったのですから・・・
反射的に抱いた「奇妙な感覚」が敵意や偏見に結び
つかなかったのは、彼が温和な人柄と強い使命感の
持ち主であり、いやそれ以上に、戦場で自分の背後
を任せることができる兵だと分かっていたからです。
そんな彼が誰をどんな理由で好きになろうと、それ
はプライバシーの領域だとすんなり割り切れました。
多くの人々がこのような体験を積み重ねていくうち、
LGBTQへの先入観や同性婚への反感が徐々に「時代遅
れ」になっていくことでしょう。逆に事を性急に運
ぶと、伝統的家族観や結婚観を尊ぶ人々とLGBTQの間
に「敵対意識」を生み、ひいては社会を分断してし
まう恐れがあります。
同性婚など「性に起因する社会の変容」は、法制化
を急ぐ前に、疑問や不安も含め広く話し合われるの
が筋であり正道。米社会でも「差別許すまじ」とい
う高飛車な正義感が、異論封殺と逆差別につながっ
た例は多々あります。
政界はもとより一般社会でも軍隊でも、差別をなく
すはずのLGBTQ運動が「議論を許さないキャンセルカ
ルチャー」になってしまっては元も子もありません。
教材ビデオ:
(4) officer and gentleman 1982 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WIP1sO9Pv50
(本エピソードは0:00から始まります)
基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
boy(ボイ) キミ、お前 (目下に対する口語表現)
steer(スティアー)去勢した牡牛
queer(クイアー)同性愛者 ホモ(かつては軽蔑的
な表現でした)
horn(ホーン)角
シナリオ(カウンターを1:53に合わせてくださ
い)
“Where are you from boy?”
“Oklahoma City, Oklahoma, sir”
“Aha, only two things come from Oklahoma, ste
ers and queers. Which one of you, boy? I do
n’t see no horns, you must be a queer”
「お前、出身はどこだ?」
「オクラホマ州、オクラホマ市です、軍曹殿!」
「やっぱりそうか。オクラホマから来るものは2つ
だけだ。去勢した牡牛かホモだ。お前さんはどっち
かな? 角がないな、ということはお前はホモだ」
(今回のエピソードは2:20までですが、伝説的な名
場面なので最後までご覧になってください。)
英語一言アドバイス:
「性的少数派」の意味で、日本でも最近はLGBTQと
いう表現を使います。最後のQはqueerで、一昔前は
同性愛者を指す軽蔑的な表現でした。現在では性的
少数派のアイデンティティとしても使われ、この場
合は差別的な意味合いはありません。
発音サイト:
queerの発音queer - Google Search
https://onl.la/XEkaX1X
参考サイト:
『愛と青春の旅立ち』(4) officer and gentleman
1982 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WIP1sO9Pv50
(かとう・たかし)
●著者略歴
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK―47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン』(いずれも並木書房)がある。
追記
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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320
オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
きょうの記事への感想はこちらから
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ブックレビューの投稿はこちらから
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac"
と表現します。
『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
加藤 喬
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三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
↓↓
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PS
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最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。
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