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「青天を衝け」渋沢栄一は何をしたのか?
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戦争、選挙、金融…
世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益をむさぼるある集団がいた…
国際情勢のあらゆる事象の背後には、
常に彼らの存在が見え隠れすると
国際関係学者の藤井厳喜先生は言います。
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ルトワックの"クーデター入門"
著者 エドワード・ルトワック
奥山 真司 監訳
出版年月日 2018/03/25
判型・ページ数 四六版336ページ
定価 本体2,500円+税
http://okigunnji.com/url/25/
おはようございます、エンリケです。
この本は、
きわめて注目されている論客・エドワード・ルトワッ
クの1968年に発表した衝撃のデビュー作
「クーデター入門」
が50年の歳月を経て、改訂新版で登場したものです。
事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正
面から取り組んだもので、クーデターのテクニック
を紹介する内容となっています。
この本に書かれている内容で、
実際にクーデタが行われたという話もあります。
それほど危険で使える具体的な本です。
人間社会がある限り
永遠に残り続ける
「国を動かす権力」という存在。
その「国を動かす権力」なるものをいかに乗っ取るか?
を具体的に解説した前代未聞の内容です。
国のパワーとは何か?
何が国のパワーなのか?
国のパワーを動かすにはどうすればいいのか?
について、
クーデタというテーマを通して
具体的に記しています。
国のパワーとはどういうもので、どういう特質を
持っているのか?を赤裸々にした、
ひじょうに珍しく面白く、実際の役に立つ本ですね。
たとえば、
「クーデターに適している国とはどんな国か」
→ 国家の“弱さ”を知る
「クーデターはどうやって起こされるのか」
→ 予測し、防衛する方法を知る
といった感じです。
「こんなものを書いて読者を誤らせ危険な目に遭わ
せることにならないか?」という疑問に対し、ルト
ワックははっきりと答えています。
「クーデターはすでにいたるところで起きている。
この本でクーデターのやり方を学べば“クーデター
の民主化”への一歩になり、すべてのリベラルな心
の持ち主が賞賛するだろう」
いかがでしょうか?
ではこの「稀少なクーデタ研究書」の内容を見てい
きましょう。
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目次
二〇一六年版へのまえがき
初版まえがき
ウォルター・ラカーによる序文(一九七八年)
第1章 クーデターとは何か?
クーデターの定義
第2章 クーデターはいつ可能か
クーデターの前提条件
分派的な権益
地域の政治組織
第3章 クーデターの戦略
防衛組織の中立化
軍の中立化
ポルトガル軍:一九六七年の状況
軍部への浸透:戦略その1
警察の中立化:戦略その2
警察組織の詳細分析:パリ警察の場合
準軍事組織/地方警察/都市・国家警察
公安機関の中立化:戦略その3
純粋な諜報活動/対敵情報活動/防諜活動/
国内の治安維持活動/国内の諜報活動
第4章 クーデターの計画
政治勢力の中立化 I:全般的な計画
政府要人:戦略目標その(1)
政府外の要人:戦略目標その(2)
物理的施設・装備:戦略目標その(3)
マスメディア/電信・電話/都市の出入り口
となる道路網/交通の要衝/空港などの運輸
施設/政府の建物
政治勢力の中立化 II:特定の集団
宗教団体:戦略目標その(4)
政党:戦略目標その(5)
「集票」政党/「反乱」政党/準官僚的政党/
先進国の政党
労働組合:戦略目標その(6)
第5章 クーデターの実行
クーデターの前夜
タイミング、順序、機密保全:最終点検
行動開始:襲撃目標
Aクラスの襲撃目標/Bクラスの襲撃目標/Cクラ
スの襲撃目標/
クーデター直後の状況
自軍の安定化/官僚組織の安定化/大衆の安定化
補遺A 弾圧と経済
最高の安全対策と最低の経済政策
補遺B クーデターの戦術的側面
実行チームの編成/封鎖部隊の展開
補遺C 統計データ
表C・1 経済発展とクーデター
表C・2 クーデターの成功・失敗リスト
表C・3 クーデターの成功率
表C・4 クーデターの頻度
図C・1 クーデターの頻度:一九四五~二〇一〇年
図C・2 クーデターの成功と失敗の割合:一九四五~
二〇一〇年
図C・3 地域ごとのクーデターの頻度:一九四五~
二〇一〇年(重ね表示)
図C・4 地域ごとのクーデターの頻度:一九四五~
二〇一〇年(三次元表示)
図C・5 地域ごとのクーデターの分布:一九四五~
一九六五年
図C・6 地域ごとのクーデターの分布:一九六六~
二〇一〇年
訳者あとがき(奥山真司)
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いかがでしょうか?
クーデタがテーマのせいか、
とにかく記述が具体的。
権力奪取後にパワーとパワーのバランスをいかに操るか?
など、最前線に的確な指示を与える上で欠かせない
ポイントも網羅しています。
世界で一番安定した政府と国家を持つわが国では
クーデタをあまり意識・注目せずに生きてゆけるが、
他の国の政府には常時クーデタの危険にさらされて
いるといって過言ではないところも多いです。
そういう弱い政府を持つ国の関係者にとっては、
クーデタを阻止する研究材料として大きな価値を
持つことになるでしょう。
監訳者も指摘する
「倫理的にどうなのよ?」
という大問題はあるものの、
毒は薬になる
ということわざを思い起こさせる内容。
応用範囲がほぼ無限で、
研究対象として面白いと思いますが、
知る限り、現時点で他に類書はなく、
今後も出ないのではないかな?
という印象です。
後世、
時代の限界にチャレンジした書
として評価を受けることは間違いないでしょう。
ルトワックの"クーデター入門"
著者 エドワード・ルトワック
奥山 真司 監訳
出版年月日 2018/03/25
判型・ページ数 四六版336ページ
定価 本体2,500円+税
http://okigunnji.com/url/25/
エンリケ
追伸
本書の初版本をベースに映画『パワープレイ』(19
78年)が制作され、「アラビアのロレンス」で名高
いピーター・オトゥールが悪役を怪演するなど、出
版当時は英語圏でかなり話題になったそうです。
そのためか17の言語に翻訳されているそうですよ。
ルトワックの"クーデター入門"
著者 エドワード・ルトワック
奥山 真司 監訳
出版年月日 2018/03/25
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三井・三菱財閥をわずか一代で超えた男の経営學
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