配信日時 2022/11/07 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(194)】女子会パワーを国防に活かしては?   桜林美佐(防衛問題研究家)

194回目の美佐日記。

桜林さんの新番組がYoutubeで始まっています。
くわしくはさいごの<おしらせ>でどうぞ!

周りで「テレビを捨てた」人が増えています。

別に自衛隊や防衛関係者とかではない
ごく普通の戦後日本人ばかりです。

彼らに言わせると
「そもそもテレビ番組はおもろない」
「ネットとテレビで言ってることがまるっきり違う」
「テレビなくても困らない」
そうです。

安倍さん国葬を機に増えてきた肌感覚があります。
正確に言うと、「これまでしたかったが、想像以上
に重い決断できっかけが必要だった。安倍さん国葬の
件がきっかけになった」ということのようです

彼らは、テレビが受信できない大画面モニターや
タブレット、スマホなどでfireTVやUnext、Youtube、
netflixなどを日々楽しんでいるそうです。

自分で見たいものを選べるから楽しい!
テレビよりも面白い!
いろいろな話を聞けるから勉強になる。

という話が飛び込んできます。
時代は変わってますね。

くわしくは本文で


エンリケ


◆220825、桜林さんの新刊が出ました!
「危機迫る日本の防衛産業 (産経NF文庫)」
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◆日ごろの楽しみのひとつ
桜林さん司会のyoutube番組、チャンネルくらら
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
がなんと本になりました!
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おめでとうございます!!

くわしくは文末<おしらせ>でどうぞ。

◆桜林さんの「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化さ
れ「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得難い
「何か」が手に入る名著です。

未読の方はこれを機会にぜひどうぞ!
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「心意気」を読んだ方は、文庫でもう一冊!
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◆桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
という名で出ました!

まだの方はぜひご一読を。
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すでに読んだ方も、文庫でもう一冊!
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。

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桜林美佐の「美佐日記」(194)

女子会パワーを国防に活かしては?


桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和4年11月の今
回は194回目となります。

 講演で鹿児島に行ったり和歌山に行ったり、怒涛
の毎日でした。そんな疲れた体を引きずって女子会
に参加するなど、これも慣れないことだけに大変で
した。

 女子の集まりに行くことはほとんどないのですが、
のっぴきならない事情から、久々に体験すること
が続きました。張り切ってお喋りしても、だいたい
途中でギブアップして私は退席しますが、6時間続
いたとか、12時間に及んだとか、後で聞いて驚か
されます。

 ところで、このメルマガでは他の執筆陣から時折
(私からはひんぱんに)自衛隊に対してチクリと厳
しい苦言を呈されているのが、提灯持ちばかりでは
ない印象で素敵ですよね!? 最近の渡邉陽子さん
の自衛隊からのメールエピソードにはつい笑ってし
まいました(ごめんなさい!)。「自衛隊あるある」
すぎて・・。

 私もいつも書いていますが、私の周囲にも自衛隊
とのやりとりで怒り心頭に発する状況に陥った人が
たくさんいます。

 軍だから仕方がない、と言えばそれまでですが、
こんなことでいいのか、業務委託でも何でもいいの
で本当に真剣に考えた方がいいと私は思います。「
募集が大変」だとか言っていますが、部外者に対す
る対応が拙劣なのに、どのように組織の魅力をアピ
ールしようというか。大いなる矛盾だと言わざるを
得ません。

 そこで、女子会に出てフト思ったのですが、あの
パワーって本当にすごいんですよね。ここで展開さ
れる世の中の事々に対するダメ出し力を上手く活用
できないものでしょうかね。学者さんによる有識者
会議なんか作るより有効ではないかと思ったりしま
す(うるさいババアとかカゲで言われることは必至
ですが)。

 せっかくのエネルギーなので、なんとかして国防
力に変えないともったいない気がしてなりません。

 一方で本当に大変な苦労をしながら頑張っている
人たちのことにも思いを寄せたいところです。

 特にこのところの北朝鮮によるミサイル連続発射
で、ただでさえ年末の戦略3文書作成に向けて超多
忙な関係者が夜も日もなく出勤していることに頭が
下がります。

 聞いたところによると、緊急参集人員の住む官舎
では、ミサイル発射などの報を受け、建物内の人た
ちが一斉に階段を駆け下り、何台もの自転車が出勤
していく姿が繰り返されているといいます。

 スクランブル発進のようにシフト制ではないので、
毎回このようにしているとなると、これは大変な
消耗戦になっているのではないでしょうか。

 これからも続くことを想定すれば、体制を考えた
方がいいのではないかと思う今日この頃です。ただ、
仮にシフトを組んでも、出勤する人がいそうな気
もして、効果があるのかどうかはちょっと私も自信
がありませんが・・。

 11月3日の、現在は文化の日と呼ばれている「
明治節」は「晴れの特異日」に相応しいお天気でし
たが、Jアラートも発出され、台無しになった方も
多かったことでしょう。

ミサイルが吹き飛ばすのはそんな皆さんの休日と休
息です。やはり簡単に撃たせない能力保持が必要だ
とつくづく感じます。

 古い世代の読者の方には共感して頂けると思いま
すが「明治節」と言って連想するのは「菊」の花で
す。

各地で菊花展が開催されています。私は花鳥風月を
楽しめる知識があるわけではなく、特に菊花展の芸
術的価値はよく分からないのですが、少なくとも日
本人としてこの日は、ミサイル発射ではなく平安な
心で、色づいた木々と菊の花を眺めたいものだと改
めて強く感じました。

今日も最後まで読んで下さりありがとうございます
!どうぞ良い1週間をお過ごし下さい!


<おしらせ>
●私がなかなかヤル気を出さず、スタートまでに時
間がかかりましたが、YouTube企画『Bouei Cafe』
が始まりました!製作スタッフが英語圏の方々の
ため、YouTubeで「防衛カフェ」と日本語で検索し
ても見つからないのが玉にキズです(涙)。
1回~4回は内閣官房参与で安倍元首相のスピー
チライターを務められた谷口智彦さんがお客様です。
https://www.youtube.com/channel/UCzO7HYpVqnrnCAdlaq7bRwg


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る日本の防衛産業』(産経NF文庫)発売中です。
ぜひよろしくお願いいたします!
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から見たロシアのウクライナ侵攻」の書籍版も、ワ
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業」連載中です。
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(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)、
「陸海空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」
(ワニブックス)




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(代表・エンリケ航海王子)
 
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