配信日時 2022/11/05 07:58

【海軍戦略500年史@著者サイン本】この本の内容とは?

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堂下哲郎さんの最新作
『海軍戦略500年史──シー・パワーの戦い』
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堂下哲郎さんの最新作
『海軍戦略500年史──シー・パワーの戦い』
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わが国は、世界第六位の広さの排他的経済水域(EEZ)
を有する海洋国家です。林子平が言う「海國」です。

あわせて、縦深性に乏しい国土は広い海岸線や70
00近い島など、安全保障上脆弱性が高いです。
また、大陸に対して閉鎖海域(オホーツク海、日本
海、東シナ海)を形成しており、周辺海域が大陸勢
力との勢力せめぎ合いの場になっています。

よく耳にするシーパワーとは、海洋国家の国家戦略
そのものであり、単に作戦用兵や海軍戦略、国防軍
事戦略を意味するだけの言葉ではありません。

ビジネスや港湾整備、海運、通信網、漁業、教育、
官僚機構といった海洋国家が地球上で生き延びる術
を包括する概念そのものです。


序章を読むと、海とは何か?への問いへの答えが得
られます。

1.海とはコミュニケーションの場である

1.海とは資源を供給する源である

1.海とは軍事活動の場である


海軍とは何か?

「シー・パワー」とは何か?

への答えも得られます。


そして、500年におよぶ海の覇権の歴史を通じて
そういう概念が如何に育まれてきたか?をつかみ取
れる内容です。


海と軍事
海と国防
海と立国
海と防衛
海と安保
海と日本

といったことに興味関心を持つ人すべての琴線に響く内容です。


それでは、
海上覇権の興亡をたどりながら世界の海軍戦略の歴史を考え、
今に活かすエキスを抽出してゆく書

『海軍戦略500年史──シー・パワーの戦い』

の内容を見ていきましょう。



●目次

はじめに 1

序 章 海と海軍とシー・パワー 17

  海の特質 17

コミュニケーションの場としての海/資源の供給源
としての海/軍事活動の場としての海

  海軍とは 19

海上戦闘の起源/海軍の始まり

  シー・パワーとは何か 21

マハンは「シー・パワー」の元祖か?/日本におけ
る「シー・パワー」の理解/現代における「制海」
/制海・海域管制・海域拒否

第1章 大航海時代 27

  ポルトガルとスペイン 27

イベリア半島から始まった大航海時代/ポルトガル
海上帝国/ローマ教皇による世界領土分割/太陽の
沈まぬ帝国/オランダ・イングランドと日本との出
会い/植民地のパターン
   大航海時代と戦国時代の日本 32

中国の「海の帝国」/戦国時代の日本とアジアの海
/スペインの明国征服論/秀吉の明国征服構想/台
湾をめぐる争奪戦/オランダとイングランド/日本
が植民地にならなかったわけ


第2章 新興海洋国家オランダとイングランド 37

  オランダとイングランドの海上発展 37

ニシン漁で発展するオランダ/海乞食党──オラン
ダ海軍の源流/オランダ存亡の危機/イングランド
海軍の源流/ヘンリー八世──戦闘艦隊の創設者/
エリザベス一世──海外発展の黎明/アルマダの海
戦/アルマダの海戦その後

  繁栄するオランダ海上帝国 45

英国の伝統的戦略の形成/エリザベスの死と英国海
軍の衰退/オランダの転機/敵国オランダ──スペ
インの命取り/驚嘆すべき海外進出/オランダ海上
帝国/オランダ経済の躍進/オランダ──世界の商
業の中心となる/忘れられたダウンズ海戦

  オランダの衰退 52

忍び寄る衰退の影/英国人の疑問/国際法理論と力
の裏付け/英国海軍の再建


第3章 英仏のオランダ潰し 55

  イングランドのオランダ潰し 55

オランダ潰しの航海条例/戦備も戦意もないまま開
戦へ/オランダの弱さ/第一次英蘭戦争/オランダ
の復興──王政復古/第二次英蘭戦争

  フランスのオランダ潰し 60

フランスの敵意/お粗末なオランダの臨戦準備/第
三次英蘭戦争/オランダ窮地を脱する──名誉革命
/イングランド海軍の発展/オランダの衰退──戦
争でなく経済


第4章 英仏抗争──パクス・ブリタニカへの道 65

  英仏抗争の始まり 65

フランスとの長期戦争/イギリス王位継承戦争/ハ
ーバートの艦隊保全主義/「大陸派」ウィリアム三
世の功績/イスパニア王位継承戦争/フランスの通
商破壊戦/英国の海上での優位獲得

  英仏抗争──大英帝国への歩み 70

オーストリア王位継承戦争/七年戦争──ピングの
銃殺刑/イギリス海軍の戦意の低下と硬直化/「艦
隊戦術準則」の弊害/「海洋派」ピットの登場/カ
ナダとインドの獲得/世界大戦の勝利──大英帝国


  アメリカ独立戦争 75

初期の海上作戦/フランス参戦後の海上作戦/チェ
サピーク湾の制海権/セインツの海戦──敵戦列の
突破/イギリス海軍の敗因/ピットの建艦政策

  フランス革命戦争 78

英仏抗争の最終段階の始まり/イギリスの苦境/ナ
ポレオンエジプト遠征軍との戦い/ネルソンの「命
令無視」/ナポレオンのイギリス侵攻作戦/トラフ
ァルガー海戦/大陸封鎖令とナポレオンの没落/パ
クス・ブリタニカの到来


第5章 パクス・ブリタニカ 84

パクス・ブリタニカとは/自由貿易主義への転換/
帆船から蒸気船へ──海運業の発展/戦略的要衝の
獲得/非公式の帝国/海軍の役割の変化──砲艦外
交/二国標準主義の始まり/地中海の海上勢力/パ
クス・ブリタニカ下の大西洋/パクス・ブリタニカ
を維持できた理由


第6章 帆船の発達と戦術 94

  帆船の発達 94

帆船時代の軍艦の発達/シー・パワーと木材の確保

  帆船の戦術 97

海上戦闘方式の発達/戦術準則の確立/信号システ
ムの改良/通商破壊戦の意義/私掠船、フリゲート
と護送船団


第7章 ネイヴァル・ルネッサンス 104

  技術革新の時代 104

産業革命の影響/ネイヴァル・ルネッサンスの始ま
り/蒸気機関とスクリューの導入/炸裂弾とアーム
ストロング砲の登場/装甲と装甲艦の誕生/通信、
信号の技術革新/石炭から石油へ/巨大総合兵器メ
ーカーの形成

  軍艦の進歩 110

軍艦の機能分化と装甲艦の進歩/装甲艦の優位確立
/近代戦艦の誕生/大艦巨砲主義への道─日本海海
戦/ドレッドノート革命/巡洋艦の変遷/水雷兵器
の発達/水雷艇、駆逐艦の登場/水中兵器の威力─
─フランス青年学派/潜水艦の登場と発達


第8章 新興海軍国ドイツ 118

ドイツ海軍の誕生/後発の帝国主義国家ドイツ/カ
イザーの海軍/ティルピッツの「リスク主義」/「
艦隊法」と建艦競争/ド級戦艦の登場と建艦競争の
激化


第9章 新興海軍国アメリカ 124

  アメリカ海軍の誕生 124

海軍の廃止と再建/ジェファーソン軍縮とトリポリ
戦争/1812年戦争とアメリカ海軍/ナポレオン
戦争後の海軍政策論争/海軍組織の発達/南北戦争
におけるアメリカ海軍/進歩から取り残されたアメ
リカ海軍

  海洋国家アメリカの建設 129

ニュー・ネイヴィー建設とマハン/海洋国家として
の発展/米西戦争─植民地帝国の仲間入り/フィリ
ピンの獲得と日米接近/ローズヴェルト──現代ア
メリカ海軍の父/棍棒外交/ハワイの海軍基地化/
パナマ運河の建設


第10章 新興海軍国 日本 137

  鎖国の終焉 137

ヨーロッパ諸国の東アジア進出/鎖国政策の変遷/
アヘン戦争の衝撃/捕鯨国アメリカとの出会い/黒
船来航/鎖国体制の終焉

  幕府海軍から明治海軍へ 141

幕府海軍の創設から終焉/日米修好通商条約/ロシ
ア軍艦対馬占拠事件/幕府海軍の戦いと終焉/明治
海軍──海兵隊の創設/海陸軍から陸海軍へ


第11章 日清戦争 146

  日本と清国の対立 146

眠れる獅子──清国/台湾出兵─初めての海外派兵
/主権線と利益線/北洋水師来航の衝撃/難航する
海軍建設/「旧式士官」の整理/海軍軍令部の独立
/進まない清国海軍の改革

  日清戦争 152

グローバルな英露抗争と朝鮮半島/日清の対立と開
戦の決定/豊島沖海戦と高陞号事件/黄海海戦─速
射砲と単縦陣の勝利/威海衛の戦い/戦争の終結─
─三国干渉/福沢諭吉の海洋国家論/日露戦争への



第12章 日露戦争 158

  日露開戦 158

義和団の乱と「極東の憲兵」/日英同盟締結/対露
開戦へ/仁川沖海戦──旅順口奇襲/黄海海戦と旅
順包囲戦/浦塩艦隊との戦い/日本海海戦─大艦巨
砲主義への道/近代兵器の実験場/戦争の終結

  新たな日米関係 163

新たな日米関係の始まり/友好から対立へ/対日戦
争計画「オレンジ計画」/グレート・ホワイト・フ
リート

  南進か北進か 167

北守南進から南北併進へ/帝国国防方針の制定/「
用兵綱領」──軍備拡張の論拠/「八八艦隊」の登
場/国力を超えた帝国国防方針/海軍と陸軍の対立


第13章 第一次世界大戦とパクス・ブリタニカの
終焉 172

  第一次世界大戦 172

消極的なドイツ海軍──要塞艦隊/イギリス海軍に
よる対独経済封鎖/ジュットランド海戦/潜水艦と
の戦い/アメリカの参戦/日本の参戦/ドイツの敗
北と艦隊の最期/戦争ルールの変化/対潜作戦と護
衛船団制度/帝国国防方針への総力戦思想の導入/
国防方針第一次改定/戦略の拡大と国際的孤立の始
まり

  パクス・ブリタニカの終焉 181

イギリスの海洋支配の衰退/二国標準政策とその限
界/イギリス海軍と新しい戦略環境/パクス・アメ
リカーナへの移行/「光栄ある孤立」の終わり/フ
ィッシャー改革と英連邦海軍創設/海洋大国アメリ
カの発展/パナマ運河の戦略的価値


第14章 戦間期のシー・パワー 186

  ワシントン海軍軍縮条約 186

ドイツに対する軍備制限──ヴェルサイユ条約/ワ
シントン海軍軍縮条約/対米7割の根拠/ワシント
ン体制

  国家戦略の喪失とロンドン海軍軍縮条約 19
1

帝国国防方針第二次改定/国防政策の迷走の始まり
/日本の漸減邀撃構想/米海兵隊作戦計画712D
/「導火線」となった「海の生命線」/「艦隊派」
と「条約派」/ロンドン海軍軍縮条約

  無条約時代と海軍航空の発展 197

ヴェルサイユ体制の崩壊/日本海軍の軍備増強/戦
間期におけるイギリス再軍備/戦間期における海軍
航空戦力の発展/イギリスの海軍航空/アメリカの
海軍航空/日本の海軍航空


第15章 第二次世界大戦─大西洋の戦い 204

  ヒトラーの海軍 204

大戦勃発─幻に終わった「Z計画」/ヒトラーの戦
略とレーダーの戦略/通商破壊戦の開始/効果的だ
った機雷戦/ノルウェー攻略/Uボートの活躍

  ドイツ海軍の終焉 209

フランスの降伏と英本土上陸作戦/不利になるUボ
ート戦/地中海の戦い/大西洋での通商破壊戦/大
西洋の戦いの終わり/独ソ戦の開始と北極圏の戦い
/レーダーの解任/最後の戦い


第16章 太平洋戦争への道 216

  無謀な開戦へ 216

帝国国防方針第三次改訂/海軍の軍備構想/軍備拡
張競争の敗北/時代遅れの漸減邀撃構想/進化した
レインボー計画/無謀な開戦へ

  開戦への道 221

大戦勃発──成立しない大東亜共栄圏/日米対立の
激化──日独伊三国同盟/国家戦略の分裂/戦争指
導構想/作戦構想─艦隊決戦の強要?/戦争指導の
混乱


第17章 太平洋の戦い 226

  緒戦の快進撃 226

第1段作戦──ハワイ作戦/マレー沖海戦─航空機
対戦艦の戦い/インド洋作戦/アメリカの対応

  攻勢作戦のつまずき 229

第2段作戦(攻勢作戦)への転移/計画になかった
ミッドウェー作戦/珊瑚海海戦─史上初の空母対決
/転換点となったミッドウェー海戦/不足するタン
カー

  国力の限界─守勢作戦 233

ガダルカナル島争奪戦/第3段作戦(守勢作戦)へ
の移行/絶対国防圏への転換/絶対国防圏の瓦解/
海軍作戦の終焉と特攻の開始/本土決戦準備と敗戦

  島嶼防衛と通商破壊戦 239

日本軍の島嶼防衛作戦/米海兵隊の強襲上陸作戦/
忘れられた通商破壊戦/連続攻勢の破綻/遅すぎた
海上護衛戦/太平洋戦争の根本的な敗因


第18章 海の地政学 246

  マッキンダーとスパイクマン 246

海洋国家の地政学/マッキンダーの「ハート・ラン
ド」/マッキンダーの世界観/スパイクマンの「リ
ム・ランド」/スパイクマンの理論/リム・ランド
論の発展

  マハンとコルベット 254

地政学者としてのマハン/マハンとコルベット/マ
ハンの中国に対する影響


第19章 冷戦の始まり─米ソの軍拡競争 257

大戦直後のアメリカ海軍/X論文とトルーマン・ド
クトリン/提督たちの反乱/冷戦初期の米海軍戦略
/ワイリーの順次戦略と累積戦略/ハンチントンら
のマハン「再考」/朝鮮戦争/スターリンの海軍再
建/ソビエト海軍拡張の基盤/フルシチョフの逆行
政策と戦略論争/キューバ危機/米ソ海軍の軍拡競
争/ソビエト陸軍からの独立/地中海での米ソ対立
─第三次中東戦争/外洋海軍として発展するソ連海
軍/パリティとなった米ソ海軍/1970年代のア
メリカ海軍戦略


第20章 冷戦の終焉─ソ連海軍の崩壊 272

  冷戦下のイギリス海軍 272

原子力時代のイギリス海軍/「スエズ以東」からの
撤退/フォークランド紛争

  ソ連のインド洋進出 275

インド洋における英米のプレゼンス/ソ連のプレゼ
ンス増大

  デタント 277

デタント下のソ連海軍/デタント下のソ連の軍事外
交/変化したソ連の海軍戦略/アフガニスタン侵攻
──デタント終焉

  冷戦終結へ 280

1980年代の米海軍戦略─レーガン軍拡/冷戦終
結──ソ連海軍の崩壊


第21章 中国人民解放軍海軍の歩み 283

  中国海軍の誕生 283

軍閥混戦時代から国民革命海軍へ/人民解放軍海軍
の誕生/第一次、第二次台湾海峡危機

  毛沢東の海軍 286

「近代化・正規化」ならず/毛沢東の「二本足」戦
略/アメリカによる「三線戦略」/米中接近、国交
樹立/ソ連海軍のインド洋進出/南シナ海をめぐる
中ソ越関係

  「現代化」する中国海軍 292

海軍建設路線の復活/外洋への進出──鄧小平の軍
事路線/近海防御戦略の発展/中国の海洋戦略──
戦略的国境/海洋における戦略競争/鄧小平の海軍
発展戦略/多層縦深防衛戦略とその発展


第22章 海上自衛隊の歩み 298

  日本の「再軍備」298

冷戦の始まりと自衛隊創設/1次防「身の程も知ら
ぬ過大なもの」/戦力なき軍隊/2次防─暫定型か
ら安定型へ/3次防──海上自衛隊の基礎完成/自
主防衛の頓挫と4次防/「国内政治化」した日米安


  日米共同とシーレーン防衛 304

ニクソン・ドクトリンと日米安保の活性化/基盤的
防衛力構想とGNP1パーセント枠/「新冷戦」の
本格化とシーレーン防衛/日米共同の深化─大綱戦
力の完成/タンカー戦争での蹉跌


第23章 冷戦後のシー・パワー 309

  湾岸戦争の衝撃 309

アメリカ海軍の戦略転換/日本──湾岸の夜明け作
戦/中国──情報化条件下の局地戦争論

  日米同盟の深化と国際貢献 312

政治空白の中の北朝鮮核危機/日米同盟「再構築」
/「周辺事態」への備え/戦後初の国家安全保障戦


  中国海軍の近代化 315

第三次台湾海峡危機/中国海軍の近代化加速と「海
軍ナショナリズム」/接近阻止・領域拒否(A2/
AD)戦略

  米軍の「失われた10年」318

長かった対テロ戦争/「世界の警察官」を降りたア
メリカ/米国防予算削減の影響/大国間競争に舵を
切ったアメリカ


終 章 シー・パワーの時代 322

  中国の海洋進出と台湾問題 322

「マラッカ・ジレンマ」/尖閣の危ういバランス─
東シナ海/南シナ海の地政学/「航行の自由作戦」
と中国の「リスク戦」/一帯一路/半世紀ぶりの台
湾政策見直し

  ロシア海軍の復活 328

ソ連時代の海洋戦略/黒海をめぐる地政学/ロシア
のA2/AD/ロシアの「エスカレーション抑止」
/プーチンロシアのゆくえ

  自由で開かれたインド太平洋 332

なぜインド太平洋か/日米豪印の連携「クアッド」
/NATO海軍との連携/「スエズ以東」へ回帰す
るイギリス/NATO戦略概念の見直し

  パクス・アメリカーナのゆくえ 336

「パクス・シニカ」?/中国の「間違った戦略」/
繰り返される大陸国家のあやまち/新たなシー・パ
ワーの結束へ


おわりに 342
主要参考資料 345
資料「関係年表」353

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いかがでしょうか?

●正鵠を射たかたちで世界史を理解する見方を手にできます。
●海軍の歴史を妥当な分量で俯瞰できます。
●海とは何か?への理解を得ることができます。

●わが国防安保戦略と海の関わりを把握できます。
●いまわが国が進めている海洋安保戦略への理解が深まります。

●海洋国家日本の核心をつかめます。
●世界は海を通してどういう変遷をたどってきたか?が見えます。

●知られざる海軍エピソードや知識、教訓を得ることができます。
●有名な海戦史の始終とエキス抽出、背景事情解説など、戦史からの
学びを有機的に得られます。


私を含め、一般国民レベルで、日本人の海への理解
は不十分ではないでしょうか?

「シー・パワー」への視座がないためかもしれません。
そのためか、我が国ではふわふわした印象だけで海
の国防安保を評価している感じを受けます。

そういう現状を乗り越えるためにも、
今回ご紹介している、わが海の守り人が記した海の
世界史の内容を頭に入れることは大事でしょう。


本著を拝読し、陸から見た軍事史と言ってよい、
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追伸

本著を拝読し、
海洋国家では、戦争が起きる要因は海から来る、
という学びを得ました。

先日紹介した、家村さんが現代語訳した、
『現代語で読む 林子平の海國兵談』も、
これを機会にぜひ読んでほしいですね。

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